- 集英社 (2018年4月5日発売)
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感想 : 43件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784420310802
作品紹介・あらすじ
「女のくせに」と罵られ、常に女子力を求められる。上から目線で評価され、「女だから」と我慢させられる。そんな〈呪われた女性達〉の不安や怒りを軽妙に語り、解決のヒントを探る雨宮流#MeTooエッセイ。
感想・レビュー・書評
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自分も同じ時期にゴスロリしていたので、雨宮さんのことは昔から存在は知っていた。彼女はゴスロリが「武装」と言ってたけど、自分にとってはあの格好が「何者か」になれるような感覚、というか自分が「他とは違う存在感」を見せつけるだけの道具だったのかな、と自己分析。個人的にこの本で共感した部分は『「何者か」なりたい欲求』について。20代の頃のその欲求は自分もやってたなあと思うし、今思うと黒歴史…。結局今は昔と思ってたのとは違う形でなんとなく「何者か」になったような気もするけど、実力はあまり伴えてない。
他の皆さんが感想で書いているように、男の人(特に昭和のおっさん)にこそ本書を読んでほしい。性別を入れ替えて考える、本当にそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだろうなぁ。
この年代の著者だからかな。
すごい力入ってて、リキみすぎてる様な気がして。
自分で呪いに輪をかけちゃってるんじゃないかしら
と、思った。
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もはや女子とか、おじさん、おばさん、お父さん、お母さんとか、そういうジェンダー的な垣根を超えていく時代になってきたな、と痛感する。そういう枠や暗黙のルールがある方がやりやすいこともあるのは事実ですが。
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自分も女子の呪いにかかっているなのかなぁ。
この本は女性が読むのではなく、男性が読み自分の何気ない一言が女性を気づけているかもしれない、ということに気づくべき。まずは、女性という部分を男性に置き換えるミラーリングをしてみよう。そうすると何か気づけるかも、、
この本は少し過激な思想、や表現を含んでいる部分も少なからずあるが、読んで後悔はしないと思う。
私は雨宮さんが経験したことの10分の1も経験していなくて、雨宮さんもわたしが経験したことの10分の1も経験していないと思う。そんなに育った境遇の違う私たちだけど、女性ということだけで立場が不利になってしまうという点では完全に同じ立ち位置。ずっと女子大にいると、こういうことが当たり前にされていることに正直言って気づかなかった... これから社会に出たら苦労するのかな -
女性であることによる、生きづらさについて、様々な事例を挙げられていたが、少し偏った方の例だったりして、みんなそうかというと、そうではないと思う。文章がきつめで、怒りが込められており、少々読み進めるのがしんどいかな、と思いました。
理不尽な状況に先人達が少しずつ声を挙げてきたから、いまの労働環境があると思うので、諦めてはいけないのだけど、実際の場面で、いちいち目くじら立てていたら、立ち回るのもしんどいよね、とも思う。 -
図書館で順番待ちして借りたものの、なんだか私には合わなかった。
いやー、痛い男がいる一方で女としても考えなきゃなーと思って読み始めたけど、読み進めるのがだんだんしんどくなってそっと本を閉じた。 -
本で紹介された事例は共感できるものばかりだった。身近でよく見るから不満を伝えにくい。少しもやっとしたことを説明できずに抱えこんでしまいがち。
最近のフェミニズムとLGBTQ(←間違ってたらすみません)の流れで、平成より性差別は減ったと実感してる。生まれた性に縛られず過ごせたら、少しは快適になる。
ミラーリングは効果あるけど、他にも対処法があると心強い。 -
とても読みやすくあっという間に読了。
しかし沢山考えさせられる内容であった。
他の本の引用も多く、興味を持てたのでこれを通じて次はこれを読もう、と多くの本に出会えた。
ジェンダー関連に興味はあるが何が読みやすいの探していた自分にとってはぴったりの一冊。 -
メディアでたまに目にする、「夫の不倫に謝罪する」妻。
「頑張れ」「努力しろ」と言うわりには、「でも、男以上に成功するな」というダブルスタンダードを要求する社会。「女子力」とか「女性の活躍」という言葉への違和感。「そんなこと言ってるとモテないぞ」「お前は女の本当の幸せを知らない」などと余計なことを言ってくるオッサン。
子育てする男性が「イクメン」と言われ、介護をすれば「ケアメン」と名付けられ持ち上げられるのに、女が仕事して子育てして家事してその上介護までしても誰も名付けてもくれないし褒めてもくれないという現実。
仕事ができる女は時に「女のくせに」「女だてらに」と揶揄され、場合によっては「女を武器にしたのでは」なんて勘繰られもする。「女を使う女」は軽蔑される一方で、女らしい気配りや身ぎれいさは当然のように要求される。
セクハラには「場の空気」を壊さないよう笑顔であしらう技術まで求められ、それが「大人の女のたしなみ」みたいに誤解されている。「無知」を装おうことを求められ、なぜかいつも男に「上から目線」で「評価」され、点数をつけられたりしている。
このようなことが、私が思う「〈女子〉という呪い」である。
この社会で「女子」たちは「女のくせに」と罵られ、なのに常に女子力を求められる。上から目線で評価され、「女なんだから」と我慢させられる。これはもう、呪われているとしか思えない! この理不尽さと生きづらさを「なんだか変じゃない?」と問いかけ、解決のヒントを探るエッセイ集。日本版#MeToo を応援する1冊。
日本には、「女子」にかけられた呪いが蔓延している。石原慎太郎のような男尊女卑のオヤジに「産めるうちに産んだほうが良いよ」と言われるのに、育児休暇を取ることに後ろめたさがつきまとい、仕事を続けたくても保育園不足はなかなか解消されず、家庭と仕事の両立を完璧にこなし家事をやるのは当たり前、仕事では男性の同僚に脅威に思われないように男性を上回るような結果を出さず、仕事場などでのセクハラは上手くかわし旦那の浮気に腹を立てずやり過ごすのが大人の女子のたしなみとされ、成熟した女性であることを求められる一方で思春期の女性が恋愛や性に興味を持つと親や教師にいけないことと抑圧されてしまうという理不尽が、女性につきまとう。
そういう男尊女卑の価値観の押し付けの連鎖を断ち切るには、男尊女卑なことを言われたら性別を入れ替えて言い返すことが効果的。例えば、「女子なら○○出来て当たり前」と言われたら、「男性なら○○出来て当たり前って言われたらどう思います?」と言い返すことで、相手に自分の価値観の歪みを気づいてもらうきっかけになる。
女子の同僚を味方につけたり、仕事上の力関係に乗じたセクハラや理不尽な扱いに対抗することなど、泣き寝入りせず黙らないことが周りの女性の立場の向上に繋がる。男性は、女性の言い分に黙って耳を傾けて味方になることが大事。
女性が読めば「あるある」と勇気がもらえるし、男性は女性が向き合う苦境を理解出来る日本版#MeToo本。 -
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桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPAC↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/616672 -
モヤモヤが文字化されているかなと
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モテるためにあんまりよく考えずに受け入れてた現実がたくさんあった。あまりにもジェンダー問題が実生活に溶け込みすぎてわからない、もしくはそのままでも良いんじゃないかと思ってしまう部分も自分にはあったなと思う。
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女性を差別する(気づいてない)オッサン、オバサンがこの世に蔓延ってるばっかりに、男性すべてが、クソ野郎のように思われるのは辛い
この人も男性への偏見を持ってるように感じるけども、そこは虐げられてきたから棚に上げてる感じもする
女性が男性有利社会で苦しんでいることは事実ではあるので、自分が、そうならないようにすればいいのかな
あと、この人は性別関係なしになんにでも文句言いそう -
読みやすかった。2018年に出版された本で、当時の世情に触れている部分が多く、当時を振り返りつつ、3年経った今状況は少しでも改善されているかというと決してそんなことはないなと思いながら読んだ(フェミニズムの問題は経ったの3年で劇的に進歩するわけではないと思うが)。著者がバンギャだった頃の記述に関しては、自分も10年前はバンギャだったので懐かしくもあった。
「メンヘラ双六を上がった女」のくだりでは、知人の女性が自殺未遂の過去を持つが結婚して今は幸せと語るエピソードが書かれているが、どうしても結婚を過剰に持ち上げすぎなように感じてしまった。結婚すれば全てよしというような…。その人にとってはそうかもしれないが、全ての女性が結婚すれば人生が安定して「メンヘラ双六上がり」というわけではないと思う。 -
女子の貧困率は単身者の3人に1人、65歳以上は2人に1人、孤独死は年間3万人、1人親世帯の貧困率は50.8%など、本当に経済大国日本か?と思うくらい衝撃的な数字が並ぶ。性的に搾取され、差別され、仕事は男並みにしても家庭で求められる役割は今までと変わらないなど、それ人間として普通に無理ですよね?と思われる過酷な状況は、女として産まれたことを悔やむほど。男が女に求める5K→可愛い、賢い、家庭的、体重が軽い、経済力がある、には笑えた。
でも最近はMetooなど、女性が声をあげ始めた。自分も今まで、女性が自然にやらされてきたことは、なんの疑問も抱かず慣習的にやっていたこともあった。でも、やはりおかしいと思うことは声をあげなければダメなんだ。自分が我慢すればいい、は人の為ならず。後世のひとのために、声をあげなければダメなんだ。皆んながそういう意識を持てば、きっと社会は変わっていける。
昔、セクハラ発言をしてきた上司が、こういうときは大人の返しをしなきゃだめなんだよと言ってきて、何も言い返せなかった自分がいた。あのときの自分に戻ってハッキリ言ってやりたい。それ、普通にセクハラですよ、って。 -
面白かったです。
未だに呪われている自分を自覚しました。若い頃の自分ってかわいそうだったとつくづく思います。
若い女子にはこんな呪いをかけてほしくないと思うのですが、進んでそこにどっぷり浸かっちゃう女子がいるのも事実ですわね。 -
男性に有利な価値観が蔓延する社会、女というだけで女性らしさ求められたり性的な対象として消費される日本社会は女性蔑視が酷いということをいろんなエピソードを通して考えていきます。
以下感想。
そういった問題提起の部分では納得も賛同もできます。そんなことがあったのなら大問題だと私も思います。だけど、私にとっては馴染みというか実感というかが無さ過ぎて、なんだか遠い違う世界の話を読んでる心境でした。おそらく筆者にとっては現実だったのだろうけれど。
女性だからこうなってしまったと性別のせいにしてかなりこじらせた話になっていくのは共感しづらく、モヤモヤがたまりました。結局のところは、女も男も自分の思い通りにならないことを疎ましく思うのだろうなあと思います。
『〔男と女の〕どっちがいいとかじゃなく、「女はこうあるべき」「男はこうあるべき」という価値観から解放されたほうが、みんな幸せになれる気がする』という一文や、「年相応に生きろという圧力」への反感などの主張は、全くその通りだと思いますし、この本の中でも最も共感もできたお話でした。 -
わたしはこの本結構好きだったなぁ
キャバクラ時代のお客で生まれ変わったら男になりたいっていったらキレてきた話が印象的でした。
これは男性にも読んでほしいけど
女性にも読んでほしい!!!
こういうことを私は今まで知らなかったから
これを女性が知ることでもっと女性が一致団結できると
思う。
男と同じ対応を求めるってよりも
性別を超えた人間に男も女も近づけることを
目指したらいいんじゃないかと思う -
とても読みやすく、勉強になった。
私がふだんしてしまっていた差別的言動に気づかされた。男こそ本書を読むべきだ。
まさかこの本を読んでいる間に、東京医大の件が明るみに出るとは。
著者プロフィール
雨宮処凛の作品
