エンカウンター・グループ―人間信頼の原点を求めて

制作 : Carl R. Rogers  畠瀬 稔  畠瀬 直子 
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422113883

感想・レビュー・書評

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  • カール・ロジャーズがエンカウンターグループについて様々な角度からまとめた本。元の本は1970年に書かれており、アメリカでかなりエンカウンターグループが広がりを見せていた時期に書かれており、当時のロジャーズが感じていたであろう熱気や可能性が読み取れて、内容的にはとても面白かった。

    あらかじめ想定される形に嵌めこむことを好まなかったロジャーズらしく、文章の書き方もより自分の生の思考に近づけようという試みが行われているところも良いところ。

    しかし、新装版とはいえ日本語訳がなされたのは1973年のことで、日本語としてはかなり古びていて、非常に読みづらかった。グループに参加した人からの個人的なメモや手紙が多く引用されており、個人の率直な気持ちを表現した言葉に力強さを感じるのだが、「あなた」を連呼したりする非常に不自然な日本語訳に阻まれて、それを直に感じることが難しかった。

    原典で読みたいのだが、そちらもあまり今では読まれなくなっているようなのが残念。

  • 「子どもっぽく、感情豊かで、欠乏感と満足感、創造的衝動と破壊的衝動を伴った自己、不完全で傷つきやすい自己」・・・人はそういう自己をさらさないように養育される。もし暴露されたら身の破滅である。
    これが最大のストレス因なのかもしれない。山本晴義先生のスローガン「ストレスは、逃げない、ためない、隠さない」を応用するために、自己を取り扱いを獲得する場のひとつにカウンセリングやグループ・アプローチがあるのだと受け止めてみた。
    ページをめくるたびにきわめて重要な教示や考察にあふれており、傍線と書き込みだらけになってしまった。有名な哲学者や心理学者ではなく、グループに参加した普通の人たちの貴重な発言が頻繁に引用される。これがロジャーズのスタイルだ。宝石のような本だ。

  • これは新しく出た訳なのか、前に出たのがそのままなのかは分かりません。だってこれは持っていないから!でも古い方は持っています。
    沢山線を引いて勉強しました。

  • Tグループでの経験が言語化され、すっきり。今後ファシリテーターする上でも参考になりそう。

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