不器用なドリブラー

  • 創美社 (2011年9月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784420310550

作品紹介・あらすじ

永井秀樹、40歳現役サッカー選手の挑戦
Jリーグ発足当時ヴェルディ川崎に所属し、MFとして観客を魅了した永井秀樹。現在もJFL・FC琉球のキャプテンとして活躍し、サッカー現役人生を貫き通す男の心情を描くノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館でタイトルに惹かれ手に取ると、我らがFC琉球の永井さんの本でねーかい!とレンタル。
    サッカー人永井秀樹の知らなかった生き様。サッカーバブルと言われたJリーグ開幕から、様々な紆余曲折を経て、40歳を過ぎた今も現役で職業サッカー人をしている。無骨な性格から不器用な生き方をしてきたようだが、根底にあるのは、「絆」、「情熱」、そして「感謝」。普段から永井さんがブログなんかで書いてる「志」の意味が理解できたような気がした。
    こんな生き方をしたい。ありがとう。永井さん。そしてこれからもFC琉球をヨロシク!

  • 永井秀樹とは、彼が中学生そして私が小学生の時におそらく練習試合で対戦している。もちろんその後の彼は、大分・明野中学で全国優勝、国見高校で全国優勝、そしてJリーグへとサッカーエリート街道を突っ走ってきた。まだ、現役とは驚いた。私が思っている以上にサッカーと自分に厳しい人間であったことが分かった。

  • 永井選手と言えば「日本一のドリブラー」と言われたヴェルディ時代

    そしてフリューゲルスやマリノスでのトップ下での活躍。

    まさにJリーグ草創期の10番のイメージが強い選手でした。

    日本代表にいつ入ってもおかしくなく、W杯戦士になることが

    当たり前のような存在でしたが、そこに一歩届かなかった永井選手の苦節。




    ヴェルディの監督として永井選手とともに戦った松木さんは




    「悲しいかな、永井を武器として使える戦術が当時の日本代表にはなかった」




    「永井のようなタイプの選手は登場する時代が少し早かった」




    と語り、その才能を十分に認めています。




    ラモスを継ぐ男、ヴェルディ全盛期を知る最後の男として

    選手時代のピークをヴェルディにささげましたが

    そんな気持ちとは裏腹に、チームは衰退の一途をたどっていきます。

    ラモスが監督をしてJ1に上げたチームは

    再び方向性を見失いJ2へ転落。

    出資会社も手を引いていき、ヴェルディは存続の危機の状態のまで陥ります。

    そんな中で、永井選手は、結局チームをおわれるような状態退団。







    そして今、ヴェルディを離れ、FC琉球というJFL、沖縄のチームで

    再びJを目指す永井選手。




    この本は、Jリーグを見つめ続けた僕たちにとっても

    何か回帰させられる本で、とっても心に残る1冊になりました。




    永井選手にぜひまだまだ現役を続けてもらいたい。

    そして再びJの舞台へ。

  • 基本的にこの手の本は読まない。
    でもこの人だけは別。

    永井秀樹。

    子どもの頃からの憧れの選手であり、
    見かけによらず義理や人情を大事にする生き方も大好き。

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