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本 ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784422210162
作品紹介・あらすじ
明治から昭和前期までの学校制服文化を著者独自の視点と約800点の図版で編んだビジュアル通史。女子高校・師範学校制服だけではなく、男子高校・大学の制服・制帽や小学生の制服までをカバー。徽章や衿章、ボタンなど、各学校を視覚で識別するための細部にこだわった図版も充実。さらに、現存する学校制服の全体及び細部や戦時下の制服ラベル写真など、従来看過されていた学校制服産業分野にも着目した、比類ない学校文化図録。
感想・レビュー・書評
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近代日本の学校制服の歴史と変遷を、豊富な画像資料と共に紹介。
まえがき・・・当時の制服の在り方について、詳細。
第I部 男子の学校制服 詰襟学生服と学生帽(角帽・白線帽)の着用
第II部 女子の学校制服 袴からセーラー服へ
第III部 大衆衣料としての学校制服
小学校児童への普及と学生服の量産
参考文献一覧有り。
モノクロ&カラー写真と画像、約800点。
明治~昭和戦前期の、学校制服の歴史と変遷を辿る。
何故、学ランと学生帽が男子校の制服の主流になったのか?
背広型のスーツを始めた学校は?
袴は女学生の強い着用願望による、その理由とは?
その袴も、男袴→着物→洋装→和装→女性用袴の変遷有り。
和洋折衷の改良服は試行錯誤で終わる。
女子への体育の重視から現れた様々な体操服は、洋装化し、
洋服の制服の登場に繋がり、主にセーラー服へ。
更に戦時体制のへちま衿、もんぺと姿を変える。
規定によらない小学児童に、既製品の学生服が普及することで、
和装から洋装へ変わる。
当時の卒業アルバムや服装規定、仕立て図の他、
実物の画像が豊富にあり、変遷だけでなく、着こなしや髪型、
更に、徽章、ボタン、袴章等の小物等まで掲載されています。
また、当時の製造販売のカタログや商標ラベルの数々や、
岡山県児島の学生服製造の歩みについても、詳細です。
それにしても、男子のバンカラや女子の髪型、
リボンの結び方など、自由度が多く見られるのが意外でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/66236 -
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00606498
明治から昭和前期までの学校制服文化を著者独自の視点と約800点の図版で編んだビジュアル通史。女子高校・師範学校制服だけではなく、男子高校・大学の制服・制帽や小学生の制服までをカバー。徽章や衿章、ボタンなど、各学校を視覚で識別するための細部にこだわった図版も充実。さらに、現存する学校制服の全体及び細部や戦時下の制服ラベル写真など、従来看過されていた学校制服産業分野にも着目した、比類ない学校文化図録。
(出版社HPより) -
帯文:”日本社会を特徴づける〈学校制服・学校文化〉を読み解くための、いままでにないビジュアル・ブック。” ”収録図版約800点レア資料多数!”
目次:第Ⅰ部 男子の学校制服;第1章 帝国大学(東京帝国大学)、第2章 学習院…他、第Ⅱ部 女子の学校制服;第8部 男袴、第9章 鹿鳴館洋装…他、第Ⅲ部 大衆衣料としての学生服;第22章 卒業写真にみる小学校児童の服装…他