ヴュイヤール ゆらめく装飾画 (「知の再発見」双書166)

  • 創元社 (2017年1月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784422212265

作品紹介・あらすじ

エドゥアール・ヴュイヤールは、ピエール・ボナールやモーリス・ドニとともにナビ派を代表するフランスの画家のひとり。大胆に切断される構図と平面的な展開や、短縮法、調和性を重視した色彩表現を駆使した絵画作品を制作した。また、ベル・エポック時のパリにおいて、室内装飾や舞台美術も精力的に手掛けた。人物像としては、厳格で繊細。ストイックに制作に励み、生涯独身を通した稀有な画家の作品と歩みを紹介。

感想・レビュー・書評

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  • ボナールと仲が良く親密派と言われたナビ派の画家。ゴーギャンの影響は決定的だったが、目まぐるしく変化する絵画の潮流に左右されずに独自の道を歩んだ人だ。「ゆらめく装飾画」という副題がズバリの画家。ボナールの画風に似ていて、輪郭は曖昧で色彩も独自だが、ボナールほど派手な色彩ではなく落ち着いた感じだ。人物も描かれているが、背景に溶け込む装飾と化している。私の好みの絵ではある。ただ解説はやたら多いが、非常に読みづらい、めんどくさい、ぐだぐだとうるさい。

  • 改めてナビ派の絵を見たときに奥深い魅力で惹きつけられたのはビュイヤールです。渋めの色調を好み、陽気さは感じられず、むしろ、不穏な印象を与えるものさえあります。遠近法を崩しているのも一因でしょう。平面的で表情などは描き込まず、切り絵を連想させる服装をさせています。一方で、テキスタイルの柄が細かく書き込まれたりもします。人生を通して作品に変化があります。ヴュイヤール美術館があれば、飽きずに眺めていられ、その世界に遊んでいられそうな画家です。

  • ヴュイヤールの画集自体がこれしかないので仕方ないが、画家の生涯についても触れられているので、人となりや生活を知ることができる。
    肝心の絵が、ページで分断されてしまうのが残念。

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著者プロフィール

著者:ギィ・コジュヴァル/1955年パリ生まれ。国籍はフランス、カナダ。1982年から1984年まで、ローマのフランス・アカデミー宿泊研究員。イタリア・ルネサンス期の建築からヒッチコックまで、研究対象は幅広い。リヨン美術館学芸員、ルーヴル美術館学芸員、ルーヴル美術学校教授、カナダ・モントリオール美術館館長などを務め、この間、ヴュイヤールのカタログ・レゾネを編纂し、2003―04年に米加仏英を巡回した「ヴュイヤール展」や2006―07年の「モーリス・ドニ展」の主任コミッショナーを務めた。2008年からオルセー美術館館長。

「2017年 『ヴュイヤール ゆらめく装飾画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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