片頭痛:治療・予防のための薬とそれ以外の効果的なメソッド (きっと上手くいく10の解決法シリーズ)

著者 : ドーン・Ａ・マーカス 中里京子

• 創元社 (2012年4月24日発売)

作品紹介・あらすじ

あたなの頭痛を正しく知れば治る方法が見つかるはず。きっと上手くいく10の解決法。全米頭痛財団最優秀メディア賞受賞。

感想・レビュー・書評

[ktbさんの感想 · 2023年9月16日]

頭痛に悩まされている人は一読の価値あり。

[たなやんさんの感想 · 2015年12月23日]

図書館

[からべーさんの感想 · 2012年5月8日]

■書名

書名：片頭痛: 治療・予防のための薬とそれ以外の効果的なメソッド
　　　 (きっと上手くいく10の解決法シリーズ)
著者：ドーン・Ａ・マーカス

■概要

他人にはわかってもらえない片頭痛の苦しみ。自分の片頭痛につい
て正確に知り、それに適した頭痛管理テクニックを実践すれば、
つらい症状や頭痛による人生への悪影響はほとんど軽減できる。本
書では、頭痛の種類の見分け方、症状の説明方法、効果的な薬物療
法と非薬物療法を紹介。非薬物療法として、ストレス管理、リラク
セーション、ライフスタイルの改善、局部的ストレッチ、食事制限、
サプリメントなどを詳しく説明する。

目次
第１章　自分の片頭痛を知ろう
第２章　正しい診断を手にしよう
第３章　自分特有の症状と引き金を記録しよう
第４章　急性期片頭痛の治療
第５章　予防のための薬物療法と非薬物療法
第６章　ストレス反応をコントロールしよう
第７章　ビタミンとハーブを使おう
第８章　よりよく理解してもらうために
第９章　何も効かないように思えたとき
第10章　最新の片頭痛情報を手にしよう

著者について
Dawn A. Marcus, MD （ドーン　Ａ．マーカス）
ドクター・マーカスは神経学の専門医で、現在ピッツバーグ大学医
学部麻酔学科教授。ピッツバーグ大学の慢性痛評価治療研究所で多
領域にわたる頭痛治療プログラムを立ち上げ、様々な慢性痛患者の
治療にあたってきた。慢性痛および頭痛に関する論文は100編以上に
および、アメリカ国内のみならず世界中でトレーニングセッション
や講演を精力的に行っている。また、疼痛に関する疫学、病理学、
治療法、および女性に関する問題における研究調査プロジェクトを
治験責任医師として多数指導している。
著書も多く、本書“10 Simple Solutions to Migraine”は、全米頭痛
財団より“2007 Excellence in Media Award”を受賞した。

■感想

「全米頭痛財団最優秀メディア賞受賞」と帯に書いてある本です。
こんな、財団あるんですね～アメリカは広い。

偏頭痛関連本は、これで3冊目なのですが、この本も、なかなか良
かったです。

片頭痛全般について、色々と詳しく書かれています。
ただし、データが海外のデータがメインですので、そのまま日本人
に当てはまらない部分もあるようです。

すでに2冊読んだ後だったので、とりわけ新しい発見はありません
が非常に、わかりやすく書かれていて良い本だな～と感じました。

本当に片頭痛はやっかいです。。。。
原因が分からないですからね・・・・・

■気になった点

・鎮痛薬を毎日使用すると、頭痛が頻発するようになる傾向がある。

・一週間に3日以上頭痛がある人は、予防治療の適用候補者です。

・予防薬は必ず毎日飲むことが大事です。

・食品が偏頭痛の引き金になっているケースは、30%ほどでしかあり
　ません。

・朝食や昼食を抜くと偏頭痛を悪化させてしまいます。

・脳の注意をそらすテクニックを使う事で、偏頭痛の痛みを軽減する
　事が出来ます。

・偏頭痛治療におけるビタミンとミネラルの推奨摂取量
　(成人アメリカ人の場合)
　
　　- マグネシウム 毎日600mg
　　- ビタミンB2(リボフラビン) 毎日400mg
　　- コエンザイムQ10 毎日150mg

・医師には、自分の心配事をストレートにしっかり伝えましょう。
　そうしないと、医師から聞きたい回答を得る事は出来ません。

・自分にもっとも効果のある治療法は、通常医師と一緒になって
　試行錯誤を繰り返した後にようやく見つかることがほとんどです。