- Amazon.co.jp ・マンガ (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784420137034
感想・レビュー・書評
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諸星作品は何度も読み返している為か、近所の武内神社(祭神は武内宿禰)に参拝するたび卵の割れるシーンが頭をよぎり、最近馬頭観音像の絵を見たときも・・・・色々な場所でそういえばと頭をよぎってしまうこと多し。どれだけ「すりこみ」されているのか私は。
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本当はジャンプコミックス版を読んで育ったのですが…
サムネ無いのでこちらを設置。
モロ☆先生はやはり凄い。
色々な神話や俗説を現代とドッキング。
幼稚園の時には理解不能でしたが…
中学時代でまあまあ
流石に最近読んだら理解しました。
最後、これから一体…
って、なんだか空虚な感じです。
タイムカプセルからドロリと崩れた人間の画。
あれを見て私は覚醒しました。 -
諸星大二郎は天才だ!!
私のお勧めは「暗黒神話」と「生命の樹」
宗教と民話が絡んだような話が好みなのだと思う。
漫画だと侮ることなかれ。 -
云わずと知れた諸星大二郎御大の代表作の一つ(……だよね?)。
歴史的大スペクタクル。面白いんですが……この人の漫画っていつもいつも、一体誰に力点おいて読めば良いんだろうって思う。
視点に迷う。
氏が鳥瞰図的に描写してゆくので、おそらく読者にもそれを求められているんでしょうね。難しい。
氏の作品って、結構予備知識必要な気がする。
彌勒仏をマンガの中で出しちゃうんだから、すごい。
56億7千万年後の世界を描く氏がすごい。
すっごい大法螺を、きっちり描き切るところが、格好良い。
何に一番驚いたって、これ週刊少年ジャンプに連載してたんだってよ。
ジャンプって……。 -
アートマン、邪馬台国、出雲神話、弥勒、宇宙、時空、輪廻、救世。 完璧。
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神から与えられた才能と云うのは、まさに諸星大二郎のことを指しているのだろう。
はじめて触れたときからずっと、読み返すたびにこの作品は興奮の絶頂と至福の時間、そして抑えきれない嫉妬をぼくに感じさせてくれる。もう何度繰り返し読み込んだか数え切れない。
古代から現代にかけて、ヤマトタケル伝説と邪馬台国伝承を軸に神話・宗教を素材として宇宙の意思に翻弄される少年を描く作者の壮大な構想には、ただ脱帽するばかりである。(真のテーマは未だ理解が及ばない、というか考えるのはナンセンス)
ともすれば難解に陥りがちな材料を、一級の娯楽作品に仕立て上げる作者の手腕は見事。
驚くべきはこの作品が発表されたとき、作者は若干27歳であったと言うことだ。しかも連載はあの週刊少年ジャンプ。初出は1976年であるが、未だまったく劣化することのない、歴史に残る一作である。
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これは・・・羅睺(らごう)だ!
宗像教授の話で、出雲の回ではこのマンガのバケモノが野次馬に混じって描かれてる。 -
少年ジャンプに連載していたときに最初に読んだ。手塚賞受賞第一作だと思うが、あまりに濃すぎてあの雑誌の中では浮き上がっていたことは記憶になお新しい。
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子供時代に読んで諸星大二郎の世界に引き込まれた作品。この「暗黒神話」を読んで古代日本に興味を持つ。
主人公の武が弥勒になったのかどうか未だに気になる。