吸血鬼伝説 (「知の再発見」双書)

  • 創元社
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本棚登録 : 222
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422210889

作品紹介・あらすじ

ギリシア神話の昔からヨーロッパの深層にうごめく伝説のエッセンスを巧みに昇華することで生まれた吸血鬼伝説。その成立を歴史、宗教、文学、映画、さらに1970年のロンドンで起こった吸血鬼事件など幅広い資料で解明する。

感想・レビュー・書評

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  • ホラー小説のようにただただ怖い伝説をまとめたものだと思って読み始めてしまったので、少し難しい本でした。図も多くて嬉しいのですか、タイトルだけにグロテスクなものもあるので苦手な人は注意して下さい。

  • 2022/1/17購入

  •  類書をいくつも読んできたので、新たに得られた知見は乏しい。豊富な図版は有難い。
     吸血鬼文学史を概説すると、いつも槍玉に挙げられた末に叩かれるのが『吸血鬼ヴァーニー』。いわく「見世物小屋の絵看板」「いたずらに扇情的」「三文小説」「支離滅裂」……。そこまでくだらないなら、かえって読みたいものである。

  • 同じく「知の再発見」双書シリーズ『ケルト人』を本棚の奥から引っ張り出したらこれも一緒に発掘されたのでついでに再読。相変わらずこのシリーズ、図版がたくさんあるのは魅力だけれど、文章は横書きで図版の隙間にあるのでとても読み辛い。紀元前から各地に伝わる吸血鬼(再生者)の伝説から、近代の映画や文学の中の吸血鬼まで、ざっくり全体像をつかむには最適。

  • 借りたもの。
    “吸血鬼”及び“吸血鬼ドラキュラ”のイメージの変容をまとめた吸血鬼伝説入門書。
    ブラム・ストーカーがもたらしたイメージ以前、古代宗教における人身御供から“生ける死者”、夢魔や疫病の話からジル・ド・レ、バートリー・エルジェヴェ伯爵夫人、ヴラド大公など史実における吸血鬼のルーツなど、順を追って簡潔に説明。小さいながらも図版もあり、読んでいて分かりやすい。
    近現代におけるドラキュラ映画も紹介している。

  • 2/20 読了。

  • 吸血鬼に関するお話や歴史、小説や映像作品などを、一気に知ることのできる1冊です。吸血鬼に関係する絵画などもカラーで楽しむことができます!

  • 吸血鬼という存在がいかに立ち現れたか、その歴史を探る本……
    だが、種村季弘『吸血鬼幻想』などを先に読んでいると
    「それもう知ってるよ」という感じで物足りない。
    ただ、カラー図版満載で、わかりやすく楽しめるので、
    他の入門書を読んでいない人には断然おススメ。

  • 『ヒストリアン』を読んだので、何かの参考になるかと読んでみたけど何の参考にもならなかった。図版は多いけど、あまり効果的でない。なんの説明もない図版もあるし。とにかく読みづらい。


  • このシリーズは本当に図版が多くて資料として読んでて楽しい。
    伝説になっていますが、吸血鬼が現代風のものになるまでの各地の生きる死体として恐れられてた伝承とか、教会の対処とか、狼男に関してだとか、いろいろ載っているので簡単な歴史資料としても読める。

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