翻訳できない世界のことば

制作 : 前田 まゆみ 
  • 創元社
4.05
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レビュー : 248
  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422701042

感想・レビュー・書評

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  • 言語を知るってよりも絵本として
    眺めて楽しむ本だと思った。

  • 一語では英語に翻訳できない世界の言葉を集めイラストを添えた本。日本語ならごく微細なニュアンスの違いはあっても一語で表わせるものがちらほら。主語を省いても通じる日本語だからこそで、日本語ってとても柔軟で優れた言語なんだなあと思う。
    絶滅寸前の民族のものなど、名前も聞いたことのない言語から採られているものも多く、著者の情熱がうかがえる。
    ただ若い女性だけあって、チョイスに偏りも。翻訳できるかどうか以上に単純に意味としてのロマンティックさ(特に恋愛方面の語)を重視している節があり、とぼけた味わいのことばたちはかすんでいるのが勿体ない。
    私は例えば以下のようなことばの方に面白みを感じた。

    「トレップヴェルテル」……あとになって思い浮かんだ当意即妙な言葉の返し方
    「コティスエルト」……シャツの裾を絶対ズボンの中に入れようとしない男の人
    「グルファ」……片方の手のひらに載せられるだけの水の量
    「ポロンクセマ」……トナカイが休憩なしで疲れずに移動できる距離

    下の二つなどは測量が測量として機能していない感にあふれているが、こうして名がつくからには現地の人々の間では会話と把握が成り立っているのだろうというところにロマンを感じる。

    (カズハ)

著者プロフィール

エラ・フランシス・サンダース(Ella Frances Sanders)

必然としてライターになり、偶然イラストレーターになった。現在はイギリスのバースに住んでいる。彼女の最初の本"Lost in Translation: An Illustrated Compendium of Untranslatable Words from Around the World"(邦題:翻訳できない世界のことば)はニューヨークタイムズのベストセラーになり、二作目の"The Illustrated Book of Sayings: Curious Expressions from Around the World"(邦題:誰も知らない世界のことわざ)とともに、8カ国語に翻訳されている。ホームページ:ellafrancessanders.com そのほかのソーシャルメディアにも出没。

「2019年 『ことばにできない宇宙のふしぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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