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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784420152587
作品紹介・あらすじ
1966年・東京。ヴェネチア出身の大学教授ジャコモ・フォスカリは日本を代表する文学者たちとの交流の中、音楽喫茶パルマに働く青年・古賀に出会う。遠い記憶の日々が、いま再び…。
感想・レビュー・書評
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1960年代の日本を舞台に、ヴェネチア出身の大学教授
ジャコモ・フォスカリを通して、高度経済成長期の日本や
古代ローマ、イタリアの文化・思想の風景を書いている作品で、
いろんな部分が興味深くおもしろかったです。
BLの要素があると思ってもなかったので
最初は少しとまどったけど、うっすらとした要素だけなのと
人物がとても魅力的なので、気にならずに読み進められました。
ジャコさんと三島由紀夫と安部公房がモデルと思われる
日本を代表する文学者たちとのやりとりや
見たことのない音楽喫茶があった時代のノスタルジー。
立ち上がろうとするパワーと、今の日本が失った大切なことを
ジャコさんというフィルターを通してどう書いてくれるのか
今後の展開がすごく楽しみです。 -
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テルマエロマエのヤマザキマリ氏が描く、意欲作。ジャケ買い。渋いイタリアオヤジが主人公という取っ付きにくさも何のその、これは絶対期待できる!
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三島由紀夫ぽい人が出てますね。
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テルマエでもそうなんだけれど、おっさん、おばちゃんを描くとむちゃくちゃ味わいがあっていい! 続きが楽しみ!
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退廃的な雰囲気と、主人公の回想と現実がリンクしているところと、歴史を絡めているところと……など、好みの漫画だわ~。
続きがとても気になるが、現在officeYOUでは連載していないようなので、無事に完結するか不安……。
どうなっているんだろう。 -
「テルマエ」やその他のエッセイコミックとはまた違った雰囲気で。
謎の美少年、その姉(?)がこの先どう主人公とかかわってくるのか。淡々とした日常が描かれるなかでの、この美少年の存在が気になる。 -
1960年代、日本に客員教授としてやってきたイタリア人のジャコモ?フォスカリ。子ども時代の、古代ローマを愛するきっかけと父とのこと、奔放で魅力的な使用人の息子アンドレアのことを回想したり、花見に出かけた先で、知らない人の席で共に飲み、酔いつぶれたり、作家たちと交流したり。お気に入りのクラシック喫茶の美少年の店員が気になったり、その姉との物語が描かれたり。おだやかで真面目でいながら、そればかりではなく、隙があったり、思いを巡らせたり。目が離せない感。モンターレの詩集はちょっと気になる。
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また、変な感じのマンガをかきだしたな~。ヤマザキ マリ。そして、引き出し多いな。
シリアスなお話ですが、どこか変なユーモアがあっておもしろい。独特の雰囲気のあるマンガになっています。 -
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以前どこかでこの本についてレビューが載ったのを見て「私も読みたい!」と思っていました。はい、期待通りの面白さでした・・・と言っても、読む人を選ぶかもしれないのですが。淡々とでありながら、面白い友人に囲まれて過ぎていくジャコモの日本生活。そしてそれと対比するようにミステリアスな兄弟。ど派手ではないけどとても心惹かれるマンガです。買ってよかった(*^▽^*)。
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表紙、そして60年代をテーマにしたとの時代背景を聞いて、即買い。
作中の田部はどうみても安部公房だし、岸場はおそらく三島がモデルなのだろう。
そうなると、主人公のジャコモのモデルはだれだ?
ロマノ・ウルビッタだったらさぞかし面白いことになるのだろう。伊藤整の『近代日本人の発想の諸形式』に並ぶくらいのユニークな組み合わせができあがる。 -
田部のモデルは安部公房で岸場のモデルは三島かな。60年代的耽美な部分も描かれてて興味ぶかい~
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思ったほどではなかったが、好きな作者の作品なので次も購入するだろう。
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三島由紀夫と安部公房がモデルになった人物が登場する1960年代の日本。雑多で猥雑でゴタゴタした雰囲気が懐かしくも忌まわしい。
古賀少年とその姉の関係が、ジャコモさんにどう影響してくるのだろう。
それと古代ローマとの関係やいかに。
今後の展開に期待して星4つ。 -
このマニアックな世界好きだなあ。懐かしくないのに懐かしい。自由で、落ち着いた、こだわりのある人間になりたくなる。
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落ち着いた雰囲気、話し運び。しかし、どうしてもルシウスを思い浮かべるのは私だけだろうか。
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ネットで他にそういう感想がないので書きますけど、全編から溢れるBL臭……
テルマエで入った男性読者は注意したほうがいいと思います。
僕は楽しめましたけどw、耐性がないとちょっとつらい気がします
著者プロフィール
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