人を動かす 文庫版

制作 : 山口 博 
  • 創元社
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本棚登録 : 1286
レビュー : 77
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422100982

作品紹介・あらすじ

あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。1936年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を改良するなど、折々に改訂が施されてきた現行の公式版。

感想・レビュー・書評

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  • 2018.08.30 読了

    読むのに2週間くらいかかってしまった。
    読むの時間かかりすぎたと思ったらまたレバレッジリーディングの感想メモを読み返そう。

    ただ、有名なだけあってめちゃめちゃ濃い内容やった。

    学んだことを活かせるようにメモを定期的に見直す。

    【特に重要だと思ったところ】

    ・人の良いところを見つけて、そこを心の底から褒める

    ・相手が間違っていても、なぜその考えに至ったかを理解してあげる。相手の立場で考える(間違った考え方をしてて可哀想やから正しいことを教えてあげよう的な感じでも頭から否定してはダメで、ヒントをあげて相手が自ら新しい考え方に気づかないとダメ)

    ・積極的に人の名前を呼ぶこと(人は自分の名前に特別な感情を持ってて、呼ばれたり覚えられてると嬉しい)

    ・嘲笑は論外だし、非難もダメ。それで人の意見や考えを変えることはできない。

    ・相手を尊敬し、期待し、信頼して、自分のその態度が相手に伝わるように振る舞う。そうすることで、相手はこの人の期待を裏切りたくないってなる。(あなたのことを重要だと思ってますって感じを出す)

    ・相手の興味ありそうな話、聞いてほしそうな質問を予測して、なるべく話は聞く側に回る

    ・否定したくなる意見でも賛成できる箇所を一部分でもいいから探してみる。それでここは賛成やねんけど、そこはどうやろ?みたいな聞き方やと、相手も聞く気になる。


    【以下、メモ】

    ・人間は自分がどれだけ間違っていても自分が悪いとは「思いたがらない」

    ・何か終わったことで人を責めたくなったときは、それはもう意味のないことやし怒っても自分の自己満にしかならないことを理解する

    ・人間を論理動物と思ってはダメで、感情的、自尊心が強く、虚栄心も強い動物だと認識すること。

    ・論理的に相手を攻めれば攻めるほど怒る

    ★相手を非難するのではなく、相手を理解するようにする。なぜそういう考えに至ったのかを考える。

    ・ドキュメンタリーとかで悪人の過去が実はすごい可哀想やったみたいな感じで、その人のことを全部知れば、許してしまう。
    つまり、知ることが大切

    ★人に批判や罵倒をしない。今までの上司で一番すごかった人を思い出すとたしかにそうやった。

    ・人間は必ず、自己の重要感をたかめたがる。あいつすげえって言われたいってこと

    ★人の熱意を生み出す人が成功し、熱意を生み出す秘訣は褒めること。批判や怒鳴り散らしたりしては絶対にダメ。

    ★ただ、お世辞はダメ。他人の長所をじっくり探して、本当にいいと思ったところをつたえる。(人間は基本自分のことしか考えないようにできてるから、他人の良いところを考えるということ自体がそもそも難しい)

    ★・本当に心をこめてその人の良いところを見つけて伝えると、こっちがそれを言ったことを忘れても相手は一生覚えているもの。

    ★幼稚園に行かせる話。
    →幼稚園に無理やり行かせるのではなくて、幼稚園に行きたいと思うようにいろいろ作戦を練った。すると、その子は夜中までずっとリビングにいて、幼稚園に遅れると嫌やからここで待ってるといった。
    つまり、人から言われてやるのでは限界もあるけど、自分がやりたい、好きと思ってやることに関してはそこまで主体的にできる。
    →だれかに言われたからやらないと。とかでは頭打ちがくるってこと。なにかをするには本当にそのことを好きにならないとダメ。また好きにさせないとダメ。

    ・人に何か理不尽なことを言われたとき、相手は恐らく窮地に立たされてそれをいってるというように考えること。

    ★人と近づくには、こっちに関心を持ってもらうんじゃなくて、自分が相手に関心を寄せる

    ・その場合も興味がないのに興味がありそうにするのではなく、ほんとうに心から興味を持たないとダメ。

    ・笑顔になれない気分やけど笑顔にしたいときは顔を笑顔の表情にする。すると勝手に感情の方が付いて着て笑顔の気分になる

    ・当たり前やけど人は自分の名前なんて覚えてないやろうなって人に名前を覚えられてると、めちゃくちゃ喜ぶ

    ★人間は自分の話に興味を持つ人に好感を持つ、しかも興味を持って聞いてもらった側は「あの人は話上手だ」とすら思う。聞いてる側は何も喋ってないのに

    ★聞くと相手が喜んで答えるような質問をする。相手自身のこととか

    ・会議の場とかじゃない普通の会話で、相手が何か間違ったことを言っててもそれを無理やり正して、議論する必要はない。もしこっちが正しいなら相手に劣等感を与え、メンツを潰すことになる。ただ、自分が優越感に浸れるだけで良いことがない

    ・自分たちの製品をディスられて競合の製品を褒められた場合、それに同調し、競合の製品の長所について話したりしてみること

    ★相手がこっちの意見に反対してくるのはその内容に関心があるから。まずは相手の意見に賛成できるところがないか最後まできく

    ・人にものを教えるのは無理で、自ら気づく手助けができるだけ。

    ★嘲笑、非難で相手の間違いや、意見を変えさせることはできない。

    ・自分が間違ってた場合は潔くすぐ認める。その方が相手も責める気が失せる

    ・相手がイエスと答える質問をまずは投げることで、後で投げかける自分の意見に同意を得られやすくなる

    ★極力相手に好きなように喋らせる。途中で遮ったりしてはダメ

    ★例え相手が間違っていたとしても相手は自分が間違っているとは思っていない。またその考えや行動には相手なりの理由があるので、相手の身になって考えること。相手に嫌なことをさせるときは同情して理解すること

    ★人から信頼、尊敬されていると、その信頼されている人はなかなかそれを裏切るような不正なことをやろうとは思わない

    ・一番ポイントを稼いだやつが優勝みたいな感じで、対抗心を煽ると、給料とか福利厚生とか関係なくみんな主導的に動く

    ★人を褒めた後に、しかし〇〇がダメみたいな注意の仕方は、先に褒めてる分マシやけど、よくない。
    相手に批判してるのがばれないように遠回しに注意するのがいい。
    人を褒めた後に、そして、〇〇も改善されたら尚良くなる。みたいな

    ★私の若い頃に比べたら、君は全然マシや、、って話し方をするだけで全然伝わり方が違う

    ★〜〜して。じゃなくて、〜〜したらこんなメリットがあると思うんやけど、どう思う?みたいに聞く。命令は士気を下げる

    ★もし相手が客観的に見て絶対的に間違っていたとしても、相手の顔を潰すような言い方は相手の自尊心を傷つけるだけで何の改善にもならないし、なんなら悪化する

    ・この本に書いてある全てのことは小手先で使ってもダメで、本心からそう思って、もしくは思うように努力して使わないと意味がない

    ★適度な期待をかけ、相手の能力に自身を持たせ、重要感を感じさせると、相手はその期待に背くまいと行動するようになる(自分もたしかに期待されたりしたら背きたくないと感じて、その期待に値する人になろうとする節があるから、これはその通りだとおもう)

  • 本書を通して、人間関係において重要なのは「相手を尊重すること」だと思った。人間には「自分が重要な存在だと認められたい」という欲求があって、本書で紹介されている「名前を覚える」「聞き手に徹する」「心から褒める」などはそれを満たすものだと思う。
    あとは、基本的に負の感情を相手にぶつけたとしても相手が考えを改めることは少ないので、自分の要求を通したいときは感情的に怒るのではなく、冷静になって、本書で紹介されているような手法を用いて理性的に対処したほうが結果として得しそう。口論に負けても自分が得すれば結果オーライ。
    そういった冷静さを持つためにもマインドフルネスの実践は大事だろうなー。

  • 自分がどれだけ怒り失望し相手を罵倒したくても、いったんその感情をしまいこみ、冷静に分析し、自分の利益になるよう相手を動かすためにどう振る舞うのが適切か考える。
    プライベートでは自分の感情を解放しても良いかもしれないが、ビジネスにおいて人を動かしたければ、自分の感情は二の次でいかに相手が気持ちよく自分の味方をしてくれるか考えることが大切。
    普段の自分自身の職場の振る舞いを省みて、行動や言動を改めようと思った。自分を抑え込み、相手を持ち上げることはその瞬間は我慢が必要かもしれないが、結果的に自分にとっても良い結果をもたらしてくれるはず。

  • ★人を動かす三原則
    ①盗人にも五分の理を認める。
    ②重要感を持たせる。
    ③人の立場に身を置く。
    ★人に好かれる六原則
    ①誠実な関心を寄せる。
    ②笑顔を忘れない。
    ③名前を覚える。
    ④聞き手に回る。
    ⑤関心のありかを見ぬく。
    ⑥心からほめる。
    ★人を説得する十二原則
    ①議論を避ける。
    ②誤りを指摘しない。
    ③誤りを認める。
    ④おだやかに話す。
    ⑤「イエス」と答えられる質問を選ぶ。
    ⑥しゃべらせる。
    ⑦思いつかせる。
    ⑧人に身になる。
    ⑨同情を持つ。
    ⑩美しい心情に呼びかける。
    ⑪演出を考える。
    ⑫対抗意識を刺激する。
    ★人を変える九原則
    ①まずほめる。
    ②遠回しに注意を与える。
    ③自分のあやまちを話す。
    ④命令をしない。
    ⑤顔をつぶさない。
    ⑥わずかなことでもほめる。
    ⑦期待をかける。
    ⑧激励する。
    ⑨喜んで協力させる。

  • 著者:D:カーネギー
    訳:山口 博


    初版の発行部数は約五千部程度だったが、現在では一千五百万部という大ベストセラー。
    世界でも第四位の累計発行部数を誇り年間三十万部コンスタントに毎年売れているというモンスター書籍。

    その数字からも見て取れるように、世界中の人々から支持されている現代の古典ともいうべき書。
    本のジャンルは様々で好き嫌いはあるが、この本は一度手に取ってみて欲しい。
    人を動かす 文庫版 も最近出版されており、手に取りやすいのではないだろうか?


    本書は相手への接し方、自分自身の受け取り方を変える事により、自分も他人も良い方向に変わっていけるという指南本、哲学が数多く散りばめられている。

    私は読みながらマーカーペンで大事だと思う所に線をひきながら読んでいるのだが、どこもかしこもマークだらけになってしまった。
    それくらい非常に重要だと思う部分が多い。

    本当に良い本だと思う。


    「人を叱りつけるのは愚の骨頂、自分の事さえ、自分で思うようにはならない」
    この言葉はその通りだと思う。
    誰しも納得せざるをえないのではないだろうか?



    「他人のあら探しは、何の役にも立たない。相手はすぐさま防御態勢を敷いて、何とか自分を正当化しようとする。」
    「自尊心を傷つけられた相手は、結局、反抗心を起こすことになり、まことに危険。」
    「」
    批判するだけでは永続的な効果は期待できず、むしろ相手の怒りを買うのがおち」
    「人を裁くな    人の裁きを受けるのが嫌なら」

    どうだろう?
    上記の言葉は耳が痛いのではないだろうか?
    人は批判されればされる程頑なに拒み殻に閉じこもる。
    場合によっては反撃してきて引き返せなくなる。
    お互いにむきになり…。
    果たしてこの後良好な関係を築く事が出来るだろうか?
    良好な関係を築くのに適切な行動だろうか?


    「人を非難する代わりに、相手を理解するように努めよう。すべてを知れば、すべてを許すことになる」
    「神様でさえ、人を裁くには、その人の死後までお待ちになる」

    別に神様を信じているわけではないが、成程なと感心したものである。


    相手を変えようという行為は非常に傲慢だと思う。
    「自ら動きたくなる気持ちを起こさせること、これ以上の秘訣はない。」
    「人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである。」


    人は批判されても…という事は先に述べた。
    人は他人から認めてもらいたいのである。
    人は他人に期待されたい、称賛されたいのだと思う。

    だから、相手の良い所を褒める事が必要である。
    表面的なものではなく、心の底から相手を褒めるのである。

    相手をコントロールしようとして言葉は偽りでありそんなものはすぐに見抜かれる。
    心から賛成し称賛し褒め称える事が人を動かす秘訣である。


    そう思えるようになるのは簡単な事ではないかもしれない。
    難しい事かもしれない。







    どうすれば良いのか?
    その秘訣についてこう書かれている。


    「どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れている。私の学ぶべきものを持っている」
    と思う事である。

    「成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に他人の立場からも物事を見ることのできる能力である。わかりやすい道理だがたいていの人は、たいていの場合、見逃している。」
    本当にその通りだと思う。
    また、
    「相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せるほうが、はるかに多くの知己が得られる」
    「他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間の「あらゆる失敗は、そういう人たちの間から生まれる。」

    では具体的にどういった部分に気を付けていれば良いのだろうか?
    「意見が一致する点を探せ。まず賛成出来る点を話す」
    「率直であれ。自分が間違っていると思う点を探し、率直にそれを認めて謝る。」

    現代は素直に過ちを認める事を拒んでいる方が多いように思える。
    弱みにつけこまれるとか、非を認めると不利になるとか。

    しかし頑なに拒み続けていて相手の批判が終わるだろうか?


    率直に自ら良くなかった部分を探して見つけ、自ら認めて謝る。そうすると、
    「相手の武装がとけ、防衛の姿勢がゆるむ」


    もし議論に「勝てるとしたらその代償に何を失うか?反論しなかったら、この論争は収まるか?」
    議論に勝つ唯一の方法は議論を避ける事だという。

    負けるが勝ちという諺があるように、相手と正面でぶつかって、論理で相手を説き伏せて一体どんなメリットがあるだろうか?

    仲違いする事が目的であればそれもいいだろう。
    ただこれから良くしていきたいと思うのであればその考えは捨てるべきである。
    相手を説きふせて、自身が優越感に浸りだけなのか?
    ただ相手はどうがろう?

    自尊心 を傷つけられて、コテンパンに打ちのめされて仲良くやっていけるだろうか?
    しこりが必ず残るはずである。

    「人間は自分の心を変えたがらないということをよく心得ておくべきだ。人を無理に自分の意見に従わせることはできない。しかし、優しい打ち解けた態度で話し合えば相手の心を変える事もできる。



    ★バケツ一杯の苦汁よりも一滴の蜂蜜の方が多くのハエがとれる★

    上記の言葉は心に刻んでおこうと思った。
    これが人の本質だと思う。

    また、フランスの哲学者ラ・ロシュフコーの言葉にこんなものがある


    ★敵をつくりたければ、友に勝つがいい。味方をつくりたければ、友に勝たせるがいい★


    非難はどんな馬鹿者でもできる。
    理解することに努めなければならない。
    賢明な人間は相手を理解しようと努める。


    本書には素晴らしい考え方、哲学が膨大な事例と共に非常に多く掲載されている。
    世に多くの対人関係の本が出回っているが、まずはこの本を手に取ってみてよいと思う。

    ありきたりに「この本だけでよい」とは言わないが「この本を読まずに」という事は
    賢明な人は避けた方がいい。
    値段も高くはないし文庫本なら数百円。

    図書館では無料である。



    私はハードカバーと文庫本、そしてオーディオブックで忘れる前にいつも触れていた方がよいと思う。
    それくらい良いものだと素直に感じた。





    最後に



    ★批判によって人間の能力はしぼみ、励ましによって花開く★

    http://blog.livedoor.jp/book_dokushonikki/

  • 好き。考え方も好き。自分の中でどっちがいいんだろうと思ってたことも解決できた。でもやっぱなんだろう仕事につながる、お金につながるような話が多いな〜って感じたのは、おれはやっぱり日本人気質なんだろう。俺がアメリカ人なら、なんてこの本は最高なんだ!ってオーバーリアクションで言えたんだろうな〜

  • 道徳的で良い本。やや長い

  • 褒めるって大切!
    相手のことを認めて、相手のことを思うことで人は動く?
    社会人なったらまた読みたい本!

  • 人間の心理がよくわかって面白かった。

  • 6/2
    なんども読み返す本。
    実地指導中の職員対応では、大変参考になった。
    ・褒めることの重要性
    ・聞く重要性
    について再認識。
    今後、身に着けたいテクニック、
    ・イエスと言わせる質問をする

    目から鱗でした

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