月夜に盗まれた誘惑のキス (ベルベット文庫)

アナ・キャンベル 芦原夕貴

• 集英社クリエイティブ (2016年2月19日発売)

作品紹介・あらすじ

准男爵リチャードは家宝を取り戻そうと、お堅い歴史学徒で牧師の娘ジュヌヴィエーヴを誘惑するが、どんどん本気の恋となっていき、しかも彼女の貞操と家宝を狙う悪人まで出現して……。シリーズ第2弾!

感想・レビュー・書評

[ルーさんの感想 · 2018年7月29日]

ジュヌヴィエーヴ、要所要所でちょっと短絡で、冗談やおしゃべりの描写が少なくて会話が死んでるみたい。人物形成に齟齬があり、頭の回転が良いとは思えないからか、中盤飛ばし読みしちゃった。

[ふみさんの感想 · 2017年1月21日]

面白かった！ラブシーンが多くて読みながら赤面する事も多いんだけど、サスペンス要素もあってハラハラしながら読み進めちゃう。シリーズ前作でも感じたけれど、完璧ではない家族を持って生きる女性の物語だな、と思う。そこに焦点をあてた現代の小説は読んでいて辛くなってしまうけど、ロマンス小説だけに、水戸黄門的なハッピーエンドがあるはずって信じて読めるから安心出来る。シリーズの続きが邦訳される事を切望します。