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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784422115979
作品紹介・あらすじ
「インテークでは何を聞けばいいのか」「記録はどう取ればいいのか」「クライエントに死にたいと言われたら、どうすればいいのか」「沈黙が長く続くときは何か言ったほうがいいのか」等、初心のカウンセラーが必ずぶつかる悩みや疑問を200のQ&Aにまとめて詳しく解説。やる気はあってもどうすればいいか分からず戸惑うことの多い初心の心理臨床家や指導者に向けて、長年の経験の中で積み上げてきた著者の臨床知を伝える。
感想・レビュー・書評
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大学院〜5年目くらいまでのセラピストには、よく起こりやすい疑問に対する納得できる回答(のヒント)が得られると思います。
中堅以降のセラピストは、自身の臨床の振り返りや確認をすることができます。
読みやすくわかりやすい一冊でしたので、困った時は読み返したいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素晴らしい本。
改めて読み返したい。 -
心理療法におけるセラピストの心の内にこたえる。
クライエントを,
どう受け容れるのか。
クライエントに,
どう答えるのか。
―――
P89
…セラピストは日々心を鍛えることで,人の話を受け取る守備範囲を広げる必要があるのです。
器を大きくするには,人が接近しがたいものについて学ぶことです。主なものとしては,性愛,憎しみ,死の三つが挙げられるでしょう。ちなみに,これはフロイトが欲動論として語ったことに一致します。
P92
すべてが共感できるほど,セラピストは万能ではありません。
P93
…現実問題として,一人の人間があらゆる体験を積んでいくことなどできるはずはありません…共感にとって体験が大きな意味をもつとしても,体験がなければ共感できないとなれば,共感できることなどごくわずかになってしまいます。
そこでこう考えてみます。人には想像力があり,想像力を働かせることで相手の心をある程度理解することができるのだ,と…体験していなければ何もわからないというほど人間は愚かではないのです。
著者プロフィール
竹内健児の作品
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