- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422100517
作品紹介・あらすじ
社会人として身につけるべき人間関係の原則を具体的に明示して、あらゆる自己啓発本の原点となった不朽の名著。
感想・レビュー・書評
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Fri, 25 Dec 2009
戦前に書かれた本だというのに,
今読んでもまったく色あせない.
というか,「人間」というのは本質でいつまでの変わらないし,
それを突き動かす欲動の原理というのは普遍的なものなのだということがよく分かった.
D.カーネギー は 今でさえ「ビジネス書」というよく分からないカテゴリで扱われるようになった「人生論」「自己啓発」本のはしり というか 古典.
現在では,コヴィーの「7つの習慣」が一つの金字塔ではあるが,
カーネギーの本を読むと,その源流がわかるようで,
コヴィーが そこまでオリジナルでも無い事が分かる.
ある意味で,
「原則を言って,多くの具体事例でその原則をサポートする.という運び方」
「科学的事実を偏重せず,人間の本性を大切にする」
というあたりが,非常に共通している.
人を動かす 以外にも何冊かあるんだが,とりあえずコレを読んでみた.
コヴィーもそうなのだが,カーネギーもそうで,
西洋的個人主義ではなく日本的関係主義的なところがにじみでる.
「議論を避ける」
「人のあやまりを指摘しない」
など,議論をよしとするアメリカの風土とは,まるで相容れないものかもしれない.逆に,日本的なのかもしれん・
本書でも人間関係論のホーソン実験などにも触れられており,
みな仕事のパフォーマンスが決して金銭報酬などではなく,
にこやかな人間関係の上に成り立つことを認めている.
科学技術の立場にあれば,「議論」をすることは 必須だが,
「議論」が 人をやりこめる ことに終始してしまっては,やはり
非生産的だ.
意味の世界の生き物としての人間として,社会人として,ビジネスマンとして,意義深い本だ -
人に好かれる6原則
・誠実な関心を寄せる
・笑顔で接する
・名前は、当人にとって、もっとも心地よい、もっとも大切な響きを持つ言葉であることを忘れない
・聞き手にまわる
・相手の関心を見抜いて話題にする
・重要感を与える。誠意を込めて -
名著なのは間違いないですね。
沢山の実話とシンプルな原則で構成された自己啓発本とでも言えば良いのか。。。
この本を読んだ後で実際に仕事の打ち合わせなどしていると、同じような案件でも、確かにスムーズに行く時と難航する時で話し方が違うなと実感できる。
(そして、仕事ができる人ほど本著に書かれている原則を踏まえて話していると気付く)
会社のデスクに原則をメモ書きしてるだけでも効果が出ると思います。
自分の言いたい事、やりたい物事がうまく進まない時、一度この本を読み返そうと決めました。 -
非常に読みやすく、且つためになった。
人に言われると「そりゃわかっているよ」と言いたくなることだけど、本を読みながらゆっくりと自分を見直していると、実はそれを実行できていないことが痛感した。
下手なテクニックに頼るのではなく、本質的に人と共同作業を行うために重要な考え方が詰まっていると思う。
時を置いて、再度読み直そう。 -
ずいぶん長い間「積ん読」状態だった本(まだまだたくさんあるが・・)、FBで勧めている方があって、思い出して一気に読んだ。「人を動かす3原則」「人に好かれる6原則」「人を説得する12原則」「人を変える9原則」「幸福な家庭を作る7原則」が、事例とともに解説してある。リンカーンやルーズベルトなど大国の指導者の事例、アンドルーカーネギーなど大企業の経営者の事例だけでなく、自動車修理工場やセールスマンの事例などもふんだんに用いられて分かりやすい。書いてあることは全て納得なのだが、実践できるかは自分の心次第だな。時々読み返さなくては。
「人を非難したり馬鹿にするのはどんな馬鹿でもできる。馬鹿者に限ってそういうことをしたがる」「目が不自由だが優れた聴覚を持った移民の子に、教師がすばらしい才能と誉め称えた。後のスティービー・ワンダーである」「人を説得して何かをやらそうと思えば、まず自分に尋ねてみることだ。どうすればそうしたくなる気持ちが起きる?」「意見の不一致を歓迎せよ。二人の人間がいていつも意見が一致するなら、そのうち一人はいなくてよい」「海が数知れぬ渓流のそそぐところとなるのは身を低きに置くからである」 -
リーダーはどうあるべきか、他人に対してどう接するべきかという話。
それぞれの項目について、非常に具体例が多くて、説得力がある。
自分も忙しい時にはつい、厳しくあたってしまう事があり、反省するばかりだ。
ミスを怒らず、感情に任せて厳しい事を言ったりせず、自尊心を傷つけるような事をせず、相手をリスペクトして、ほめて、相手に重要感を与え、話をしっかり最後まで聞く。 -
もやもやのラベリング
書いてあることは至って当たり前。まあそれが難しいのだけれど笑。つまり、これといって目新しい視点が加わるわけではないということ。しかし、この一冊は自分が人間関係を構築していく上での大きな指南書となりそうだと強く感じているのである。
すべて理解できる、納得する。一方で、それらを実践出来るかといわれたら返答に困るだろう。当たり前が難しい。
読了後に残る漠然とした感情は自分を通して写した本の色のようなものだと考えていて、それが評価の基準となることは多い。この本のそれは、「脳内の異常なすっきり感」である。これは、考察するに、もやもやのラベリングができたからではないかと考えている。もやもやとは、人を傷つけ傷つけられた経験、過ちを指摘しては指摘された経験、思い出せばいくらでもあるが、つまり消化不良の経験である。それらは大半がネガなイメージとしてだけ残り、その時どうすればよかったかなどは忘れることにしていただろう。まあ忘れたようで簡単に忘れられるものじゃねえんですわ。どっかで引っかかってるんですわ。でも必死に忘れようとしてるんですわな。結局どこかへ葬り去ったはずの記憶は消化不良のまま心の内奥に潜在している。それがもやもや。
で、そんな経験それぞれがぴたっと当てはまるような解決方法がこの本にはほとんど載っている。直接的にはそうでなくとも、最終的にこの本の内容におおよそ落ち着く。つまり、消化不良だった経験がページを繰るごとにその紙にピタッと張り付いて綺麗に整理されるイメージ。読み終えると身体は軽くなって本は重くなる。
いい本読んだなあという気持ち。苦い経験も少し良いイメージに変わりつつあるかもしれない。 -
買ってからもう十年近く経つんだけど、何でもっと早く読まなかったんだろう、という気持ちと、今だからこそ読んで良かった、という気持ちとが半々。人間関係における原理原則、いわば『当たり前のこと』が書かれているので、20代の頃に読んでもあんまりピンとこなかったかもしれない。でも今は思う、コミュニケーションスキルとか色々学ぶ前に、これ一冊読めばだいたい解決できるんじゃないかと。
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