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本 ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784422440262
作品紹介・あらすじ
地学教師でもあった宮沢賢治が作品内に描いた地学的な知識や表現を手掛かりに、中学・高校で習う地学の基礎を学びなおせる新感覚の参考書シリーズに、テーマ別詳細版が全5巻で登場!
シリーズの原点となる『宮沢賢治の地学教室』は、賢治の童話や詩を引用しながら、たくさんのカラー図版とともにダイナミックな宇宙・地球科学の世界を解説し、実習編の『宮沢賢治の地学実習』とともに好評を博しています。
本書では、地学で扱う5分野(宇宙、地球内部、鉱物、地史、気象)を各巻1テーマずつ独立させ、『教室』に収録しきれなかった作品や大幅に加筆し、中学理科や高校の「地学基礎」で学習する内容をほぼ網羅しています。
第1巻「宇宙と天体」では、地球や太陽系の誕生や、恒星の一生、宇宙の広がりと天文学の進化の歩みを、「双子の星」「イーハトーボ農学校の春」「土神ときつね」「銀河鉄道の夜」などを参照しながら学んでいきます。
〈本書の特徴〉
●賢治と地学をともに深める●
数項目ごとに、関連する宮沢賢治作品や賢治にまつわるエピソードを引用・紹介。作品の中に隠れている地学のテーマを再発見し、学習へのモチベーションを引き出します。
●文学と科学をつなぐ会話●
宮沢賢治の大ファンである「ケンジ先生」と、ケンジ先生に地学を教わる森の学校の動物たちとの会話が、引用作品や解説内容をフォローし、理解をたすけます。
●図・写真たっぷりの詳しい解説●
イラストや写真、図表などをたっぷりと使い、複雑に思われがちな地学の世界をわかりやすく手ほどきします。
●防災教育にも役立つ●
各巻の最終章では、各分野に関連する自然災害を特集。近年多発する大規模災害のしくみを学び、防災・減災に役立つ知識を身につけることができます。
感想・レビュー・書評
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宮沢賢治の作品を通して、中学高校地学の内容を深めようという、コンセプトがめちゃくちゃ面白いシリーズ。
写真や資料がカラーで掲載されていて、よし。
ただ、参考書、教科書的な構成なので、そこが勿体ないような気もする。
宮沢賢治の作品からの引用があって、そこに教科書的な知識パートが続くのだけど、作品の方がよりメインになるようなレイアウトとか、二つのパートがどう繋がるのかに注目されたレイアウトだと、もっと読まれ方の幅が広がるようにも思う。
というのは、文学側の人間からの意見で、地学側の知識を手に入れたい人にとっては、面白い作りになっているのかもしれない。
宮沢賢治の作品は、註の部分が豊富だと、きっと面白さが増すだろうなーと思っていたので、それを実現してくれた、しかもシリーズ化してくださったことには、ただただ感謝。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[特設サイト]宮沢賢治の地学シリーズ - 創元社
https://www.sogensha.co.jp/special/miyazawakenji-geoscience-series/
商品詳細 - 宇宙と天体 - 創元社
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4178 -
第109回アワヒニビブリオバトル テーマ「かしこ」で紹介された本です。ハイブリッド開催。エキシビジョン。
2024.1.9 -
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https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00288033 -
請求記号 450/Mi 89