世界で一番美しい元素図鑑

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  • 創元社 (2010年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784422420042

感想・レビュー・書評

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  • 写真集のように綺麗な画像を見るものと思いきや、解説の内容が読みやすい軽い語り口で、読み物として楽しい。化学の基礎から雑学、宇宙物理学、歴史まで幅広い話題がふんだんに盛り込まれている。
    教科書のような情報の羅列よりも、こういった形で世界と自分を繋げる幅広い切り口で学問を紹介する方が記憶に残りやすいので学習教材としても良いと思う。
    自分が小学校の頃に元素名を全暗記したときはマイトネリウムまでしか存在しなかったが、既に118個まで増えていて面白かった。
    とは言え本書も2010年発売のもの。さらに新しい事実が生じていることだろう。

  • 小学生の頃にこの本で元素を覚えました。
    題名のとおり美しい図鑑なので『これを覚えたら素敵なことが出来るようになる』と思い、ワクワクしながら何度も読みました。
    今でも魔法の本のように思っています。

  • 子どもは勿論、大人でも目で楽しめる図鑑でした。

  • 一つひとつの元素が、周期表の上から順に、紹介されています。その名前に違わず、本当に美しい図鑑であると言えるでしょう。元素の特徴を捉えた鮮明な画像を覗いていると、ワクワクします。著者のセオドア・グレイのユーモア溢れる文章も魅力的です。元素の特徴や、まつわるエピソードが紹介されています。最後の一文が、次に登場する元素の導入になっていて、図鑑でありながら物語を味わうようにも読むことができます。
    「世界で一番美しい〇〇図鑑」シリーズは、分子図鑑、化学反応図鑑もe-Bookにあります。こちらもぜひご覧ください。
    (理科Ⅱ類・1年)

    【学内URL】
    https://elib-maruzen-co-jp.utokyo.idm.oclc.org/elib/html/BookDetail/Id/3000078788

    【学外からの利用方法】
    下記URLをご参照ください
    https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/literacy/user-guide/campus/offcampus

  • 本当にきれいだな。

  •  「明日検診だから、バリウム飲まなきゃいけないんだよね~」
     といったとき、飲んでいるのは単体金属のバリウムではなくて、その化合物である硫酸バリウムの懸濁(けんだく)液なのです。Ba(56)。

     見上げればネオンサイン、というのも、ガラス管の中にネオンNe(10)を封入しているのは赤橙色をしたものだけで、ほかの気体、例えばアルゴン(18)だとスカイブルーになるなど、ネオンサインに必ずしもネオンが入っているわけではないのです。

     などといった、この地球上にある、あるいは物理学者によって人工的に作られた118の元素に関する内容が載っています。
     メンデレービウムMd(101)以降の完全に人工的に作られた元素は別にして、ほとんどの元素は見開き2ページでかかれています。
     左のページに元素記号と原子番号、筆者の持っている単体の元素の美しいな写真があります。
     また、右ページにはその元素で作られた、日常的に使われる製品、化合物などの写真がふんだんに載っています。その元素の基礎データ、原子量、密度、原子半径、結晶構造などもあり、元素について綿密にかかれています。

     最も素晴らしいと感じるのは、それぞれの元素につけられた筆者の解説です。元素コレクターならではの膨大な知識、時々にじみ出てくる、皮肉な文章。ついにやりと笑ってしまう文章が最高です。

     図鑑として、適当に元素や鉱物写真を眺めるもよし、解説をじっくり読んで、知識を増やすのもよし。時には重石にするのもよし。使いでのある図鑑です。オイラの評価はかなり高いです。

     明日の胃の検診、バリウム飲むの嫌なんです。気が重い。なんかもう少し飲みやすい造影剤ってないんですかね。

  • 左頁に元素の純粋状態の大きな写真、右頁にその用途・使用例を写真で掲載した元素図鑑。

    とにかく写真がきれい。吸い込まれるような透明感です。その大きく紹介されている姿形はもちろん、生活のなかで目に付く物・耳にする物を例に解説する等、元素を身近に感じられる工夫もされています。

    「スイヘーリーベ…」と口ずさみながら英語の羅列を丸暗記する方法しかなく、化学に関してはすっかりお手上げとなってしまった学生時代。こんな図鑑が近くにあれば、もっと違った視点で化学に興味が持てたかもしれないと悔やまれます。
    化学の世界へ導入本として、中高生にも手に取ってもらいたい作品です。

  • 世界で一番美しい元素表の図鑑版…なのでしょうか。
    世の中には美しいものがたくさんあるけれど、ある意味での美しさの本質はここに見られるのでは。
    誕生日プレゼントにいただきました。
    もっと早くに出会っていたら、元素表を覚える事がもう少し楽しかったかも知れない。今は美しいページを眺めるだけだけれども。
    とても静かな本。

  • 東北大学OPACへのリンク:

  • 名前の通り美しい図鑑なので眺める用。
    子供の頃にこれがあったら少しは科学を好きになれてたかな

  • かなりわかりやすい。
    中学生のときに読んでおけば化学の授業がもっと面白くなったかも
    スペースが許せば家に一冊ほしい本。

  • 世界一美しいと称するだけあって写真が大きくて綺麗。ビスマスという元素がとても美しい!
    ホウ素をさえない名前と表現したり、ダイヤはそこまで珍重するほど美しくもないし丈夫でもないと批判してみたり、ユーモアもある。元素への愛が溢れている解説も読んでいて楽しかった。

  • ずっと読んでみたかった本。
    想像以上に分厚く、重い。。。

    各元素の個体、液体、気体、商品、物体。。。
    いろいろな写真があり、読み応えがある。
    必ず一個の元素の解説のいちばん最後は、次の元素のリレーで終わるのが面白いなー。

    自分が記憶していた元素記号、かなり少なかったんだなー。。。と、しみじみ。

    個人的な驚きは、プルトニウムが過去に、ペースメーカーの電池に使用されていたこと。
    人体にプルトニウムが装着されていたとは。。。
    驚いた。。。

    もし、中学校や高校でこんな図鑑に巡り合っていたら、化学好きが増えたかもしれないなー。。。と思ったり。

  • いろいろな元素の性質をしることができた。
    写真がいっぱいきれいだった

    分子図鑑も見てみたい

  • ぺらぺら めくるだけでも へぇ~これがあの
    すいへーりーべーぼくのふねの お姿だったんかぁ(´∀`*)と
    楽しめる

    解説も 元素への愛を感じる
    この人よほど 好きなんだァと 
    専門書にありがちな意味わからん!
    ということもなく 面白い 

    これから 化学を勉強する前に見ておくと 楽しく勉強もできそう

  • 一家に一冊あっても良いくらいに思う。視覚に訴える化学。
    学童時代、元素は忌々しい存在だったが、この本があればそうではなかっただろう。
    子供が化学に興味を持つのに十分な要素を持っていると思う。
    もちろん大人が見ても美しい。
    将来子供に贈りたい本のひとつ。

  • 三葛館一般 431.11||GR

    医学部 教養・医学教育大講座 福島和明先生
    「スイ(H)・ヘー(He)・リー(Li)・ベ(Be)・ボ(B)・ク(C)・ノ(N, O)・フ(F)・ネ(Ne)…」そんな風に元素の周期表を覚えていた人は、一度この本を手にとって見てください。
    著者のセオドア・グレイ氏は、化学好きが高じてテーブル型の木製周期表を作成したことにより、2002年のイグ・ノーベル賞(「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる国際的な賞)を受賞した筋金入りの化学オタクです。ページをめくると化学の世界に引き込まれてしまうこと請け合いです。

    和医大OPAC →http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=58644

  • かなり分厚く、それなりに値段の張る本。けどその外観に見合うかそれ以上に充実した内容だと思います。
    何より世界一美しいと語るように、写真が素晴らしい。元素の塊、鉱物から、その元素が使われている物まで色々な写真が載っていて凄く面白い。
    こんなのしらねーぞ何に使われてるんだっていうマイナーな元素でも、こういうふうに利用されているんだと把握しやすいです。本当に最近発見されて名称が決定したやつだと、さすがに写真の種類も少なくなっていたけど。
    もうひとつ素晴らしいのは、載っている文章が単調ではなく、少し面白おかしい話も含んだものだということ。文章単調だと、その内容そのものに相当興味を持っていないと、否応なく飽きるので、その点でもこの図鑑は良いと思います。
    写真が豪華なんで眺めているだけでも楽しいんですけどね。

  • タングステンが好きです。
    なぜかわかりませんが惹かれます。
    タングステンが好きです。(大事なことなので二回いいましry)

  • 姉が弟の誕生日に買ってきたやつ
    確かに うつくしいです

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著者プロフィール

有名な科学ライター。この本以外にも、創元社の化学図鑑シリーズ『世界で一番美しい元素図鑑』『世界でいちばん美しいこども元素ずかん』『世界で一番美しい分子図鑑』『世界で一番美しい化学反応図鑑』などの本を書いています。

「2021年 『はじめての せかいでいちばんうつくしいげんそずかん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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