61歳で大学教授やめて、北海道で「へき地のお医者さん」はじめました
- 集英社クリエイティブ (2024年2月26日発売)
本棚登録 : 265人
感想 : 22件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784420311038
作品紹介・あらすじ
精神科医として知られる著者は、2022年春、北海道南部のむかわ町穂別にある「へき地診療所」で総合診療医としてデビューした。
この大転換をひっそり決意したのは50代半ば。そこからの転職活動はハードルの連続! 年下の医師から学ぶ総合診療医研修、35年ぶりの自動車運転免許再取得、はじめてのクルマ購入、転職先探しとオンライン面接、大学教授職辞職、慣れ親しんだ東京から北海道への引っ越し……。
そこまでして「むかわ町穂別」に就職した理由は……え、「恐竜」って、何それ、なんで!?
定年が見えた年齢からの一大決心。その発端を少女時代まで遡り、心のままに突き進んだ慌ただしくも魅力的な“人生大転換ストーリー” !
【著者略歴】
香山リカ (かやま・りか)
1960年、北海道札幌市生まれ。東京医科大学在籍中から執筆活動を始める。同大学卒業後は精神科医として臨床に携わりながら、帝塚山学院大学教授、立教大学教授などを歴任。また現在に至るまで精神医学、政治、カルチャー等、幅広いジャンルで執筆活動を続け、多数の著書を刊行している。50代半ばから地域医療を志し、2022年4月、北海道のむかわ町国民健康保険穂別診療所に総合診療医として着任。週末には東京での精神科診療も継続しており、北海道と東京を往復する2拠点生活を送っている。
【目次より】
◆第0章 「ふたつの死」に背中を押されて
ひとつめの死 母親との別れ/ふたつめの死 中村哲先生が亡くなった
◆第1章 へき地医療への道、開幕
地域医療の最前線で働く同級生たち/まず、からだを鍛えよう/運転の話 35年ぶりの再チャレンジ/総合診療科研修希望、連敗/救いの神は、まさかの母校! etc.
◆第2章 転職活動、本格始動!
国際医療に貢献したい/海外に行かなくても「一隅」は照らせるはずだけど/デイヴィッド・バーンに恥ずかしくない生き方がしたい etc.
◆第3章 ちょっと昔ばなし 科学好きの女の子が精神科医になるまで
わりと昔の話 科学が好きな小学生/古生物学や天文学に親しんだ中学時代/高校で上京、はじめての下宿生活/科学との別れ、ポストモダンとの出会い/「香山リカ」誕生 etc.
◆第4章 職場決定、決め手は恐竜
「恐竜博2019」/カムイサウルスにのめり込む/「むかわ町」って、あの「むかわ」?/心を決めて、穂別診療所に連絡!/いよいよオンライン面接
◆第5章 いざ、“カムイサウルスの町”へ!
穂別の地に見参!/カムイサウルスにごあいさつ/はじめてのクルマ購入/運転の話ファイナル 恐怖のマルホランド・ドライブ/穂別の冬を越えて/へき地診療所常勤医の日常 etc.
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
人生の大転換を遂げた著者の物語は、地域医療への情熱と個人の成長を描いています。精神科医としてのキャリアを経て、北海道のへき地診療所で新たな挑戦を始めた著者は、運転免許の再取得や転職活動を通じて自らを奮...
感想・レビュー・書評
-
精神科でも医師、2010年、父が小樽の自宅で死んだ際、死亡診断書を書いた。その2年後、母に肺がんが見つかって体の不具合が進行して母は東京に来ることも著者が同居することも拒み…2019年、電話で「もうダメかも」というのに驚き翌朝始発の新千歳便で駆けつけたが…玄関口で倒れそのままこときれた…警察に保険金殺人でないかと疑われるうっとうしさ/それと中村哲の死で「生きたいように生きなければ」と思った/1年のサバティカルの冒頭3ヶ月を失効した運転免許再履修に費やした。
理系研究者となりたかった欲求を診療所近接のカムイサウルスのある博物館で癒やす詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人生はどう進むのか先はわからない。著者のパワフルさに脱帽し、自分も何かできる気がしてきた。
-
「毎朝、東京とは全く異なる穂別の風景の中を出勤しながら、心の底から懐かしいような嬉しいような気持ちが込み上げてくるのを感じる」
タイトル通りの本。興味半分で手に取ってみたら、面白そうだったので借りてきたが、当たりだった。ネタバレになってしまうが、恐竜を目当てに転職先を決めたらしい。やはり好きなものがある人は強いな。そもそも、子供時代は医者ではなく科学を目指していたらしい。
筆者が文筆活動を始めたのは、高校時代に松岡正剛が編集長を務める雑誌「遊」を読むようになり、大学に入って工作舎に遊びに行くようになり、雑誌づくりの手伝いをすることになったことがきっかけ。
それにしても、終始ドジキャラを貫いているし、映画を見て「決心」したり、恐竜の展示を見て感動したり、YMOに興奮したり、新庄監督の誕生に喜んだりして、結構「感受性の高い」方らしい。精神科医も一人の人間なのね。
なお、筆者のお母さんによると、「女にとって、60代は人生で一番いい時期だと思う」とのこと。 -
著名な方だが、著作物を読んだのは初めて。
僻地の医者になるまでの半生記。
その考え方や行動力に嫉妬してしまいます。 -
最近ツイッターでよくお見かけする香山先生。地元愛溢れる投稿に、赴任の経緯を知りたくなり読んだ。無駄のない読み易い文章の中に誠実さも感じ、一気に読了。好奇心と行動力に敬服します。恐竜にそこまで惹かれるものなんですね・・・・・・。私もコロナの頃はよくDVDで「ブレードランナー」見てました。
50代後半になったからこそ先生の焦燥に共感する一方で、どこかで変化を求めながらも何かと億劫になり、半分余生のような気持ちで老後に怯えている自分には想像も出来ないような、ただただ驚くばかりの話でもあった。「アメリカン・ユートピア」観てみようと思う。先生、これからも健康でご活躍ください。 -
あの精神科医の香山リカ先生です。
自分が本当に求めていることを、きちんと理解して実現していくって、言うは易し行うは難し、ですよねー。言い訳を見つけて、フェイドアウトしたり楽なほうへ目標修正しちゃうのが人間ですよねー。
難点を言えば、本のタイトルが嫌です。「◯◯が△△して□□しました」ネットだとキャッチされやすいようにキーワードを増やすのかな?うざい。「大学教授/精神科医、僻地医になる」で十分でしょ。 -
香山リカ先生のファンで、1番最初に読んだ本は2009年に出版された『しがみつかない生き方』でした。実は2026年の2月にダーウィンルームで香山先生の対談会があることを知り、先生がへき地のお医者さんになられたこと。またそのきっかけが中村聡先生の生き方であったことに知り、この本に出会いました。
私も先生と同世代で、かつ北海道出身であり、書かれている文書の内容に共感しながら一気に読み上げました。大学教員ですが、仕事に忙殺され、早期退職を決め、それから生き方が少し楽になりました。先生のようにスペシャリストではありませんが、何か地域のお手伝いができたらと思っています。時々疲れると北海道の大自然にいだかれ、癒されています。いずれは先生のおられるリニューアルした穂別の博物館でカムイザウルスに会いたいと思います。
-
楽しく読めました。
60歳を過ぎると安定を求める人が多い中で、地位を捨て、見ず知らずの土地へ行くポテンシャルの高さに驚きました。
何かを覚えることも難しくなってくる年代で、一念発起して取り組む姿は励みになりました。
科学が好きで、医者になったのは成り行きだったことにも驚きました。
驚きの連続。 -
東京での大学教授を辞めて、穂別町の診療所で地域医療を始めるに至る話。大変や決断だと思うけど、そうと決めて行動に移すバイタリティは素晴らしい。
-
そう、決心すれば何でも出来るんてすね。
人生は一度きり、ちょっと思い付いたことも、子供の頃からの憧れも
何でも試してみたら良いですね。
もちろん誰もが香山さんのようにはいかないでしょうが
ジタバタしているとなんとかなるかもしれません。
先のことなど分からないのだから
前向きに変かを楽しみながら
生きていきましょう! -
最近話題のリスキリングの
例として興味深く読んだ。
細心、万全になろうとすれば
するほど、何もできなくなるの
キモは押さえた上でのエイヤ!は
大事かもしれない。 -
498
4.5 -
なぜ50代も後半戦に入ってから「へき地で医者をやってみたい」と思うようになり、何年もかけて準備したのだろう。なぜ恐竜の町・穂別を選んだのだろう…。少女時代も振り返りながら綴る、人生大転換ストーリー。
すごい人。 -
行き当たりばったりな行動でも、無駄な経験はない。
人生、何歳からでも挑戦できることを示してくれた一冊だった。
著者と同じく、私も運動神経がかなり悪い。
(体育の授業では、怪我をするからと言われ、先生のお手伝いをしていたくらい…。)
言い訳をしつつも、35歳で運転免許証を再取得するってかっこいいなと思った。
穂別野外博物館、行ってみたいなー。 -
精神科医でありカルチャー系の著書も数多い筆者。61歳にして大学教授を辞めて北海道でへき地医療に携わる。
行き当たりばったり偶然の連続の波乱の展開。これだから人生は面白いのだろう。キッカケとなる2つの死も結果としてプラスに。
60歳過ぎてもまだまだ人間には新たな可能性がある。勇気づけられる一冊。、
著者プロフィール
香山リカの作品
