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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784422201641
作品紹介・あらすじ
世界遺産に登録された百舌鳥(もず)古墳群は、国内最大の大山(だいせん)古墳(仁徳天皇陵)をはじめ、大中小さまざまな形の古墳が都市近郊に点在する。地元で文化財保存に携わる著者が、古墳の破壊や保存運動を経て現在に至る歴史に触れながら、現存する全古墳を再訪し、多数の図版・写真とともに案内。第2版では、最新の発掘調査と現地情報を更新し、百舌鳥古墳群以外に大阪府内の北摂・泉州、大阪市内の古墳も増補して紹介。
感想・レビュー・書評
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考古学は物理学と違い学者でなくても参加できる・古代史ブーム
堺市 百舌鳥古墳 藤井寺市、羽曳野市 古市古墳群
百舌鳥古墳群 かつて100基以上、今44基
180年頃 魏志倭人伝・倭国大いに乱れる 吉野ケ里遺跡、池上曽根遺跡(大阪市☆復元された高床式倉庫の写真あり)
239年 卑弥呼が魏に使い・親魏倭王の金印 纏向遺跡
240~248 卑弥呼の宗女トヨ 箸中山古墳
372年 百済から倭に七支刀 石上神宮の七支刀
391~399年 倭と百済、新羅の戦い 広開土王碑
400年 好太王が倭群を破る
421~462 宋書倭国伝 5人の王の記述
471年 稲荷山鉄剣銘文(埼玉県行田市) ワカタケル大王 大山古墳(仁徳天皇陵)
478年 草書倭国伝の記述 武 ニサンザイ古墳(最も完成された美しい形☆後円から橋が架かっているのがオシャレ/最大7列に等間隔に並ぶ柱穴29個)
507年 継体天皇即位→高槻市の今城塚古墳が有力説
近畿地方の大型古墳群 オオヤマト古墳群(奈良盆地東南部) 佐紀古墳群(北部) 馬見古墳群(西南部) 古市古墳群(大阪府南河内) 百舌鳥古墳群
遺跡の名前は、実体が確実に分かっているモノ(平城宮跡、大阪城跡)以外は小字などの地名を付ける
陵(みささぎ・天皇皇后の墓を表す)
大山古墳(だいせん) 従者の墓(倍塚)が多数
丸保山古墳 平坦な前方部、かつて幼稚園→ホテルの開発計画→市が遺跡指定 遊歩道の反対側にラブホテル、分譲地、新築住宅
ニサンザイ古墳 1976年市が現状保存を無視して遊歩道設置工事・堀の埋め立て・墓地の区画を拡張し分譲するため
宮内庁の参考地指定(確実に皇室の墓と断定できないから)
古代墳墓で確実なもの 奈良明日香村の野口王墳墓→天武・持統天皇の合葬墓 鎌倉時代の盗掘の記録「阿不幾乃山稜記(あおきのさんりょうき)」
世界遺産登録 古墳グッズ 古墳型のカレーライス 仁徳ブレンドコーヒー 世界遺産なのに誰の墓か不明、非公開、学術調査もできない詳細をみるコメント0件をすべて表示
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久世仁士の作品





