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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784422700243
感想・レビュー・書評
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アトリエインカーブは、大阪市にある福祉施設(指定生活介護事業所)で、在籍する知的障がい者をアーティストと位置づけ、彼らの創作活動の環境を整え、独立することを支援している、日本で一つしかない福祉施設型アトリエである。
この本は、単なるインカーブスタッフの目線で書いた本ではなく、建畠晢氏(国立国際美術館館長)や秋元雄史氏(金沢21世紀美術館館長)などといった美術界の第一人者との対談もまとめて掲載し、現在の日本のアウトサイダー・アート(アール・ブリュット)における美術界の受け止め方も分かる内容となっており、実に興味深い。その中でも、秋元雄史氏の唱えていた「開かれた美術館」については、大変共感できるものであったし、今、障がいのある作家たちを送り出そうとしている多くの人たちにとって励みになる言葉ではないだろうか。
最後に神谷氏が、”インカーブのフィロソフィには「普通なしあわせ」がある”と記していた。「普通」の定義はとても難しい。そして、「普通なしあわせ」は決して「普通」なことではなく、様々な苦しみや葛藤をくぐり抜けてこそ、見られる、本当に特別な世界だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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