- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422211626
作品紹介・あらすじ
彗星のように歴史に登場した17歳の少女が、わずか4カ月でイギリス軍を破り、失意の王太子シャルルをフランス王として戴冠させた。この出来事は、ヨーロッパの長い歴史のなかでも、屈指の奇跡的事件とされている。
感想・レビュー・書評
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ジャンヌ・ダルクの生涯を様々な資料を基にわかり易く解説した本です。
著者のレージーヌ・ペルヌーはジャンヌ・ダルク研究の世界的権威であり本書あり、一般向けの本ながら充実した内容となっています。
私はこれまで知らなかったのですが、ジャンヌ・ダルク異端裁判での彼女の答弁が文書で残っているようで、この本の資料編にその抜粋が載っています。
孤立無援の状態で彼女を陥れる神学上の罠を含んだ問いに対して見事に応じている様は、感動すら覚えます。
彼女の誠実さとか真剣さは、他の人が書いた物語等よりこの文書に如実に表れている気がしてなりません。
(しかも彼女は、このときまだ十代の少女だったのです)
歴史上に彗星のように現れ、二年間後に悲劇的な最後を迎えた彼女を知るための手引書として良い一冊だと思います。 -
レジーヌ・ベルヌー
ジャンヌダルク研究センター創立者
写真が沢山あって無いようもしっかり! -
ジャンヌの裁判記録読みたい〜〜〜〜〜!!
内容はタイトル通りの視点から書かれているので、反証も読みたい私にはもの足りなかったです。
あと、全体的にどうもあんまり「聖なる乙女ジャンヌ」に偏ったというか、一方的な見地に立たれた内容が読んでてちょっとしんどい。