彦根城 (図説 日本の城と城下町 7)

  • 創元社 (2023年7月18日発売)
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本 ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784422201771

作品紹介・あらすじ

大坂城を警戒するために生まれ、泰平の世に適応して姿を変えた井伊家の居城・彦根城。国宝の現存天守と、琵琶湖畔の低湿地を開拓してできた町割りや武家・足軽の屋敷が今も受け継がれる城下町・彦根を探訪する。現地写真のほか古地図や絵図、地形図を駆使して、歴史の地層を掘り起こし、町に秘められた物語と痕跡をたどる。城郭を中心に発展してきた町の歴史・文化を探訪するシリーズ第7弾。姫野カオルコ氏の巻頭インタビュー収載。

〔本書の特色〕
◇戦国の終わりとともに生まれ変わった城
徳川家の重臣・井伊家の居城として、大坂城包囲のために生まれた彦根城。
元和の大改造によって、戦う城から平和の象徴へと華麗な転身を遂げた国宝の城を探訪する。
◇彦根城を深く知る手がかりは城下町
本来、城づくりは、城下町まで含めて計画されるもの。
城下町には、江戸時代を通して君臨した井伊家による町割りや、武家・足軽の屋敷が今も受け継がれている。
◇「近江彦根の文化」も楽しむ
北国と東国から畿内へ入る玄関口だからこそ生まれた、独自の文化が根づく彦根。
城めぐりをしたあとには、江戸時代から続く文化を味わう。
◇滋賀県出身の直木賞作家・姫野カオルコ氏のインタビュー
城と城下町に秘められた本当の魅力を知るには、地元の達人に教わるのがよい。
滋賀県の風物を作品の題材にも取り入れる作家・姫野カオルコ氏に、彦根城と城下町の見どころを聞いた。

感想・レビュー・書評

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  • 昨年末のびわ湖旅行時に寄った彦根城が印象深かったので、本書を図書館の新刊棚で見つけて借りてきた。
    最初に姫野カオルコさんのインタビューがあり、姫野さんは滋賀県出身で「忍びの滋賀 いつも京都の日陰で」という本を出していることを知った。

    彦根城からは堀を渡ると直ぐに「玄宮園」に入れるのだが、この説明もあったし、城の周りの城下町についても詳しかった。
    彦根城は天守にのぼる階段が直角に感じる程の角度で怖かったのだが、天守が江戸時代以前のまま残っているのは12か所しかなくて、彦根城はそのうちの1つなのだそうだ。

    城内に馬屋があって気になっていたのですが、全国で唯一現存する馬屋だと書いてあった。

    昔の趣きが残された城が好きな人には彦根城はお勧めできそうです。

  • 東2法経図・6F開架:549A/To18k//K

  • <閲覧スタッフより>
    城好きな人必見!!滋賀県には中近世にかけて1300を超える城郭が築かれたそうです。その中のひとつ彦根城。最大の魅力は琵琶湖を背景に美しい姿を誇る国宝天守ではないでしょうか?滋賀県に行かれた際には是非観光することをお勧めします。


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    所在記号:521.823||スセ||7
    資料番号:10272667
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著者プロフィール

母利美和(もり・よしかず)
京都女子大学教授。1958年兵庫県生まれ。1985年同志社大学大学院文学研究科博士前期課程修了。彦根城博物館史料課史料係長を経て、2003年より京都女子大学助教授。2010年より現職。著書に『幕末維新の個性6井伊直弼』(吉川弘文館)などがある。

「2023年 『彦根城』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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