本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784422144023
作品紹介・あらすじ
神話の世界は驚くほどスケールが大きい。怪物たちの姿はあまりにも恐ろしく、立ちむかう英雄たちは超人的な力で相手を打ち負かす。神々は残酷で腹黒く、女神たちは美しいが強情で、人間たちは弱くても創意工夫に富んでいる。
有名な画家たちの作品を神話と芸術という二つの視点で見ることで、理解がさらに深められる。神々が出現したときの混沌とした世界から、巨人族に神々が勝利した出来事、古代ローマの最初期まで、重要な50のエピソードを紹介。絵画の各部解説とテーマにまつわるコラム、同じテーマの別作品との比較も掲載。
ギリシア・ローマ神話を題材とした有名な絵画を解きあかすために欠かせない1冊。プレゼントに最適!
■掲載絵画(抜粋)■
我が子を食らうサトゥルヌス ゴヤ/ルーベンス
パラス・アテナ クリムト
水浴のディアナ ブーシェ
アポロンとピュトン ターナー
ヴィーナスの誕生 ボッティチェッリ
プロメテウス モロー
三美神 ラファエロ
ミノタウロスと死んだ牝馬 ピカソ
キュクロプス ルドン
パルナッソス山 ラファエロ
パリスの審判 ドイチュ/ヴァトー
スフィンクスの謎を解くオイディプス アングル
オデュッセウスに杯を差し出すキルケ ウォーターハウス
エコーとナルキッソス プッサン/ナルキッソス カラヴァッジョ
など
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
表紙は「ダフネにつきまとうアポロン」ジョヴァンニ・バッティスタ・ディエポロ作1760年頃
ダフネ(ギリシア語で月桂樹)はニンフで自然を愛し男性を嫌っていた。野山を自由に駆け巡るダフネにアポロンは夢中になり追いかけたが、ダフネは逃げ回る。そんな逃げ回る姿もアポロンは魅力を感じた。が、ついにニンフは父であるペネイオス川に向かって助けを乞い、父はダフネを月桂樹に変えた。アポロンは実らなかった愛に忠実を示すため月桂樹の葉を摘み、それを編んで自分の冠と竪琴と矢筒を飾ることにした。
西洋絵画のあるものは神話とか背景を知らないと描かれているのが何だかわからないということですね。
ボッチテェルチの「ヴィーナスの誕生」、ピカソの「ミノタウロスと死んだ牝馬」、ルドンの「キュクロプス」、ベックリン「死の島」、ピーテル・ブリューゲル「イカロスの墜落のある風景」、などみたことのある絵がありました。
2023.8.10第1版第1刷 図書館 -
ギリシャ神話もキリスト教も身近ではないので、解説がないと、理解不能。でも、西欧文化のベースだろうから、大事な事かも。
-
《神話ジャンルの絵画がわかる》
ギリシア神話・ローマ神話の概説を絵画とともに紹介した本。絵画の解説もしているので理解しやすい。ただ、最初から知識がある程度ある人じゃないと難しく感じるかな?