危機介入の箱庭療法 極限状況の子どもたちへのアウトリーチ

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  • 創元社 (2018年10月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784422116907

作品紹介・あらすじ

心理療法の創始者たちが思い描いていた社会的ヴィジョン、
そして彼らの熱意と理想を振り返りながら、
世界中の危機的状況にあるコミュニティで深刻なトラウマを抱えた子どもたちに
試行してきた独自の箱庭療法の事例を紹介する。

南アフリカのスラム街から中国の大地震の被災地、コロンビアの紛争地域まで、
訓練された専門家が不足し、設備が整わない環境下でも、
イメージという非言語的プロセスに関わる箱庭療法の特徴を最大限に生かし、
効果的な心理的援助を可能にした卓抜な方法論の実践記録。

「本書に突きつけられている大きな問いは、次のようなものである。社会的な貧困状況において、心理療法は本当に役に立つのか。安全な住居や食糧、学校教育を確保せずして、心理的介入は許されないのか。栄養不良の子どもに心理療法から手を差し伸べられることはないか……。このような問題意識が、本書の扱うプロジェクト全体に通底している。」(本文より)

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  • 医学部分館2階心理学 : 146.82/PAT : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410169191

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著者プロフィール

エヴァ・パティス・ゾーヤ(Eva Pattis Zoja)
1952年生。イタリア在住の臨床心理学者。ユング派分析家。ウィーンでユング派の訓練を受け、オーストリア分析心理学協会(Osterreichische Gesellschaft fur Analytische Psychologie)の創設に携わる。イタリア・ミラノで個人開業。チューリッヒのユング・インスティテュート、ニューヨークのユング・ファウンデーションで教鞭を執る。現在、南アフリカ、中国、コロンビア、アルゼンチンで国際箱庭表現法協会の実践を行う。著書は、Abortion: Loss and Renewal in the Search for Identity(Routledge, 1997)、Traume in Klassenzimmer erzahlen: Eine praktische Anleitung fur die Traumstunde(Psychosozial Verlag, 2017)ほか多数。

「2018年 『危機介入の箱庭療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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