不思議で美しい石の図鑑

著者 :
  • 創元社
4.07
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本棚登録 : 348
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422440019

作品紹介・あらすじ

華麗なる瑪瑙やジャスパー、妖艶な模様石、風景を宿す石や化石・隕石など、自然の奇蹟が堪能できる、スーパー・ビジュアル図鑑。世界的瑪瑙コレクターとして知られる著者秘蔵の名品約380点を一挙公開。

感想・レビュー・書評

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  • 石の断面図の写真がたくさん載った図鑑。
    美しいものや、絵画のようなものも。
    石は芸術品だった。

  • サイエンス
    写真

  • <閲覧スタッフより>
    豹柄の石。水墨画のように見える石。花のように見える石。海の底の景色みたいに見える石。何に見えますか?
    --------------------------------------
    所在記号:459.038||ヤマ
    資料番号:10239765
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  • 石の断面があんなに綺麗だなんて思いませんでした。
    それも、なめらかな曲線だけじゃなく
    一閃のような亀裂や水面のような円の重なりなど
    石好きは見てて飽きない本です。
    写真、どれも素晴らしいです。

    どのようにジオードができたかも説明がついていて
    勉強にもなりました。

  • 瑪瑙、ジャスパー中心の著者の石コレクション。
    石に秘められた美しさは、宝石とは異なる魅力がある。
    採集した石を切って磨く。
    すると、そのごつごつした石から想像もつかない世界が出現!
    まさしく「不思議で美しい石」なのです。
    流線型、縞模様、重なる円、小さな鍾乳洞、風景、雷光・・・。
    人の想像力を超える、自然の偶然によって生まれた模様と色彩。
    恐竜の糞や化石も、珪化した姿は実に美しい。
    そんな美しく幻想的な石たちを目で愛で、楽しみました(^^♪

  • これが石なのか、と思うほどに美しい石の写真がたくさん載っている図鑑です。天然のものとは思えないほどに鮮やかな極彩色のものから、石の中に絵画があるように見える模様まで多種多様で、必ず惹かれる石に出会えると思います。写真集ではなく図鑑を名乗っているだけあり、石に関する知識も充実していて満足できる一冊です。
    (建築学科 B3)

  • ほとんどが瑪瑙……。確かに綺麗だけど、期待はずれかな……。

  • 瑪瑙やジャスパーなどの幾何学的な極彩色が模様の美しい石の写真がオールカラーで多数収録されており、まさしく石のグラビア写真集といった本。
    瑪瑙化した恐竜の骨などは自然の計り知れない美的センスを感じ取ることができ、一日中眺めていたい写真ばかりです。
    説明文は簡潔で、学術的な分類を説明するというよりは詩的な比喩表現を用いた石への感想・賛辞が多くどのページを見ても著者の愛が溢れています。
    値段が少しはるので購入にはちょっと勇気がいりますが、鉱石図鑑で石英のグループで一緒くたにされて1ページほどしか割かれていない瑪瑙をたくさん見られるので、手元に置いて損はないと思います。
    瑪瑙、ジャスパーのほか孔雀石やコロイト・オパール、ラリマー、バリッシャー石、インカローズなどとにかく美しい色模様の写真ばかりなのが で、あまり石に興味がない人の目を引くらしく珍しく家族もページをめくっていました。
    風景石も多数掲載されています。

  • タイトルが石だよ、石!鉱物じゃなかったーーー!主に瑪瑙カラー写真で構成されてます。こういっちゃなんだけど禍々しい色合い。深海にありそうな色合い。毒もってそうな色合い。自己主張激しい色合い。←色合い色合いうざい?(笑)カビっぽくも見えるのよね(笑)天眼石がひと粒はいったブレスレット持ってます。あれ可愛い。トルコでナザールボンジュ(だっけ?)も買いました。インクルージョン含んだものは植物をそのまま閉じ込めたようにも見えます。風景石も面白い。綺麗な石を家具の装飾として使ってあるのを見ると日本の玉虫厨子を思い出します。

  •  石が見せる造形の世界を、めのう、ジャスパーなど石英を主な成分とする石を中心に紹介した図鑑。石の模様は熱、圧力、溶解、沈殿、混合、冷却、固化、変質、破壊、風化、再形成といったさまざまな作用によってつくりあげられており、それは、「数千、数万、数億年という地球の活動の産物であり、地球の生の記録の断片」であるという。
     人の想像力を超える摩訶不思議な美しさに、ただただため息。

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著者プロフィール

山田 英春(やまだ・ひではる):1962年東京生まれ。国際基督教大学卒。ブックデザイナー。古代遺跡・先史時代の壁画の撮影を続けている。石の蒐集家でもある。著書に『巨石──イギリス・アイルランドの古代を歩く』(早川書房)、『不思議で美しい石の図鑑』(創元社)、『石の卵──たくさんのふしぎ傑作集』(福音館書店)、『インサイド・ザ・ストーン』(創元社)、『奇妙で美しい石の世界』(ちくま新書)、『風景の石パエジナ』(創元社)、編書に『美しいアンティーク鉱物画の本』(創元社)、『奇岩の世界』(創元社)などがある。

「2023年 『ストーンヘンジ 巨石文化の歴史と謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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