ローマ教皇 キリストの代理者・二千年の系譜 (知の再発見双書 64)

  • 創元社 (1997年1月1日発売)
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本 ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784422211244

感想・レビュー・書評

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  • この知の発見シリーズが好きで、いま色々と読み込んでいる。高校の世界史で習った内容が役立つレベルでたくさん出てくる。(ディオクレティアヌスとかカノッサの屈辱とか懐かしい)あからさまに教皇が近代化に反対していた時期(地動説放棄させる、鉄道は地獄への道)から、近代主義(ラジオでメッセージ、映画を承認)に変わったところに感銘を受けた。カトリック教の根幹を揺るがすものでも受け入れる柔軟な思想の教皇が出るとは!福音書の解釈を変えるのは、法の条文の解釈が時代に伴って変化したのと似たようなものかもしれないが、それでもすごいと思った。現代の教皇はその時代に沿った人物を選んでいるぶん世界に向けてのメッセージが明瞭な気がする。全ての人に受け入れられるような教皇を求められているからなのかもしれない。

  • 監修:鈴木宣明、訳:後藤淳一、原書名:Urbi et Orbi:Deux mille ans de papauté(Chiovaro,Francesco;Bessière,Gérard)
    イエスとペトロとローマ教皇◆ローマの印璽◆発展の時代◆危機の時代◆革命のただなかで◆2000年の歴史を超えて◆資料集

  • 各ローマ教皇が何を行ったかを中心に書かれてます。
    図画が豊富で、それは嬉しいんだけど、名前が……。頭の中でカタカナが踊る。

    長い歴史をこの一冊でわかろうとするのは無理。ほんとうにおおまかな流れを掴むのは出来る。
    でも、踏み込もうと思ったらどこから手をつけたらいいのか、きっと迷う。すでに迷ってる。

  • はっきり言ってしまうと、キリスト教に興味はない。ローマ教皇という存在にはすごく興味がある。
    教皇と言っても、一人一人違うし。無能な教皇もいたし、聖人としてはすばらしいのに外交能力に乏しい教皇(ピウス10世?)もいた。果ては、教皇権がお金で売買されたりした時代もあった。しかし、それでも、今現在もキリストの代理者としてローマ法王が活躍しているっていうのは、本当に興味深い。調べて教訓になることも多そうだ。
    個人的には、教皇の名前(例えば、インノケンティウスやシルウェステルなど…)や「カノッサの屈辱」のような事件の呼称が楽しいというか、なんか好きなので、この本は楽しく読むことができました。本屋にローマ教皇の辞典みたいなのがあったので、(高いので買いませんが)図書館とかで読んでみたいと思いました。

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