心理療法家の情緒的成熟 逆転移に含まれた超自我、自我理想、盲点を考える

  • 創元社 (2022年8月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784422117850

作品紹介・あらすじ

心理療法における逆転移を、患者が心理療法家のパーソナリティに潜在する一面を喚起する過程と捉え、心理療法家が自らのパーソナリティ要因と格闘することでいかに成長していくのかを、失敗も含めた豊富な臨床事例を交えながら明らかにする。心理療法家は臨床実践の中でどのような情緒的困難や抵抗に遭遇し、その超自我や自我理想は患者理解にどのような役割を果たすのか、世界的に活躍する心理療法家が詳細に検討する。

感想・レビュー・書評

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  • 書籍詳細 - 心理療法家の情緒的成熟 - 創元社
    http://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4445

    ーーーーーーーーーーーーー
    「情緒的成熟」ねぇ、、、いつまでも仔猫ぶる、化け猫でした。。。

  • セラピストの超自我や自我理想が「盲点」を引き起こす。これは、「黙過」に繋がる一つのモデルだ。だがそれだけで全てが説明できるとは思えない。
    超自我や自我理想との気づかぬ内の格闘をなんとかクリアし、セラピストとして生き残るための訓練の場として「対話」形式の事例検討会は意味があるのではないか。
    「黙過」による「失敗」と捉えて良さそうな事例もたくさん出ている。が、なぜそれに至ったかのプロセスはあまり詳細に述べられてはいない。もう少し複雑なメカニズムがあるような気がする。

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著者プロフィール

ヴィック・セドラック(Vic Sedlak)
英国精神分析協会訓練分析家およびスーパーヴァイザー。PhD。ロンドンのタビストック・クリニックと精神分析協会で訓練を受け、イングランド北部でフルタイムの個人開業を行っている。ポーランドとドイツで後進の指導とスーパーヴィジョンにも取り組んでいる。2012年、京都大学客員教授。2019年から2021年まで国際精神分析学会理事。2022年7月より英国精神分析協会会長。

「2022年 『心理療法家の情緒的成熟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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