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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784422212135
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みんなの感想まとめ
イコンの歴史やその考え方を理解するための入門書であり、特に初学者にとって非常に分かりやすい内容が特徴です。描き方のルールや受け継がれてきた背景に関する丁寧な解説があり、図像や写真が豊富に掲載されている...
感想・レビュー・書評
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映画「アンドレイ・ルブリョフ」見て以来、イコンについて勉強中。もう少し他の読んでみよう。この1冊でざっくりとした知識は得られました。
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ロシア正教のイコンについての入門書
イコンがどのような考え方で受け継がれているのか、描き方のルールなどについて、初学者向けに丁寧に解説されている
図像や写真が多く載せられているので読みやすいが、読むにはある程度ロシア正教や東方正教の知識が必要 -
<目次>
第1章 ロシアの「プリミティヴ・アート」
第2章 「人の手によらない」像
第3章 「新しい国民」と初期のイコン
第4章 伝統と革新
第5章 本物の像から聖なる像へ
資料編
1 教義上の根拠
2 アンドレイ・ルブリョフに関する資料
3 16世紀と17世紀のイコン崇敬
4 イコンは芸術作品か?
5 神学の復興
6 イコンのための学問
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<第2章 「人の手によらない」像>
イコンとは、キリスト教の「人の手によらない像」としてビザンチン帝国に誕生したが、決して順調な誕生ではなかった。
8-9Cにはイコノクラスム(聖像破壊運動)が何度も起こった。
その根拠は「偶像崇拝反対」であったが、ダマスカスの聖ヨハネは「受肉」を根拠にイコンを擁護した。
その結果、イコンは「髪が姿を見せる場所」としてパンやぶどう酒に同じものとされ、第二ニカイア公会議で承認された。
イコンは当初、「美しさ」よりも「本物」であることが重視されたが、持ち運びできることから、「幕屋(移動式の神殿)」と同一視され、徐々に奇跡を起こすものとして「派手」になり、町中を練り歩くこともたびたびあった。
<第3章 「新しい国民」と初期のイコン>
10Cキエフ大公ウラジーミルはキリスト教の洗礼を受けいれ、その後ロシアは東方正教会を受け入れた。
それに伴い、ビザンチンからイコンもやってきて、それは「タタールのくびき」が始まり、両者のつながりが弱まる12Cまで続いた。
しかし、現在それらはあまり残っていない。
なぜならイコンは「生きているもの」とされ、上書きされるのが常であったからである。
<第4章 伝統と革新>
イコノスタシスはロシアで生まれた(16Cごろ?)。
イコン画家はモデルを用いず、無から想像することが、賢者の素質であると称賛されていた。
14,15cは聖人のイコン、18cには歴史のイコンが増えた。
<第5章 本物の像から聖なる像へ>
イコン画家は個性よりも、信心深さが大切にされ、そこにさらに芸術性が加味される。
思いつきで書くことは規制されているが、それは増えすぎ、大量生産されるそれらに対する規制でもあった。
<第1章 ロシアの「プリミティヴ・アート」>
このような経緯をたどってきたイコンであるが、19Cにはロシアの「プリミティヴ・アート」として、再評価され有名な画家が買い求めたり、コレクターが出現した。
ロシア革命で大量破壊を蒙ったが、免れたものは美術館に収容され、現在でも主要な展示物となっている。 -
(推薦者コメント)
イコンとは、聖像画のこと。人々に敬われ信仰に用いられたイコンの歴史を、コンパクトに学べる。 -
イコンが信仰用具として使われるには、そのイコンが本物であることが求められる。本物というのは、人間見たり、思い出したり、描いたりするものであってはならない。原像に由来するもの、つまり原像を押し付けた跡、刻印こそが一番の本物といえる。
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