臨床心理士と精神科医の夫婦が子育てで大事なこと全部まとめてみました

  • 集英社クリエイティブ (2023年3月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784420311014

作品紹介・あらすじ

厳しくすべきか見守るべきか、
親がリードすべきか、子どものペースに合わせるべきか―。
成長にともない変化していく子育てのお悩みを
発達心理学、行動遺伝学、進化心理学という3つの視点で解決!

非認知能力、自己肯定感、自己効力感、子どものHSP、教育虐待、性教育、中学受験、反抗、思春期危機、レジリエンス、いじめ、不登校……etc.
子育ての気になる課題と対処がマンガでよくわかる!

マンガ、イラスト/松尾達

●目次より抜粋

1章【乳児期】0~2歳
マンガ「三者三様の子育て」
・子どもが3歳になるまでママは一緒にいた方がいいの?
・自尊心や性格は家庭環境で左右される?
・過保護な子育てのリスクは? ……ほか

2章【幼児期】2~6歳
マンガ「子育ては厳しく? それとも自由に?」
・英才教育を重んじることで逆に軽んじてしまうことは?
・認知能力と非認知能力って何が違うの?
・英才教育で親がハマる「罠」とは? ……ほか

3章【児童期】6~12歳
マンガ「どうやって自立させればいいの?」
・どう褒める? どう叱る?
・よい子がハマる「罠」とは?
・中学受験はさせた方がいいの? ……ほか

4章【思春期】12~18歳
マンガ「子どもの幸せって何?」
・なんで反抗するの?
・なんで親友をつくることは必要なの?
・なんで不登校になるの?……ほか

こんなときどうする? Q&A 53例
Q 「抱っこ抱っこ」とせがまれたら?
Q ギャン泣きが止まらないときは?
Q 子どもから「なんで勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたら?
Q 子どもが「大変になってきたから塾をやめたい」と言ってきたら?
Q 子どもが「ゲームをやり続けたい」と言って暴れたら?
Q 娘がパパ活していることがわかったら?
Q 息子から「自分は男じゃない気がする」と言われたら?……ほか

●著者について
杉野珠理(すぎの・じゅり)
臨床心理士、公認心理師、心理学講師。心療内科でのカウンセリングのほか、企業や自治体で親御さん向けの子育てセミナー講師、自治体で中高生向けの心理学講座の講師を務める。一男一女の母。

荒田智史(あらた・ともふみ)
精神科医、精神保健指定医、精神科専門医。東京都立梅ヶ丘病院(現・東京都立小児総合医療センター)、関東医療少年院などを経て、現在は医療機関の精神科・心療内科で診療をしている。また、定期的に自治体で就学前相談や思春期相談を受けている。一男一女の父。

感想・レビュー・書評

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  • エビデンスのある子育て方がぎゅっと詰まった一冊。グッドイナフマザーという概念はたくさんの母親を救うだろう。我が家はこれから学童期に入る子どもがいるが、その先に待ち受ける思春期のことを予習する意味でも今のタイミングで読んでよかった。子育ては長い戦いだけど、やるしかない。このような本を読んで伴奏してもらいながらぼちぼちやっていこうと思う。

  • 子育ての正解のない対応を、年齢層別に、臨床心理士と精神科医の視点から評価していてくれている。良い対応も、悪対応もこういう方法もあるのかと発見がある。私は捻くれた子供だったので、親の説教を、ただ本に書いてることを「言ってる」だけと思っていた。バランスが大切なのかもしれない。

  • 【請求記号:379 ス】

  • 子供の年代別で関わり方が記載されていて読みやすい。また、人間の遺伝子的になぜ反抗期やいじめがあるのか、友達作りや恋愛がいかに大切か、中学受験は子供が望まないのであればあまり意味がないなど、色々と勉強になった

  • 思春期の子どもには、味方になる、大人扱いをする、夢を語り合うといったかかわり方がひつようである。親友をつくること、恋愛も必要。

  • 子育てで気をつけたいことが生まれた時から、育つまでわかりやすくまとめてある。

  • 2歳になったらまた必ず読む

  • 臨床心理士と精神科医が書いているということもあり、自分との親和性が高く、根拠となるデータから結論に至るまで非常に納得感のある内容だった。

    新生児から思春期まで幅広く書かれているので、期が熟したら再読したい。

    また、巻末の参考文献も、専門家ならではのコアな論文から、専門家が出版している一般向けの育児書まで多様に掲載されているので、派生してこれから何冊か手に取ってみたい。

    ●備忘録
    「子育ては本能的なものなのでしょうか?
    結論から言うと、子育てに限らず、食事やセックスを含めて、人間の行動のほぼ全ては、本能だけでできるものでありません。
    もう1つ必要なものがあります。それが、経験です。」

  • 幅広い年代ごとのよくあるお悩み事が1冊にまとまっているので、困った時や節目節目に読んでおけば子供への適切な対応ができそう。

    しっかり論文をあたって書かれているので、アドバイスがふんわりとしていなくてとてもいい。幼少期にしっかりと心の安定を育てて、思春期からは徐々に手を離して自立できるようにするのが親の役目との事。また、遺伝や家庭外の環境で決まる事も多いので、小さい頃こう育てなかったから、など気に病む必要はあまりないそう。ちょっとホッとする。

  • 子どもが大きくなったらまた読む

  • タイトルからすごく期待して読んだけど、結局知りたいことはよく分からなかった。
    どこかで聞いたことあるなあという内容のわりには、専門用語が多すぎて、何を言いたいのかが伝わりづらい。
    漫画の例は極端だし、「こんなときどうする?」の◯×△も、子どもや家庭によって正解は違うだろうと思うし、読んでいてなんだかモヤモヤした。

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著者プロフィール

杉野 珠理(すぎの じゅり):監修臨床心理士、公認心理師、ゆうメンタルクリニック講師、コミュニケーションラボ代表。臨床心理士と精神科医のコミュニケーションラボ

「2023年 『心を癒す、静める、整える 立体マンダラ ヒーリング切り絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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