近代日本学校制服図録

  • 創元社 (2016年8月25日発売)
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本 ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784422210162

作品紹介・あらすじ

明治から昭和前期までの学校制服文化を著者独自の視点と約800点の図版で編んだビジュアル通史。女子高校・師範学校制服だけではなく、男子高校・大学の制服・制帽や小学生の制服までをカバー。徽章や衿章、ボタンなど、各学校を視覚で識別するための細部にこだわった図版も充実。さらに、現存する学校制服の全体及び細部や戦時下の制服ラベル写真など、従来看過されていた学校制服産業分野にも着目した、比類ない学校文化図録。

感想・レビュー・書評

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  • 近代日本の学校制服の歴史と変遷を、豊富な画像資料と共に紹介。
    まえがき・・・当時の制服の在り方について、詳細。
    第I部 男子の学校制服 詰襟学生服と学生帽(角帽・白線帽)の着用
    第II部 女子の学校制服 袴からセーラー服へ
    第III部 大衆衣料としての学校制服
              小学校児童への普及と学生服の量産
    参考文献一覧有り。
    モノクロ&カラー写真と画像、約800点。
    明治~昭和戦前期の、学校制服の歴史と変遷を辿る。
    何故、学ランと学生帽が男子校の制服の主流になったのか?
    背広型のスーツを始めた学校は?
    袴は女学生の強い着用願望による、その理由とは?
    その袴も、男袴→着物→洋装→和装→女性用袴の変遷有り。
    和洋折衷の改良服は試行錯誤で終わる。
    女子への体育の重視から現れた様々な体操服は、洋装化し、
    洋服の制服の登場に繋がり、主にセーラー服へ。
    更に戦時体制のへちま衿、もんぺと姿を変える。
    規定によらない小学児童に、既製品の学生服が普及することで、
    和装から洋装へ変わる。
    当時の卒業アルバムや服装規定、仕立て図の他、
    実物の画像が豊富にあり、変遷だけでなく、着こなしや髪型、
    更に、徽章、ボタン、袴章等の小物等まで掲載されています。
    また、当時の製造販売のカタログや商標ラベルの数々や、
    岡山県児島の学生服製造の歩みについても、詳細です。
    それにしても、男子のバンカラや女子の髪型、
    リボンの結び方など、自由度が多く見られるのが意外でした。

  • ふむ

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/66236

  • http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00606498

    明治から昭和前期までの学校制服文化を著者独自の視点と約800点の図版で編んだビジュアル通史。女子高校・師範学校制服だけではなく、男子高校・大学の制服・制帽や小学生の制服までをカバー。徽章や衿章、ボタンなど、各学校を視覚で識別するための細部にこだわった図版も充実。さらに、現存する学校制服の全体及び細部や戦時下の制服ラベル写真など、従来看過されていた学校制服産業分野にも着目した、比類ない学校文化図録。
    (出版社HPより)

  • 帯文:”日本社会を特徴づける〈学校制服・学校文化〉を読み解くための、いままでにないビジュアル・ブック。” ”収録図版約800点レア資料多数!”

    目次:第Ⅰ部 男子の学校制服;第1章 帝国大学(東京帝国大学)、第2章 学習院…他、第Ⅱ部 女子の学校制服;第8部 男袴、第9章 鹿鳴館洋装…他、第Ⅲ部 大衆衣料としての学生服;第22章 卒業写真にみる小学校児童の服装…他

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著者プロフィール

お茶の水女子大学准教授

「2018年 『ビジュアル 日本の服装の歴史③明治時代~現代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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