大阪名物

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本棚登録 : 38
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422250441

感想・レビュー・書評

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  • 箕面の名物「もみじの天ぷら」!
    煎餅ではなく厚めの衣だがかじってみると中から本当にもみじの葉が出てくる。驚きというよりも新鮮さを感じた。葉自体に味があるのかと言ったら中身を砕いてまで食べてはいないのだが、昭和12年から続く久国紅仙堂さんで直に見てみたいものだ。

    食用に適した「青もみじ」の入手が困難になるとご自分の土地に150本の木を植えてまでの存続というのは素晴らしいの一言。グルメ本は多数出ているがどれも似たように見えるが、やはり個人の思い入れを注入した作品は面白い!

    「大阪名物」

    158Pに凝縮されたこの本は本当に面白い。大阪人ですら今の若い子なら記憶にもないような名物が載っている。読みながら行きたいところにメモを挟んでいくのだが、ほぼページにはメモが挟まれてしまった。

    最近、川崎の名物や神奈川の名物を気にするようになってきて新たに地元愛が湧いてくるいい本だと思いますよ。やはり、こういったもので旅行の下調べをすることは必要でしょ。本当の意味で旅も楽しくなります!

  • 大阪はおいしいもん、たくさんあるでー!
    以前読んだ『関西名物』と同じ著者なので、信頼できそうです。
    一つ一つの名物に込められた思いを読むのもよし、
    ものの写真と店だけ参考にするのでもよし。

  • みやげもん。うまいもん。ほんまもん。
    この前買った「面白い恋人」は衝撃でした。大阪人、すごい。

  • 気になるお店、行きたいお店、いくつか。

  • 和・洋菓子から漬物、惣菜、調味料、酒、日用雑貨、手工芸品に至るまで、大阪のそこでしか買えない手づくりの逸品を中心に73品を厳選。旅行や散歩の愉しみに、手土産に買うべきものがないと悩む多くの大阪人に贈る名物案内。

  • 去年、生粋の関東人のご接待に困ってmixi日記で「なにわの秋の名物」って一体何がある??と情報を募ってみたけど、みなも困ったとみえ、結局これといった情報も集まらず「やっぱり粉ものかー・・・」で落ち着いてしまったわけですが、ほどなくしてこの本の存在を知り、やっぱり困っていたのは私だけではなかったのねん??と感じたタイムリーな本でした。(^^;)
    でも、リストだけ見てるとね、「ええ?何でそれが入るん?」って感じるようなものがあるんやけど、
    「へぇ~~!そうなんや~♪」と思わせる薀蓄がよいですわ、これ。

    「伝統」ばかりで括られたものではなく、かなり新しいお店も入っているので、「大阪名物」とするにはどうなんでしょう?って感じるものもあるわけなんやけど、でも実際、「ええ?それが入る?」と言いながら、私なんか口にしたことないものだらけ、使ったことないものだらけなわけで。
    全部、口にしたくなり、使ってみたくなりました。
    ・・って言わせるほど、「薀蓄」がうまい。

    本町界隈の店も多く、全部知ってるけど、知らないものばかり。
    足元にこんなにあったか・・・って。ヾ(・o・)
    灯台下暗しとはまさにこのこと!っていう感じ。

    これね、地元箕面の「もみじのてんぷら」が入ってるのよ。ヾ(・o・)
    まさに「ええー?それ入れるかー?」って思った1品ですが、薀蓄によります店のは、作る工程に実に手間暇かかってあんなに面倒なことだとは思いもよらず、びっくり。
    こんど、滝道歩くときは、いろいろ食べ比べてみようかという気になりましたわ。
    (ま~、いくら薀蓄に感動したとはいえ、“もみじのてんぷら”を食べ比べてたら、かなりな胸焼けは確実なわけで、体調ばっちりなときに行って、食べたあとは消化薬飲んどかなね?(*^◇^*)ゞ)

    ただ有名どころを並べただけじゃないところに好感が持てて、なかなかお役立ちな1冊でした。

  • 大阪名物といえば、すぐにコナモン!というなかれ。
    大阪はくいだおれ。
    たべるもんへの探求心は尋常ではないのです。
    あぁ、こんなうまそげなもんがまだあったのか!と思わせる一冊であり、
    ほな、買いにいかな!と思わせる一冊です。

  • 本屋で見て高かったので買わなかった一冊。

  • こんな本を読まないと大阪名物がわからない方へ。
    でも読んだらうれしくなります。

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著者プロフィール

井上 理津子(いのうえ・りつこ):ノンフィクションライター。1955年奈良県生まれ。タウン誌記者を経てフリーに。主な著書に『さいごの色街 飛田』『葬送の仕事師たち』『親を送る』『葬送のお仕事』『医療現場は地獄の戦場だった!』『師弟百景』など多数。人物ルポや食、性、死など人々の生活に密着したことをテーマにした作品が多い。

「2024年 『絶滅危惧個人商店』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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