錬金術の歴史 秘めたるわざの思想と図像 (創元世界史ライブラリー)
- 創元社 (2023年4月12日発売)


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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784422203454
作品紹介・あらすじ
金にあらざる物質を用いて
金を精製する錬金術は、
古代より人類が追求した
見果てぬ夢だった。
完全性と永遠性を象徴する
金の性質から、錬金術は
不老不死の思想とも結びつく。
本書ではエジプトの冶金術から
中国の錬丹術、
アラビアの錬金術を経て
ルネサンス期に隆盛を見た
西洋錬金術の歩みを、
摩訶不思議な奥義書の
図像とともに紐解いていく。
西洋の歴史、思想と密接に並走する
錬金術の謎を解き明かす決定版。
感想・レビュー・書評
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金の精製を追い求めたかつての歴史を豊富な図版とともに紹介する本。第4章の「奥義書を読む」は本書で1番読み応えある箇所です。摩訶不思議な錬金術の世界に興味がある方はぜひ。
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・修道院での教育は、中世の主だった学者や思想家をほぼ独占的に生み出した。分析対象となる文献を選んではその内容を検討し、聖書などとの記述のずれや矛盾を指摘し、弁証法的にある合意点へと導く彼らの手法を「スコラ学」と総称するが、これは神学に限らずあらゆる学問分野へと向けられた。十三世紀半ばにはフランシスコ修道会とドミニコ修道会のふたつの托鉢修道会が大いに勢いを伸ばし、学問分野でも最大勢力となった。
著者プロフィール
池上英洋の作品






https://sumus2018.exblog.jp/30309791/
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