マッドメン(文庫版) (1) (集英社C文庫)

  • 集英社 (2006年7月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (292ページ) / ISBN・EAN: 9784420250061

作品紹介・あらすじ

ニューギニアからやって来た不思議な少年コドワ。その全身にほどこされた刺青にこめられた秘密とは? “大いなる仮面"と悪霊アエンの因縁は、コドワと波子を巻き込み、二人を運命へと誘う。そしてオンゴロの伝説と日本神話の繋がりは、はたして何を意味するのか…?
【同時収録】ユニコーン狩り/アリゲーター/辛口怪談

感想・レビュー・書評

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  • いわゆるカーゴ・カルトを扱ったもの。
    ホストあるいは「カプトゥ・ムンディ」が南洋の某所にあり、日本の神話もキリスト教も、はては近代合理主義のアメリカすらも、その宗教の延長にすぎないという、すさまじい世界を描く。
     豊穣神の属性である悪魔的な存在が、アメリカの会社を操ってカーゴを落とすという描写がある。
     作者の描く土偶は恐ろしいが、本作の怪物「ン・バギ」も、すさまじい説得力である。

  • タイトル、いいでしょ~

  • 変化の中で守るべきものとは何か。曖昧さは残るものの壮大なテーマを描ききった神憑り的名著。土俗や民族について考えるきっかけになった開眼の一冊でした。

  • とにかく魂が共鳴する漫画

    ニューギニアと日本を結ぶ古代神話の謎!

    深く深く深く
    ツツカレマス 
    これからの世界のあり方
    人間はどのように生きていくべきか
    答えはこれって出ないけど
    めっちゃ考えさされました 突き刺さります!

    二巻の鯖イバルっていう短編も大好き

    文化人類学勉強してる人にお勧め

  • うーん。ちょっと難しかった。

  • ゆらゆら帝国の坂本さんも大好き!マッドメン!!「空洞でした」とイメージがリンクする。他にもいっぱいリンクする。呪的逃走の辺りとか鳥肌が立つ。これをマンガでやるのか!!みたいな。凄いよ。堪らんよ…。

  • 神レベル。

  • 1冊のみ所有。
    諸星ワールド・・・・

  • ヒロインに若干の殺意を覚えますが

    すげーマッドメンすげー!

  • 僕は妖怪ハンターよりこっちの方が好きだな。

  • 読み終えて部屋の隅を見てみると、誰かがそこに座っているような気がする。

  • 縄文土器の話が面白かった。諸星大先生!

  • 多分自分が読んだのはチャンピオンコミックスだと思うんですが、、子供のころ古本屋で買って読みました。<br>
    で、翌日風邪で寝込みまして夢のなかにえんえん"おおいなる仮面"がでてきてうなされた記憶があります。<br>
    <br>
    見所はいろいろあるのですが仮面のデザインが秀逸です。多分元ネタがあるのですが、作中の教授じゃないですけどそのプリミティブな魅力は凄いと思いますよ。うなされるくらいに。<br>

    諸星大二郎はどれをとってもお奨めなんですよね。。妖怪ハンター系もそのうちに。

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著者プロフィール

1974年、「生物都市」で手塚賞入選。「週刊少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」連載デビュー。民俗学、中国の古典、SF等を題材に、幅広い分野で活躍する漫画家。代表作に「暗黒神話」「マッドメン」「西遊妖猿伝」がある。その独創的な作風から、高い評価を受け、2000年に手塚治虫文化賞マンガ大賞、2014年に芸術選奨文部科学大臣賞、2018年に日本漫画家協会賞コミック部門大賞等、受賞歴は多い。ジャンルを越え、多くのクリエイターに影響を与えたとされる。

「2019年 『幻妖館にようこそ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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