松江城 (図説 日本の城と城下町⑧)

  • 創元社 (2023年10月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784422201788

作品紹介・あらすじ

築城の名手である堀尾吉晴がつくった、鉄壁の防御を誇る松江城。近世城郭最盛期を代表する国宝の現存天守と、宍道湖畔の低湿地の悪条件を解消し、防衛と水運の役割を兼ね備えた城下町・松江を探訪する。現地写真のほか古地図や絵図、地形図を駆使して、歴史の地層を掘り起こし、町に秘められた物語と痕跡をたどる。城郭を中心に発展してきた町の歴史・文化を探訪するシリーズ第8弾。FROGMAN氏の巻頭インタビュー収載。

〔本書の特色〕
◇実戦を想定してつくられた松江城の防御の秘密
国宝の現存天守には、信長・秀吉・家康に仕えた堀尾吉晴の城攻めの経験が生かされている。
鉄壁の守りを誇る構えや、籠城戦も可能とした遺構をめぐる。
◇松江城を深く知る手がかりは城下町
本来、城づくりは、城下町まで含めて計画されるもの。
堀尾吉晴が築いた町割りを中心に、京極・松平氏のもとで水運とともに発展した町をめぐる
◇「雲州松江の文化」も楽しむ
汽水湖である宍道湖へ延びる水路と、大名茶人・不昧公によって独自の文化が育まれた松江。
城めぐりをしたあとには、江戸時代から続く文化を味わう。
◇『秘密結社 鷹の爪』作者・FROGMAN氏のインタビュー
城と城下町に秘められた本当の魅力を知るには、地元の達人に教わるのがよい。
自身の作品でも松江を盛り上げるFROGMAN氏に、松江城と城下町の見どころを聞いた。

感想・レビュー・書評

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  • 松江城の歴史を解説するとともに、城下を含めた散策ガイドとなっていてかなり詳しい。監修が追手門学院大学の教授なので信用していいだろう。
    交通手段や白以外の観光地などについてはネットで補足すればガイドブックとしてこれで十分では。
    おまけとして月山富田城について少しだけ記述。もう少し詳しく、かつ松江城周辺の他の城について書いていればかんぺくだった。

  • 東2法経図・6F開架:521.82A/Z8z/8/K

  • 近年やっと国宝となった故郷の城。天守閣や城山だけでなく、周りの城下町の様子も丁寧に紹介している。

    この松江城、最近はきれいに整備されすっかり観光地化しているのだが、私が子供の頃は、妖しが棲んでいるような、はたまた秘密基地の入口が隠されているような、そんな場所がまだまだたくさんあったのを懐かしく思い出す。椎の実を拾いに行ったのもここだった。間違いなく私の「核」の一部です。

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著者プロフィール

松江市史編集委員会専門委員・松江歴史館学芸員

「2018年 『国宝 松江城 ~美しき天守~ 改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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