海賊の歴史 カリブ海、地中海から、アジアの海まで (知の再発見双書 113)
- 創元社 (2003年12月25日発売)


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本 ・本 (168ページ) / ISBN・EAN: 9784422211732
感想・レビュー・書評
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ワンピースに出てくる名前の海賊たちの本当の姿。
ロマンに溢れた冒険というより、各国の思惑で踊らされてた悲しき男たち(アン・ボニーやメアリ・リードなんかは女性だが)
ルフィやシャンクスなどの心優しい正義の味方は、ほぼいなかったようだ。それは飢餓状態で緊張の連続の航海で、男だらけの世界。ホモセクシャルに走ることもあり、陸に上がれば緊張が解けて、たがが外れて暴れ回るのは当たり前だった。つまりワンピースのやられ役の海賊が本当の姿。塩野七生の地中海世界ではイスラムの海賊だったが、地中海、カリブ海他では、ヨーロッパの各国が雇ったもしくは黙認した海賊が敵対国の船を襲うのが主流で、生きるための最終手段なところがあったのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海賊とは結局なんなのか考えると、答えが分からなくなってくる。荒くれものの略奪者でもあり、国家に保護されたり国策に利用される場合もあり、生きるための職業のひとつでもあり……。
世界史をもう少し学んでから読み返すと、背景をもっと理解できるかもしれないと思った。 -
翻訳ものなのでーーー。エピソードとぎれとぎれ。
挿絵はおもしろいけど小さくてわかりにくい。 -
ギリシャ神話から現代の海賊まで分かりやすくコンパクトに書かれていて、書名のとおり海賊の歴史を俯瞰するのにとても参考になる1冊でした。また、この本で初めてバルト海の海賊団ヴィタリエンブリューダーやマトロタージュと呼ばれる海賊同士の特別な結び付きを知りました。
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ONE PIECE好きなので、この本を購入。海賊って凄い!
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タイトル通り、海賊の歴史について書かれた本。
海賊の風俗についてはそれほど詳しく書かれていないし、
長い歴史を解説しているので
ピンポイントにこの時代の海賊を知りたい!
という欲求にはあまり応えられない。
イラストが非常に豊富だが、
レイアウトの問題で少々文章が読みにくい。
この本だけに載っているわけではないだろうが、
キャプテンキッドのバラードは
情緒溢れて一読の価値はある。 -
小説の資料として。面白すぎて大変だった。
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古代から現代まで、ありとあらゆる時代、場所における海賊について書かれた本。メアリ・リードかっこいい。
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ワンピースに興味があるからというわけでないけど、現代で海賊してたら、だいぶ状況変わりそうだね、まず酒びたりとかじゃなさそう。 昔の海賊、及び船乗りって、酒が飲めないと始まらないのだな、 そらそうだ、水は腐るが、酒はもつもんね、 船のない海賊が軍艦のっとるとか、ロマンがあっていい。 歴史に関して読んどくと、この本の役に立ちそう。 海賊行為ってのは歴史をつくってきたんだなぁってしみじみ思う。
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冒頭、日本語版の監修者序文が、もっとも無駄のない海賊史へのイントロになっている。まずここにじっくり目を通すことをおススメします。
もともとフランス人研究者がフランス人読者のために書いたものなので、いくら質のいい入門書とはいえ、日本人がいきなり読んでしっくりくるはずもなく。
後藤淳一の作品





