わかりやすい プロジェクトファイナンスによる資金調達 インフラ投資を実現する
- 税務経理協会 (2021年6月23日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784419067854
作品紹介・あらすじ
プロジェクトファイナンスをスムーズに実現するにはどう進めればよいのか。複雑に絡み合う関係者の立場について丁寧に語る。
感想・レビュー・書評
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プロジェクトファイナンスによる資金調達について、借り手(出資者)目線で書かれた基礎的な書籍。
プロジェクトファイナンス関連の書籍は、一般的に分厚く辞書的なものが多い印象だが、本書ではプロジェクトファイナンスの概要(定義、メリデメ等)や組成、レンダーとの交渉について、実務家目線で分かりやすく書かれている。
分量的にもそれ程多くないので、本書を始めに読んだうえで、実務を行う中で、適宜、別の専門的な書籍を参照することが効率的と思われる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
インフラ投資やエネルギー供給から不動産開発まで、幅広く使われるようになったプロジェクトファイナンスについて、その仕組みの概要と借り手の視点からどのような点に注意して取り組んでいけばよいかを非常にコンパクトにまとめている。
教科書的な定義に止まらず、コーポレートファイナンスと比べた際の、リスクや融資機関の見方の違いなど、実際のところにも言及しながら説明しているため、実務に入る前に要点を摑むためには、とても良いと思う。
また、実務に入った後でも、個別性の強いプロジェクトファイナンスについて、特定の事例に流されずバランスの取れた見方をするためにも、レンダーとの協議のポイントなどの記述は参考になるのではないかと感じた。 -
プロジェクトファイナンスの解説本としては、一番勘所を捉えていて役に立った。一貫して調達する立場に寄り添って書かれているのが良かった。ファイナンスの考え方やプロジェクトの流れも掴める。
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プロジェクトファイナンス、SPCについて理解が深まった。自分の中のバラバラしていた知識が一つに繋がった感じ。全体感を掴むのにとても良い本だと思う。
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プロファイの入門書として最適。薄く広くカバーされており、案件検討は可能。あとはケース毎に対応する応用編になるが、実務を積み重ねるしかないだろう。
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内容が比較的具体的で概要を知るには良書。
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SPCの基本を学ぶには最適。
なかなかSPCのことを書かれている本が少ないなか、入門書的扱い。
巻末に用語集もあり、分かりやすい。
