ロールプレイによるカウンセリング訓練のかんどころ

  • 創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422115726

作品紹介・あらすじ

カウンセリング能力を高め、実際の心理面接に備えるためのロールプレイトレーニング。本書では、大学院の演習でおこなわれたロールプレイの逐語録を9事例呈示、それに対する著者二人による指導、討論の様子を紹介する。様々なロールプレイの実践例を学べるほか、初学者が面接で陥りがちなミス、面接で聞いておくべきポイント、カウンセラーの心構えなど、カウンセリングの「かんどころ」を具体例から掴める、格好の入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 様々なロールプレイを通して、いろいろなカウンセリングの流れを学べる本。

    「カウンセラーは、コンプレックスの塊でなければならない」という趣旨の言葉が出てくる。
    コンプレックスの塊であるからこそ、クライアントの気持ちに沿うことができ、共感、受容ができるのだと。
    自身がネガティヴ思考の持ち主で、自分なんかはカウンセラーに向いていないのかも。と、思うことが多々あるが、この言葉と似たようなことをスーパーバイザーに入れたことを思い出した。

    日頃、ロールプレイをあまりしないので、とても良い学びを得られる本だった。

  • ロールプレイは実は実践のカウンセリングよりも難しい。そのことの理解が、特に初学者には実は必要なのだと思いますが、よく伝わるように書かれていました。それでもなぜロープレを重ねるのか、目的と意義のところをよくわからせてくれる一冊でした。

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著者プロフィール

1929年大阪府生まれ。もと帝塚山学院大学教授。臨床心理士。著書に『心とは何かーカウンセリングと他ならぬ自分』(創元社 2012年)、『カウンセリング実践史』(誠信書房 2009年)など多数。

「2014年 『カウンセリングは専門職である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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