30歳からの人生リセット術 (創元社ビジネス)

著者 :
  • 創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422100876

作品紹介・あらすじ

悔いのない30代を生きるために必要な仕事や人生についての考え方・行動とは?

感想・レビュー・書評

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  • 型から入ることの重要性 - 読んだものまとめブログ http://t.co/M6Lhi6X via @sadadad54

  • 平凡な自分をいかにして何者になるか。公私個の3つの分け方、ライフワークやテーマについて、二段階上の立場で考える、30代は死ぬ気で怒涛の仕事量をこなす、人に相談せず決断し本気でやる、旅をする、学びの方法、人間関係やコミュニケーション、目標設定と努力など。

  • これを知る者は、これを好む者に如かず。
    これを好むものは、これを楽しむものに如かず。

    =楽しんで物事に取り組んでいる人がいちばん強いし、充実している。
    宮脇修三先生も50を過ぎてから、好きなことを、楽しんでいることで成した。

    テーマを持てば世界が広がる。
    自分にとっての人生のテーマってなんだろう。

    開高健「驚く心がなかったら旅の意味はほとんどないものね。別種の文化に遭遇することは驚くことなんだ。驚く心、見る目を持ちなさい。少年の心で、大人の財布で歩きなさい」

    最期の一文がグッときます。

    福澤諭吉「若いときには年配者と付き合いなさい。年配になったら若い人と付き合いなさい。」

  • 著者は大学卒業後、日本航空に入社。広報課長を経て早期退職し、宮城大学教授に就任し以後活発な著作活動を展開している。

    著書に「図で考える人は仕事ができる」等多数。

    「自分探し」という言葉が一時期、ずいぶんと流行した。
    若いときには、いくら自分を探しても、自分はどこにもいないと思ったほうがよい。あなたはそこに存在しており、何の努力もせずに何かができるあなたなは、どこをどう探しても見つかるはずがない。

    ならば、どうするか。自分でつくりあげていくしかない。つまり、自分探しではなく「自分づくり」をするしかない。

    そこで本書は悔いのない30代を生きるために必要な仕事や人生についての考え方や行動について以下の14項目に分けて提言している。
    1.世代
    2.個の世界
    3.立ち位置
    4.決断と行動
    5.情熱
    6.出会い
    7.変化
    8.時間管理
    9.成長
    10.お金
    11.健康
    12.関係
    13.交流
    14.生き方

    30代を過ぎたころからなぜかこうした「30歳からの○○」的な本を手にすることが多い。それは今までの自分の生き方が正解だったのかの確認とこれからどうすべきかの道標となる何かを探したいため。

    今までの自分を恥じるわけではないがやはりどこかで気分的にリセットしたい気持ちは少なからずある。しかし、今までの自分の生き方が正解だったかどうかという答えはもちろんなく、それは死ぬ迄そして死んでもわからない。答えなんてはじめからないようなものかもしれない。

    リセットをしたいという気持ちもおかしなもので今までの自分の積み重ねの延長線上に自分がいるわけでリセットするといってもそれは言葉だけなのかもしれない。

    本書は主に30代をターゲットに書かれているものの20代の人が読むとその準備。40代の人が読むと振り返り。とどの年代で読んでもなんらかの気付きというのはあるように思う。

    本書によって気付く、それだけではなく自分に必要なことであれば「実践する」を肝に銘じて後悔ないよう生きていきたい。

  • 題名にひっかったら手にとって見るべし!!

    過去の自分まではなかったことにできないけど

    明日からの自分は 白紙の状態で

    何か始められるかもしれない

    [1/10 読了 図書館]

  • リセットしたいと思って買ったわけではなく、違う視点を欲しかった。

    決断の時に、「自分が深く関わればうまくいくと思えるものにゴーサインを出す」というのが頭に残った。
    また、「自分より二つ上の状態で仕事をする」というのも印象的だった。一つ上はよく聞くけれども、二つ上という考え方は新鮮だ。

  • ● しかし、この「自分探し」ですが、私に言わせると、かなりおかしな言葉に感じます。「探す」というからには、すでに「自分」がどこかにあることが前提になっているはずです。

    ● 現代に生きる私たちの人生は、3つに分けることができると思っています。それは「公」と「私」と「個」です。

    ● 決断のポイントは、やや難しい案件や状況でも、自分が深く関わればうまくいくと思えるものにはゴーサインを出すことです。

    ● 「驚く心がなかったら、旅の意味はほとんどないものね。別種の文化に接することとは、驚くことなんだ。驚く心、見る目を持ちなさい。少年の心で、大人の財布で歩きなさい。」開高健

  • 著者は、「個」「公」「私」を持つように推奨している。
    今までは仕事とプライベートの二つを充実させるような考え方だったが、そこに、個という自分のライフワークを付け加える。

  • かつてベストセラーとなった「図で考える人は仕事ができる」の著者で、
    多摩大学教授の久恒啓一氏の自己啓発系著書。

    30代本みたいなものはたくさん出ていて、
    僕はわりとそういうのをつい手にするほうなのだけど、
    この本が一番しっくりときた感じで、がんばろうと思った。

    そもそも自分は「凡人」なんだっていうことに気がつかないとダメで、
    著者は30歳のときにそれを実感してショックで、そこから努力したらしい。
    僕もこれまで、周りにすごい人もたくさんいるけど、
    でも、自分にだって彼らにも負けない何かがあるはずだ、
    なんて甘っちょろい考えをもっていたけれど、
    まあ、そんなはずはなく…。
    そもそも天才と呼ばれる人たちはものすごい努力の人でもあるわけで、
    何もしない自分が他人よりも秀でているわけがないのである。

    ということで、がんばらなければと思うのだが、では何を?

    久恒氏は、「個」「公」「私」をもつように勧める。
    「公」は仕事であり、「私」は夫や父親などの役割であるが、
    「個」:個人としての自分を充実させることが重要だとする。
    これは趣味やライフワークのことであり、
    それは自分の好きなことに打ち込めばよいと言う。
    そうなんだよなー、好きなこと、とにかくやってみればいいのだ。

    「公」の仕事の部分では、
    30代は死ぬ気でがんばることを推奨する。
    もちろんプライベート重視を否定してはいないが、
    とことん働いて見えてくる世界があることも知ってほしいと言う。
    これは確かにそう思う。

    そして、そのために必要なのは健康。
    規則正しい生活で、睡眠をきっちりとり、
    食事はバランスよく、そして適度に運動をする…。
    どれも今の自分に欠けていることだ。
    また週1のテニスを始めようかな。
    あとは英語のリスニングしながらウォーキングとか…。

    と、いろいろやろうとしているけれど、
    一番大事なのは「継続」すること。
    ほんとにこれは実感している。
    少しずつでも継続しているほど強いな、と。
    自分はそれができないできたほうだから、
    いまのこのていたらくなんだろう…。

    現時点での自分はこうなんだから仕方ない。
    ここから踏ん張って、残りの30代を充実させて、
    40代へとつなげていくことが大事。
    それが、50代、60代の自分にもつながっていくはず。
    30歳過ぎた今では遅いのではないかと思ってしまうけれど、
    そんなことはないのだと信じて、
    とにかくこれをやろうと決めたらまずは継続してやってみよう。
    と、前向きになれる一冊だった。

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著者プロフィール

1950年、大分県中津市に生まれる。九州大学法学部を卒業後、1973年、日本航空に入社。広報課長、サービス委員会事務局次長を経て早期退職。1977年に新設の宮城大学事業構想学部教授、2008年に多摩大学経営情報学部教授となり、2015年に同大学副学長に就任。
著書には、ベストセラーとなった『図解シリーズ』(日本経済新聞社、PHP研究所他)、『遅咲き偉人伝―人生の後半に輝いた日本人』(PHP研究所)、『偉人の命日366名言集』『偉人の誕生日366名言集』(以上、日本地域社会研究所)など100冊を超える。

「2018年 『100年人生の生き方死に方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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