- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422414232
作品紹介・あらすじ
「物理」という言葉を目にしただけで憂鬱になる人がいるが、本来物理とは古代ギリシャ時代には「自然哲学」と呼ばれる考察から始まったように、原子やもっと小さな世界から宇宙までを理解しようとする「万物のしくみ」を探究する学問なのである。物理に関する丁寧な解説と歴史、ニュートンやアインシュタインなど知の巨人の紹介から練習問題という3つの構成で読み進む「大人のためのやり直し講座」第3弾。
感想・レビュー・書評
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ギリシアからヒッグス場がそろそろ証明される辺りの時代までを眺めた人物と発見の物理史。やはりニュートン、アインシュタインの業績が目立つが19世紀の発見も見逃せない。電磁気学、原子論、放射線など現代文明を支える重要な発見が相次いでいる。同時に、分かりやすい物理、体験できる物理は19世紀までということも見えてくる。相対性理論、不確定性原理、量子力学、量子電磁気学、素粒子と思考実験が先に立つ、直接体験することが難しい分かりにくいものばかりである。当然これらも現代文明を支えている、あるいはこれから支えようとしていることは間違いないが本当に分かりにくい。かつての物理は体験していたものを説明することで発展してきたこともあり、現象と言葉が一致している(単になじみがあるだけかもしれない)が、現代物理は良く分からないものを体験を伴わない言葉で説明しなければならないから余計に分かりにくく感じる。なにかピッタリの言葉が見つかればスッと入ってくるのかもしれない。
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The BEDSIDE Book of Physics
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=1351 -
ふむ