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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784422340012
作品紹介・あらすじ
ドバイ・国連・アンゴラ・セネガル・ロシア・中国など、文字通り世界中を股にかけて活躍する法律家が、過去20年の間に経験した、あり得ない話が満載の実話集。権力者およびその取り巻きの肥大した虚像が剥がされ、〈一流〉を自認するビジネス・エリートのペテン師ぶりがあらわになる、爆笑ノンフィクション。激しい競争や闘争の中、まともな感覚を保つとはいったいどういうことかを知るためにも最適な、異色の国際ビジネス入門。★推薦します権力者を扱った人類学として傑出した作品。――ダニエル・カーネマン―ノーベル経済学賞受賞<各章の紹介>★ビッグ・サンディに魅せられて私と友人グレッグで新たに立ち上げた法律事務所は、すぐに軌道に乗ったものの、本当に手掛けたいアフリカ案件の依頼はなかなか来なかった。そこへ、見知らぬ男リチャードから「アフリカの次世代のリーダー育成プログラム作成に力を貸してほしい」と連絡が入ったのだ。★ドバイの夢ビッグ・サンディの記憶も薄れかけたある日、首都ワシントンのフォー・シーズンズ・ホテルで、知人のジム・モーゼルから、シンクタンクに関わる二人の紳士を紹介された。★国連で朝食をドバイから戻ったある日、元国連職員の友人とランチを摂った。その友人に招待されたディナーで私は、長年温めているアフリカでの都市改革プログラムに関心を抱いてくれたベンチャー資本家に知己を得る。★ルアンダの教訓ナミビアの友人ハラルドから元アンゴラ政府の高官を紹介された私は、彼らの協力で、新たな金融セクターを創出するためのイニシアティヴを開始し、首都ルアンダへと旅立った。★ダカールからの逃亡ルアンダの教訓はビジネス方針の再考を迫った。しばらくの休息を欲した私は、大好きな街パリへと旅立つ。★チェス・ロシア風時は二〇〇六年のこと。ロシアの友人、ヴィタリが手配した国立社会大学学長との会見が首尾よく済み、次の手を打つための会食をモスクワのレストランでしていた。★霧の低地「霧の低地」と呼ばれている天下の国務省。そことの仕事は、いつも気の滅入るものばかりだ。しかし、賢いジャーナリストの知人、ナイジェルの説得と仲介で、アフリカ担当の高級官僚であるネイサンにアポを取ることになり、霧の低地に再び足を踏み入れた。★中華的階級中国のシンクタンクから依頼されていた北京での講演を終えると、友人の張が北京最高級のレストランでの夕食会に招いてくれた。その夕食会は、共産党幹部で、実業家としても権勢を誇る、ある総裁が主宰するものであった。★ワシントンDC、すなわち陰謀の巣窟ロンドンにいたある日のこと、突然電話で、アメリカ副大統領の参謀であるヒュー・ワインダーから招待を受けた。★金への愛ゆえに権力ピラミッドの上の方では、いつも言うこととすることの間に巨大な谷間が横たわっている。その恩恵にあずかろうと右往左往する下々では、約束なんてした瞬間に破られているし、友情なんて仕事上、有用だからこそ価値があるに過ぎない。
感想・レビュー・書評
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多分、国際的に公的な仕事に関わってきた法律の専門家による実体験の奇妙なエピソードをまとめた本。10個ぐらいのエピソードが書かれているが、アフリカの市場実態を書いたものと中国のとんでもないビジネスマンの話は面白かった。あとの話は、変な奴に裏切られた話や政治家のおめでたい話が多くて、面白くは読めるがそれだけとも言える。本が千円ぐらいなら買っても良いと思う。
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【伏魔殿でお茶を】世界各地の大物たちとビジネスをしてきた著者が,その「どうしようもない」内実を描いたノンフィクション。権力欲を始めとしたあらゆる情念が渦巻く中で,思わず真偽を疑いたくなるホントの話が次々と飛び出してきます。著者は,コンサルタントとして金融教育等に関する多くの助言を授けてきたダニエル・レヴィン。訳者は,翻訳家として活躍する松田和也。原題は,『Nothing but a Circus: Misadventures among the Powerful』。
著者の失敗話で幕を開けるのですが,本書の白眉は中盤のロシア部分。政治とビジネスが絡み合いながら取り返しのつかない事態が展開していく様は非常にスリリングでした。教科書的には絶対に学べない「政治経済学」を知ることができる点で非常に魅力溢れる一冊です。
〜「行くなら行け,行かないなら行くな。けど行くんなら,楽園を期待するな。」〜
やっぱり痛い目にあっておくって大切なんですね☆5つ
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