世界を変えた薬用植物

  • 創元社 (1972年1月1日発売)
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本 ・本 (470ページ) / ISBN・EAN: 9784422410050

感想・レビュー・書評

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  • 40年前の本であるが、今読んでも、楽しい。
    牧歌的な時代の涙ぐましい努力。

    大地のささやき。
    それは、植物の中に宿っている大きな力。
    その力は、人間の生活を大きく変えるものだった。
    そのことに気がつき、その植物を利用する。
    抽出する。成分を確定する。
    そして、適切な処理ができる。
    化学的に合成する。類似の化合物をつくり、
    パワーアップする。
    天然有機化学の時代を、描写する。

    植物学とは、薬草学として、確立して行く過程だね。
    植物は、実に多くの恩恵を人間に与える。

    それにしても、ダーウィンのおじいちゃんが評判悪いのは、
    面白い。その性格を受け継いだのだろうか。

    綺羅星のごとく輝く人々。
    筆力が、実にたくましい。いい本ですね。

    • だいさん
      30年位前に読みました。
      30年位前に読みました。
      2013/06/03
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著者プロフィール

1931年、大阪生まれ。大阪大学医学部薬学科卒。大阪大学薬学部講師、富山大学薬学部教授を経て、
富山医科薬科大学和漢薬研究所教授、所長を歴任。1963年から年に1~数回アジア各国の民族薬物の
現地調査をする。中国薬科大学、南京中医薬大学等の名誉教授、北京大学医学センター、瀋陽薬科
大学等の客員教授を歴任。和漢薬学会賞、日本薬学会学術貢献賞など、多数の賞を受賞。
著書は『漢方・生薬の謎を探る』(NHKライブラリー)、『和漢薬百科図鑑1、2』など、訳書、編著
書を含め約200冊。

「1996年 『和漢薬への招待』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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