NASAのロボット蜂 偉大な発明でたどるロボティクスとAIの歴史 (創元ビジュアル科学シリーズ 4)

  • 創元社 (2023年2月27日発売)
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本 ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784422414287

作品紹介・あらすじ

アメリカ航空宇宙局のNASAが国際宇宙ステーションに送り出した「ロボット蜂」(キューブ型ドローン)をはじめ、近年、高度な機能を備えたさまざまなロボットが数多く登場しています。

本書は、ロボットが機械人形であった時代から自動運転車や家庭用ロボット、そして人間の知能を凌駕するAI(人工知能)の誕生まで、ロボット工学の長い歴史の中で最も画期的な50の発明を取り上げ、その背景や人間社会に与える影響に迫ります。

感想・レビュー・書評

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  • オートマタ。ロボットではなく、オートマタ。チェコ語で強制労働を意味するロボタを語源とするロボット。ギリシア語の自ら動く物を意味するオートマタ。日本語では、からくり機械人形。電気を自在に扱えるようになる前からの概念。

    奴隷制度は古代ギリシャでは普通のものだったが、アリストテレスは世界中に奴隷がいることを危惧し、代わりとなるものを考えた。自動化によって奴隷が解放される日が来ると言うアリストテレスの考えた。本著では楽観的と揶揄されているが、素晴らしい。本来、自動化は人間をより自由にするものであるべきなのだろう。

    蒸気機関車よりも1500年前に蒸気機関を発明していたヘロン。アイオロスの球という、羽根のない簡単な半径流蒸気タービンであり、中央の水容器を熱することにより回転する。

    ライプニッツは結合術論という論文を発表し、人間の思考は記号で表現可能な単位に分解でき、どんな議論も解決可能な、人間の思考のアルファベット化を考えていた。ライプニッツは、ステップレコナーと呼ばれる物理的な掛け算機械を開発し、その後、2進法を提唱。

    こうした話が満載。写真や図解も多く、オーパーツを見ているような謎めいた楽しさがある。いつか、Chat GPTのようなテクノロジーも古くなり、オートマタの一つの構成部品になる日が来るだろうか。

  • 請求記号 548.3/W 49

  • ●なぜ気になったか
    今話題の生成系AI搭載のロボットお披露目、そう遠くないはずで楽しみ。その前に、国際宇宙ステーションで飛んでいる「ロボット蜂」などの最新情報を知っておきたい

    ●読了感想
    流し読み。2019年の無重力空間を自由に自律飛行する「Astrobee:宇宙蜂」、2021年の能動的に話しかけてくれて高齢者の孤独感を解消するAIロボット「ElliQ」の情報を知れたのが有益だった

    #NASAのロボット蜂
    #ロバート・ウォー
    23/2/27出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/3SyAhyC

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著者プロフィール

英国を代表する科学技術ジャーナリストの一人。過去20年以上にわたり、「テレグラフ」「デイリーメール」「ガーディアン」など、数多くの新聞、雑誌、ウェブサイトで、ガジェットやアプリ、ビジネステクノロジーについて寄稿している。

「2023年 『NASAのロボット蜂』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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