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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784422115221
感想・レビュー・書評
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精神科医であり、ユング派分析家でもある筆者。
自らの経験をもとに綴られた論考。
精神科医の扱っているものは「精神疾患」であり、狂気とは異なる と筆者は言う。しかしそれは、狂気というものに触れ、向き合ってきた筆者だからこそ、迫力をもってそう言えるのだと思う。
(この業界のお作法に則り)具体的事例の代わりに、物語などの引用から、幅広い観点で狂気を垣間見れる力作だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2階書架 : WM140/AKI : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410167525
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狂気とは何か、という問いに真摯に向きあおうとする書。
西洋の精神医学がキリスト教の枠組みの中で醸成されていったことがよくわかる。
星の王子様を引用しての「天才の病」→苦難→個の確立という論証は興味深く、深く納得できるもの。
精神鑑定に対する疑問などもいちいち納得させられる部分が多く、興味深く読んだ。 -
精神が病んでいる人が狂っているかと言えば
必ずしもそうではない、というのを
長く分かりやすく説明してくれています。
…が、それだけしか分かりません。
分かりやすくしてくれているのは分かるのですが
一体何が何だか…。
途中に出てくる、説明するための話の元は分かるので
言いたい事は何だかうっすらわかります、程度。
多分、そちらで困っていたり悩んでいたりする人には
頷ける箇所などがあるのかと。
普通に読もうとすれば、さっぱりです。
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