河合隼雄セレクション こころと人生 (創元こころ文庫)

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  • 創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422000541

作品紹介・あらすじ

子ども時代、青年期、中年期、老年期と、こころにはそれぞれの時期に特有の問題がある。鋭い目で人生の真実を見抜くのびやかな子ども時代、心の底深くに得体のしれぬものを抱えて苦しむ青年期、最も安定しているはずの時期に最も大きなこころの危機を迎える中年期、生きるということの意味を再び問いなおす老年期──と、人生のそれぞれの時期のこころの問題を、臨床家としての目がこまやかにとらえた同名タイトル講演集の文庫版。巻末解説は、心理占星術・神話研究者の鏡リュウジ氏。

感想・レビュー・書評

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  • こども、青年期、中年期、老年のライフステージに分けて、人の心理を語る。老年の死への準備。著書のゆったりとした語り口が幸いして、読んでいると、恐れることなく、死についてを正面から捉えることができる。中年期、どう危機をやり過ごすか。創造の病と表現して、危機を創造に変える発想。漱石の伊豆の大患以降の例も挙げられている。著者の話には共感するところが多い。

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プロフィール

河合 隼雄(かわい はやお)
1928年6月23日 - 2007年7月19日
兵庫県多紀郡篠山町(現・篠山市)出身。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。1952年京都大学理学部数学科卒業後、京都大学大学院で心理学を学びつつ、数学の高校教諭を兼業した。
天理大学で助教授時代にユング研究所に滞在し、ユング派分析家の資格を取得。日本における分析心理学の普及と実践に邁進。箱庭療法導入者としても知られる。欧米の心理療法を日本文化に根ざす仕方で導入を試みており、日本論・日本文化論の著作も多い。
主な受賞歴に、1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、1988年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞、1992年日本心理臨床学会賞受賞、1996年NHK放送文化賞をそれぞれ受賞。1995年紫綬褒章、1998年朝日賞、2000年文化功労者顕彰。
なお2012年に一般財団法人河合隼雄財団が設立されており、そこで本人の名を冠した「河合隼雄物語賞・学芸賞」が設けられている。

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