人を動かす 文庫版

制作 : 山口 博 
  • 創元社
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本棚登録 : 1203
レビュー : 71
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422100982

作品紹介・あらすじ

あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。1936年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を改良するなど、折々に改訂が施されてきた現行の公式版。

感想・レビュー・書評

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  • 本書を通して、人間関係において重要なのは「相手を尊重すること」だと思った。人間には「自分が重要な存在だと認められたい」という欲求があって、本書で紹介されている「名前を覚える」「聞き手に徹する」「心から褒める」などはそれを満たすものだと思う。
    あとは、基本的に負の感情を相手にぶつけたとしても相手が考えを改めることは少ないので、自分の要求を通したいときは感情的に怒るのではなく、冷静になって、本書で紹介されているような手法を用いて理性的に対処したほうが結果として得しそう。口論に負けても自分が得すれば結果オーライ。
    そういった冷静さを持つためにもマインドフルネスの実践は大事だろうなー。

  • ★人を動かす三原則
    ①盗人にも五分の理を認める。
    ②重要感を持たせる。
    ③人の立場に身を置く。
    ★人に好かれる六原則
    ①誠実な関心を寄せる。
    ②笑顔を忘れない。
    ③名前を覚える。
    ④聞き手に回る。
    ⑤関心のありかを見ぬく。
    ⑥心からほめる。
    ★人を説得する十二原則
    ①議論を避ける。
    ②誤りを指摘しない。
    ③誤りを認める。
    ④おだやかに話す。
    ⑤「イエス」と答えられる質問を選ぶ。
    ⑥しゃべらせる。
    ⑦思いつかせる。
    ⑧人に身になる。
    ⑨同情を持つ。
    ⑩美しい心情に呼びかける。
    ⑪演出を考える。
    ⑫対抗意識を刺激する。
    ★人を変える九原則
    ①まずほめる。
    ②遠回しに注意を与える。
    ③自分のあやまちを話す。
    ④命令をしない。
    ⑤顔をつぶさない。
    ⑥わずかなことでもほめる。
    ⑦期待をかける。
    ⑧激励する。
    ⑨喜んで協力させる。

  • 著者:D:カーネギー
    訳:山口 博


    初版の発行部数は約五千部程度だったが、現在では一千五百万部という大ベストセラー。
    世界でも第四位の累計発行部数を誇り年間三十万部コンスタントに毎年売れているというモンスター書籍。

    その数字からも見て取れるように、世界中の人々から支持されている現代の古典ともいうべき書。
    本のジャンルは様々で好き嫌いはあるが、この本は一度手に取ってみて欲しい。
    人を動かす 文庫版 も最近出版されており、手に取りやすいのではないだろうか?


    本書は相手への接し方、自分自身の受け取り方を変える事により、自分も他人も良い方向に変わっていけるという指南本、哲学が数多く散りばめられている。

    私は読みながらマーカーペンで大事だと思う所に線をひきながら読んでいるのだが、どこもかしこもマークだらけになってしまった。
    それくらい非常に重要だと思う部分が多い。

    本当に良い本だと思う。


    「人を叱りつけるのは愚の骨頂、自分の事さえ、自分で思うようにはならない」
    この言葉はその通りだと思う。
    誰しも納得せざるをえないのではないだろうか?



    「他人のあら探しは、何の役にも立たない。相手はすぐさま防御態勢を敷いて、何とか自分を正当化しようとする。」
    「自尊心を傷つけられた相手は、結局、反抗心を起こすことになり、まことに危険。」
    「」
    批判するだけでは永続的な効果は期待できず、むしろ相手の怒りを買うのがおち」
    「人を裁くな    人の裁きを受けるのが嫌なら」

    どうだろう?
    上記の言葉は耳が痛いのではないだろうか?
    人は批判されればされる程頑なに拒み殻に閉じこもる。
    場合によっては反撃してきて引き返せなくなる。
    お互いにむきになり…。
    果たしてこの後良好な関係を築く事が出来るだろうか?
    良好な関係を築くのに適切な行動だろうか?


    「人を非難する代わりに、相手を理解するように努めよう。すべてを知れば、すべてを許すことになる」
    「神様でさえ、人を裁くには、その人の死後までお待ちになる」

    別に神様を信じているわけではないが、成程なと感心したものである。


    相手を変えようという行為は非常に傲慢だと思う。
    「自ら動きたくなる気持ちを起こさせること、これ以上の秘訣はない。」
    「人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである。」


    人は批判されても…という事は先に述べた。
    人は他人から認めてもらいたいのである。
    人は他人に期待されたい、称賛されたいのだと思う。

    だから、相手の良い所を褒める事が必要である。
    表面的なものではなく、心の底から相手を褒めるのである。

    相手をコントロールしようとして言葉は偽りでありそんなものはすぐに見抜かれる。
    心から賛成し称賛し褒め称える事が人を動かす秘訣である。


    そう思えるようになるのは簡単な事ではないかもしれない。
    難しい事かもしれない。







    どうすれば良いのか?
    その秘訣についてこう書かれている。


    「どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れている。私の学ぶべきものを持っている」
    と思う事である。

    「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に他人の立場からも物事を見ることのできる能力である。わかりやすい道理だがたいていの人は、たいていの場合、見逃している。」
    本当にその通りだと思う。
    また、
    「相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せるほうが、はるかに多くの知己が得られる」
    「他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間の「あらゆる失敗は、そういう人たちの間から生まれる。」

    では具体的にどういった部分に気を付けていれば良いのだろうか?
    「意見が一致する点を探せ。まず賛成出来る点を話す」
    「率直であれ。自分が間違っていると思う点を探し、率直にそれを認めて謝る。」

    現代は素直に過ちを認める事を拒んでいる方が多いように思える。
    弱みにつけこまれるとか、非を認めると不利になるとか。

    しかし頑なに拒み続けていて相手の批判が終わるだろうか?


    率直に自ら良くなかった部分を探して見つけ、自ら認めて謝る。そうすると、
    「相手の武装がとけ、防衛の姿勢がゆるむ」


    もし議論に「勝てるとしたらその代償に何を失うか?反論しなかったら、この論争は収まるか?」
    議論に勝つ唯一の方法は議論を避ける事だという。

    負けるが勝ちという諺があるように、相手と正面でぶつかって、論理で相手を説き伏せて一体どんなメリットがあるだろうか?

    仲違いする事が目的であればそれもいいだろう。
    ただこれから良くしていきたいと思うのであればその考えは捨てるべきである。
    相手を説きふせて、自身が優越感に浸りだけなのか?
    ただ相手はどうがろう?

    自尊心 を傷つけられて、コテンパンに打ちのめされて仲良くやっていけるだろうか?
    しこりが必ず残るはずである。

    「人間は自分の心を変えたがらないということをよく心得ておくべきだ。人を無理に自分の意見に従わせることはできない。しかし、優しい打ち解けた態度で話し合えば相手の心を変える事もできる。



    ★バケツ一杯の苦汁よりも一滴の蜂蜜の方が多くのハエがとれる★

    上記の言葉は心に刻んでおこうと思った。
    これが人の本質だと思う。

    また、フランスの哲学者ラ・ロシュフコーの言葉にこんなものがある


    ★敵をつくりたければ、友に勝つがいい。味方をつくりたければ、友に勝たせるがいい★


    非難はどんな馬鹿者でもできる。
    理解することに努めなければならない。
    賢明な人間は相手を理解しようと努める。


    本書には素晴らしい考え方、哲学が膨大な事例と共に非常に多く掲載されている。
    世に多くの対人関係の本が出回っているが、まずはこの本を手に取ってみてよいと思う。

    ありきたりに「この本だけでよい」とは言わないが「この本を読まずに」という事は
    賢明な人は避けた方がいい。
    値段も高くはないし文庫本なら数百円。

    図書館では無料である。



    私はハードカバーと文庫本、そしてオーディオブックで忘れる前にいつも触れていた方がよいと思う。
    それくらい良いものだと素直に感じた。





    最後に



    ★批判によって人間の能力はしぼみ、励ましによって花開く★

    http://blog.livedoor.jp/book_dokushonikki/

  • 褒めるって大切!
    相手のことを認めて、相手のことを思うことで人は動く?
    社会人なったらまた読みたい本!

  • 人間の心理がよくわかって面白かった。

  • 6/2
    なんども読み返す本。
    実地指導中の職員対応では、大変参考になった。
    ・褒めることの重要性
    ・聞く重要性
    について再認識。
    今後、身に着けたいテクニック、
    ・イエスと言わせる質問をする

    目から鱗でした

  • 非常に勉強になりました。本書に書いてある数々のノウハウは上部だけでなく、真の意味で他人を気遣う大人の生き方です。もし、すべての人類がこんな風に生きられたら、地球上から一切の争い事はなくなるでしょう。過去を思い返してみても本書に書かれている内容に自然と当てはまる人は、みんなから愛され、充実した人生を送っている人が多いので、説得力があります。

  • リンカーンがこういったとか、セオドア・ルーズベルトがこういったとか 事例が古いのがかえって この本のよさになっているように思う。現代ならこういった書き方ではなくて心理学を下敷きにして説得力を持たせるように思う。

  • 自己啓発本のオススメとされる本。題名のインパクトがすごい。でも、内容はパッとわかりやすくなっていて、さらに色々な人の実体験も入っていて、より理解が深まる。この本が今の時代に出てたらそんなにすごくないかもしれないけれど、1900年代前半に世に出てたことがすごい。
    メモ↓
    人の立場に身を置く
    誠実な関心を寄せる
    笑顔
    名前を覚える
    聞き手になる
    関心のありかを見抜く
    心から褒める
    誤りを認める
    穏やかに話す
    イエスと答えられる問題を選ぶ
    喋らせる
    顔を潰さない
    長所を認める
    ささやかな心尽くしを怠らない

  • マネジメントの原点。教科書的な一冊。
    偉い人が色々書いているけど、この本読めばオッケー。
    目次で伝えたい事もすぐわかる。

    人間関係に悩む人にもおすすめ。

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