- Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
- / ISBN・EAN: 9784420320399
作品紹介・あらすじ
有名作家の父を失い、26歳で天涯孤独・無一文の身となったイジー。ある日、名前も知らない伯爵から城を譲り受けるが、その城には危険な香りのするハンサムな公爵が、世間を避けるように住んでいて…。
感想・レビュー・書評
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2015年RITA賞ヒストリカルロマンス部門で受賞した作品です。
ヒロインは父を亡くし、無一文で放り出され、相続した廃墟同然の城に望みをつなぐ女性。しかし、彼女の境遇は父の書いた物語によって、永遠の夢見る少女を演じ続ける26歳。父の物語の影響力は凄まじく、いわゆるオタク集団に愛されている人物なのです。そんな彼らの夢を壊すまいとするヒロインなのですが、やっぱり本当の自分を見て欲しい。
そんな小さな願いが、盲目の伯爵との出会いによってロマンスへと発展していくのですが…どうなることやら、読んでのお楽しみで。
笑いあり、涙ありで、ホットなシーンもそれなりに多めのヒストリカルロマです。テンポのいい掛け合いが楽しく、主人公たちの葛藤もいい感じに彫り込まれていて、読み応えのあるお話だった。
ただ、オタクに抵抗を感じる人は共感しにくい部分があると思うので注意。
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5397.html -
初作家さん。最高でした*\(^o^)/*ヒロイン・ヒーローどちらも境遇は最悪でダークなストーリーになりそうなのに極上のラブコメになってるなんて素晴らしい!ニヤニヤが止まらない〜と思いきやホロリとさせられる場面があったりと大満足。おとぎ話のようですがホットなシーンもちゃんとあります。原題の『Romancimg the Duke』というのも素敵です。シリーズ次作も是非読みたい!
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978-4-420-32039-9 503p 2016・6・30 1刷
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孤独なh/hが、お互いの傷をいやす話
結局、公爵の財産を横領、城を勝手に売却していた犯人は捕まらず、ヒロインから何もかも奪った従兄にも罰は下されず、そのあたりが消化不良に終わったのが残念。