「うらみ」の心理 その洞察と解消のために

山野保

• 創元社 (1989年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[れたすさんの感想 · 2023年9月19日]

うらみの感情の根底には甘えがあるとは知らなかった。恨みが発生するメカニズムやさまざまな専門家のうらみに対する考え方がざっくり学べる。忠臣蔵のくだりがやや長くて、あまり興味がなかったので少し眠くなってしまったが、なんとか読破できた。

[rcnさんの感想 · 2013年1月9日]

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実際の症例やエディプス神話、アジャセ伝説などを例に「うらみ」の発生するメカニズムを分析。怒りが抑圧されることで恨みとなり、その怨念は現実に相手を攻撃しただけでは晴れることはなく、相手から謝罪の言葉を聞くまでは解消されない。相手を憎みつつも心の通い合いを求めているあたりに日本的な心情を感じる。他に忠臣蔵など、恨みをテーマにした文学作品を紹介。

[harusandaさんの感想 · 2010年2月2日]

以下で紹介してあったので。
http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/news2/kyouto/urami.html