世界で一番美しいアシカ・アザラシ図鑑

  • 創元社 (2021年10月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784422430478

作品紹介・あらすじ

水族館のショーで人気のアシカや愛くるしい姿で話題を集めるアザラシ、海中を機敏に泳ぐオットセイや2トン近くの巨体を横たえ群れで暮らすセイウチなど、四肢がヒレ状になった鰭脚〈ききゃく〉類と呼ばれる仲間たちを紹介するビジュアル図鑑。

北極海をはじめとする世界中の海で撮影された美しくダイナミックな生態写真のほか、写真家や研究者による寄稿、コラムも充実。

姿かたちが似ているグループの進化の秘密にも迫る「海獣ファン」必携の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • アザラシが見たくて読んでみました。
    世界の鰭脚類(アシカやアザラシ、トドなど)を知ることができました。
    ゼニガタアザラシが一番かわいい!と思ってたけど、ワモンもタテゴトもハイイロもかわいい。
    ハワイにはモンクアザラシがいたり、暖かい地域にもたくさんいるのを知ることができました。
    レッドリストにのっているアザラシやアシカもいて、温暖化や化学物質、油を使うために狩られてしまっていたことなど、人間がアザラシ達やほかの自然・動物に大きな影響を与えていることも今回よくわかりました。
    1988年と2002年のゼニガタアザラシ大量死以外にも、他の海洋生物大量死があったというのも掲載されていて、人間がもたらしたことで動物たちが傷つくのは悲しいなと思いました。
    本格的な研究発表内容が掲載(内容は難しかったw)されていて、かなり興味深かったです。

  • 円山動物園のアザラシに魅了されて手に取りました、第三弾。なので、アシカやオットセイにもふれられてたけど、アザラシのところを中心に。アザラシの子育て。ホッキョクグマによる捕食。体重2トンにもおよぶ雄が350kgの雌を囲う種類のアザラシは、新参の雄と激しく争ったり。北極や南極をはじめとした冷たい海にいるものだとばかり思っていたら、カリフォルニアで熱中症になるアザラシや、地中海やガラパゴス諸島に住むあざらしバイカル湖やカスピ海といった湖に住む種類など、あちこちにいるんだな、と。一時間ももぐっていられる種や、子へ授乳する二週間はそれに集中して、食事は取らず、蓄えた脂肪のみで生きて、その後、子を置いて海へ旅立つ母親。気候変動の波にもまれ、少なくなった海氷のせいで、より北へ向かわざるを得なかったり、天敵に捕食されやすくなったり。また湖に住む種は、化学物質がたまりやすいという地勢から、有毒物質をためこみやすくなって、健康被害が出ていたり、と。知りたかったことがさまざまに知れて、豊富な図版にも親しめた一冊でした。

  • 三重県にある鳥羽水族館。
    そこに、バイカルアザラシの「ニコ」がいる。
    今はもう大人になってしまったが、
    赤ちゃんの頃のおじさん顔に惚れてしまった(笑)
    アシカアザラシ、とても愛嬌がありなんか人間ぽいところにクスッと♪

  • 写真はもちろん、コラムも多く面白かった。

  • 水族館でおなじみのアシカやアザラシなど、四肢がヒレ状になった鰭脚(ききゃく)類と呼ばれる仲間たちのビジュアル図鑑です。

    所蔵情報:
    品川図書館 489.5/Mi36

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  • 請求記号 489.59/Mi 36

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著者プロフィール

科学ジャーナリスト
1953年生まれ。京都大学理学部動物学科卒業後、出版社にて自然科学系書籍の編集に従事。1984年に独立し、世界各地で海洋生物を中心に調査・撮影を続け、多くの著、書と写真集を発表。1991年『オルカ アゲイン』(風樹社)で講談社出版文化賞写真集賞受賞。2000年『マッコウの歌――しろいおおきなともだち』(小学館)で日本絵本大賞受賞。主な著書は『オルカ――海の王シャチと風の物語』(早川書房、1988年)、『世界の海にシャチを追え!』(岩波書店、2018年)、『世界で一番美しい シャチ図鑑』(誠文堂新光社、2019年)、『世界で一番美しい アシカ・アザラシ図鑑』(創元社、2021年)、『シャチ生態ビジュアル百科』(誠文堂新光社、2023年)、『世界アシカ・アザラシ観察記――動物写真家が追う鰭脚類の生態』(東京大学出版会、2023年)ほか多数。

「2024年 『シャチ オルカ研究全史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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