姫路城 (図説 日本の城と城下町 2)

  • 創元社 (2022年4月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784422201726

作品紹介・あらすじ

美しさと完成度で木造建築の最高傑作とされ、日本初の世界遺産となった姫路城。戦国の動乱や廃城の危機を乗り越え、大戦の戦火を奇跡的にまぬがれた白亜の城の見どころを徹底解説。現地写真のほか古地図や絵図、古写真、地形図などをふんだんに駆使して、歴史の地層を掘り起こし、町に秘められた物語と痕跡をたどる。城郭を中心に発展してきた町の歴史・文化を探訪するシリーズ第2弾。作家・玉岡かおる氏の巻頭インタビューも収載。

〔本書の特色〕
◇姫路城の建築に詰まった歴史の名残
姫路城は豊臣秀吉の時代から改築を繰り返しており、各時代の最先端の技術が詰め込まれている。
姫路城を歩き、各時代の建築様式を探れば、播磨の歴史が見えてくる。
◇姫路城を深く知る手がかりは城下町
本来、城づくりは、城下町まで含めて計画されるもの。
城下町を探れば、なぜ姫路が栄え、姫路城がこれほど堅牢な城となったのかが理解できる。
◇「播磨姫路の文化」も楽しむ
播磨は瀬戸内海に面し、豊かな漁場と海の幸に恵まれた地であると同時に、古代から水陸交通の要衝だった。
城めぐりをしたあとには、その立地と歴史の蓄積が生み出した文化を味わう。
◇播磨を愛する作家・玉岡かおる氏のインタビュー
地元の本当のよさを知るには地元の達人に教わるのがよい。
播磨を拠点に、地元を舞台とした作品を書き続ける玉岡かおる氏に、姫路城と城下町の魅力を聞いた。

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>
    日本で初めて法隆寺とともに世界遺産に登録された姫路城。シラサギが羽を広げたような優美な姿に似ていると言われ別名『白鷺城』とも呼ばれています。特徴的な立派な天守、純白の城壁、そして敵から攻められた際の様々な防御!!春には美しい桜と一緒に映え写真を撮るのがお勧めです。


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    所在記号:521.823||スセ||2
    資料番号:10266281
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  • やはり姫路城はすごい。奇跡的に多くの城が残っている

  • 東2法経図・6F開架:521.82A/Z8z/2/K

  • 姫路城の曲輪や城下町をじっくりと探訪したように感じ、読みごたえがある。縄張り図が説明に合わせて拡大したうえで再掲されており、毎回先頭ページに戻って見返す必要がなく読みやすい(最初に載せて後で何度も戻って見返す形の本が多いので、個人的にはうれしい)。実際に歩きまわるような読み方を想定しているため、公開されている部分しか掲載されていない。姫路市立城郭研究室の学芸員の方が執筆されているので、せっかくなら非公開のエリアの写真や説明が沢山あると嬉しかった(むしろ、それを期待していた)。

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著者プロフィール

工藤茂博(くどう・しげひろ)
1963年、埼玉県生まれ。同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻博士課程前期修了。専門は日本古代史(古代山城・城柵)。1990年に姫路市役所入所、姫路市立城郭研究室に配属。現在、姫路市立城郭研究室学芸員。共著書・論文「史料から見えてきた姫路城とその城下」『姫路城の「真実」』、「姫路城修理の歴史点描」『姫路城 平成の大修理』(神戸新聞総合出版センター)、「播磨国」『国絵図の世界』(柏書房)、「近代初期における姫路城の存城について」『同志社大学考古学シリーズXI 森浩一先生に学ぶ』など。

「2022年 『姫路城』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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