プロカウンセラーの薬だけにたよらずうつを乗り越える方法

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422117287

作品紹介・あらすじ

本書は、同じ著者による『共感の技術』に続く、プロカウンセラー・シリーズの一冊で、一般読者を対象とした読み物です。
日本ではうつになると、症状が苦しいためにどうしても薬にたよりがちになる傾向が強いですが、それだけではなかなか抜本的な解決にはつながらず、再発を繰り返すことにもなりえます。そこでプロのカウンセラーでありながら、自身もうつ症状に苦しんだ著者が、薬だけにたよらずうつを乗り越えていく方法を分かりやすくお伝えします。

[本書の特徴]

●一冊の中に必要な情報を網羅
うつに関する本は、難しいうえに多くが症状なら症状、対策なら対策と専門的な解説本が主流です。そのため、うつをしっかり理解するには何冊もの本を苦労して読まねばならず、うつの渦中にある人にはハードルが高いといえます。本書は一冊の中に、うつのメカニズムと対策、うつに陥りやすい状況についての説明が網羅され、読み進めるうちに、苦しい症状を抱えながら自分がどう生きていけばよいかが自然に分かるようになっています。いま流行のマインドフルネス瞑想も、自分でできるようになります。

●エネルギーのない人にも読みやすい工夫
すべての項目が2見開きで完結しているので読むのにそれほど負担がなく、項目の最後に一番大切なことが「ポイント」として記され、記憶に残りやすいしかけになっています。
その日の気分によって読んだときの感じ方は違いますので、そのときどきで「納得したか」「納得していないか」「どちらでもないか」のチェックをして、自分の気持ちの変化が分かるようになっています。

●心を癒すイラスト、優しい文章
ところどころに散りばめられている癒し系のイラストは、見てホッとする効果も大きく、なにより読者に寄り添う著者の優しい文章は、読んでいて元気が出る“読むクスリ”といえます。

●カウンセラーを目指す人たちにも
本書が対象としているのは、うつで悩んでいる人とその周囲の人たちですが、プロのカウンセラーやカウンセラーを目指している人にも、スキルだけでなくうつの人が置かれた状況改善の重要さを学ぶのに役立つ内容です。

感想・レビュー・書評

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  • 作者自らうつ経験者だけあり、説得力を持っていた。参考になる部分は多かった。

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著者プロフィール

京都大学学生総合支援センター教授(カウンセリングルーム室長) 教育学博士(京都大学) 臨床心理士 略 歴 一九六一年 神戸市生まれ。 京都大学教育学部、京都大学大学院教育学研究科にて臨床心理学を学ぶ。 大谷大学文学部専任講師、京都大学保健管理センター講師、京都大学カウンセリングセンター講師を経て現職。 主な著書 『技芸としてのカウンセリング入門』創元社 二〇一二年 『12人のカウンセラーが語る12の物語』(共編著)ミネルヴァ書房 二〇一〇年 『統合的アプローチによる心理援助』金剛出版 二〇〇九年 『大学生がカウンセリングを求めるとき』(共編著)ミネルヴァ書房 二〇〇〇年 『臨床心理学入門』(共編)培風館 一九九八年 主な訳書 『心理療法家の言葉の技術 第二版』(ポール・ワクテル著)金剛出版 二〇一四年 『説得と治療:心理療法の共通要因』(ジェローム・フランク&ジュリア・フランク著)金剛出版 二〇〇七年 『心理療法の統合を求めて』(ポール・ワクテル著)金剛出版 二〇〇二年

「2018年 『SNSカウンセリング入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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