- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422101194
作品紹介・あらすじ
本書では、マインドフルネスあるいはウェルビーイングの「現在・過去・未来」そして「洋の東西」を自在に往来して、いま“マインドフルネス隆盛”という状況をめぐって、世界で、日本で、何が起こっているか? 私たちはどこに向かっていて、この先なにが求められてくるのか? を、社会のなか、生活のなかでの実際例を通して多角的に見つめます。 本書の白眉のひとつは、仏教において「悟り」を目指す入口としての瞑想であったマインドフルネスが「いかにして西洋に受け容れられていったのか?」「どのような変遷があって、メンタル・コンディションの調整として、また心のケアの一端として、使われるようになったのか?」を、宗教・思想・社会といった面から掘り下げる試み。 もうひとつの本書の特徴は、アメリカ発信のマインドフルネス興隆にはどのような特色があったのか? Googleを初めとした企業での取り組みはどんな方向に進んだのか? といった“Mindfullness in America”を検証する斬り込みです。加えて、“日本で身近な活動として試みられている実例”――脳科学や医療・教育、“科学技術との交差点”ほか、多様な最前線を追う視点も盛り込みます。全篇をとおして、これまでの手放しの“マインドフルネス礼賛”だった時代を振り返るなかで、「瞑想難民」の問題、心理ケアにおける難しい側面などに躊躇うことなく踏み込み、「誇大広告」への警鐘を鳴らすことを、本書で語り合う「マインドフルネス賢人」たちは忘れません。 あらゆる領域から、その道の「賢人」が語りに語る《マインドフルネス》オールスター・ラウンドテーブル!
感想・レビュー・書評
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マインドフルネスには、いま大きく2つに分かれており、1つは臨床マインドフルネスもう1つがピュアマインドフルです
仏教に始まったマインドフルネスは、いま商業主義に犯されつつあります。ただ、
不安や心配を無くして穏やかに暮したい、と切に望み人も多くいます。
最後の飯塚まりさんが書かれている自身の一番最初のメディテーションの体験、
「穏やかな感覚が全身を包み、そして、その日は、今まで経験したことのないような一日となった」
が全てを物語っています。
「心の平穏」を得た素朴で純粋な体験、やる人がこれを忘れない限りは、マインドフルネスは進化し続けると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示