現代民俗学入門 身近な風習の秘密を解き明かす (創元ビジュアル教養+α)
- 創元社 (2024年3月13日発売)


本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (152ページ) / ISBN・EAN: 9784422230450
作品紹介・あらすじ
なぜトイレにはスリッパがあるの? 火葬場で箸わたしをするのはどうして? そのヒントは、民俗学にありました。民俗学の知識を使って、ネット上の美談からLGBTQIA+まで、現在の世の中の各所に潜むいろいろな疑問や話題を取り上げ、豊富な図解とともにわかりやすく解説します。民俗学は現代社会でも使える、生きた学問だった!
感想・レビュー・書評
-
「民俗学」とは人々(=民)について〈俗〉の視点で研究する学問
で、〈俗〉とは①支配的権力になじまないもの②近代的な合理主義では必ずしも割り切れないもの③「普遍」「主流」「中心」とされる立場にはなじまないもの④公式的な制度からは距離があるもの、などを指すそう
なるほど、土瓶さんは〈俗〉に分類されるわけやな
はい「身近な風習の秘密を解き明かす」本書、入門と題するだけあってかなーりサラッとしてます
サラサラすぎて物足りない
民俗学者としての(いつから?)わいのステージはもちょっと上だったようです
中でも気になったのは、60歳のお祝いを還暦、70歳のお祝いを古希って言いますよね
喜寿、米寿と続くんですが、250歳のお祝いは天寿って言うそうです
いや250歳て!詳細をみるコメント8件をすべて表示-
ひまわりめろんさんユッキーはそうねぇ…〈毒〉で!青いしユッキーはそうねぇ…〈毒〉で!青いし2024/04/20
-
土瓶さんえ? 支配的権力様には指紋が無くなるほど揉み手してこびへつらいますが!!え? 支配的権力様には指紋が無くなるほど揉み手してこびへつらいますが!!2024/04/20
-
1Q84O1さん〈俗〉の集まり…〈俗〉の集まり…2024/04/20
-
-
「遠慮のかたまり」
そういう意味だったんだな。
現代民俗学、なかなか面白い。 -
民俗学というと、古い民間伝承を研究対象のする学問と思い込んでいたが、この本を読み進めているうちに、「現代民俗学」という分野があることがわかってきた。現代ならではのネット、都市伝説などの話もあるが、昔から永く続いている風習や迷信も多く、結構カバレッジが広い。隣の民俗学というように、身の回りのものの中で、なんで?と思うような習慣に着目して調べてみたら面白そう。「介護民俗学」という分野も面白そうと思った。
-
民俗学と聞くと「妖怪のこと?」というイメージがあるかもしれない。この本はそんなイメージを持った人にこそ読んで欲しい。日常の様々な慣習に民俗学のスタート地点がある。イラスト付きでとても分かりやすくブックガイドとしても秀逸です。特に『会社じんるい学』は気になる。
-
学校図書館に置きたいと感じる。「敷居を踏んではいけないよ」「ちゃんと『いただきます』を言おうね」「掃除をマジメにやりましょう」そういった教師の声かけに「何でだよ!」と反発する子はいないだろうか。そんな子に、本書が納得解を与えてくれるかもしれない。
-
中学生の娘と主人が本屋さんで見つけ購入してきた本を読みました。(カバーが可愛らしくなっていて子どもが手に取りやすいものになっていました。)
空き時間にさらっと読める民俗学の入門編のような感じ。西日本の文化が多く書かれている印象。
内容がやや広すぎて浅すぎる、理由を知るにはもう少し深堀りして学びたいと思うが、それは個々の専門書を読んでということかな。 -
イラスト多めで分かりやすく、トピックごとに関連書籍が紹介されてるのもありがたい
東日本と西日本で骨壷のサイズが違うのは知らなかった -
本屋で可愛い女の子がハンコをハァってやってる表紙を見て興味を持った。笑
民俗学と言えば民間伝承みたいなイメージがあったけど、認識が変わった。
風習や行事にはじまり、介護やネットミームまで民俗学で語られるとは面白い。
どこかで民俗学は懐が広い学問だって見たけど、これは確かに懐広いわ。 -
まさに入門書
津軽の英雄
著者プロフィール
島村恭則の作品





