翻訳できない世界のことば

制作 : 前田 まゆみ 
  • 創元社
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本棚登録 : 2392
レビュー : 248
  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422701042

感想・レビュー・書評

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  • 翻訳できない、は上手く1対1に出来ない、くらいの意味です。
    で、元が英語圏なので、そういう事を言い表す適当な語・言い回しが英語にない、という感じですね。
    例えば、ヤガン語「マミラピンアタパイ」は「同じことを望んだり考えたりしている2人の間で、何も言わずにお互い了解していること。(2人とも、言葉にしたいと思っていない)」なのですが、日本語だと「以心伝心」とか「暗黙の了解」という奴なのでは……とか思いました。
    日本語からは「ボケっと」「積ん読」「木漏れ日」「わびさび」がチョイスされていました。積ん読(≧∇≦)

    これ、ラジオとかで5分間番組とかにできそう……
    そしてその方が元の言葉が脳に残りそう。

    訳者・日本語描き文字 / 前田 まゆみ
    デザイン / 近藤 聡、中野 真希(明後日デザイン制作所)

  • 意思を伝える言葉。この成り立ちに民族差があり、そこに価値観文化に潜む底流の謎がある。日本語からは木漏れ日、ボケっと、侘び寂び、積ん読がエントリー。絶滅が懸念される民族の言語まで幅広く取り上げ、感性に訴えるイラストとともに、言葉で何を表現したいかの独自性、多様性に面白味を感じる。グローバルと対極にあるローカルを大切にしたいとの思いを抱かせる。

  • 世界にはこんなに様々な言葉があるんだと思いました(^^)


    中でも気に入ったのは、

    ポロンクセマ(フィンランド語)
    トナカイが休憩なしで疲れず移動できる距離。

    カレル(トゥル語)
    肌についた締めつけるもののあと。

    この辺りは使えるタイミングが限られ過ぎている言葉な気がします(笑)


    あとは

    コンムオーベレ(イタリア語)
    涙ぐむような物語にふれたとき感動して胸が熱くなる。


    本好きにとって
    この言葉に当てはまるような本に出会えることは嬉しいことです(*^^*)

  • 最初は翻訳できないという意味がわからなかったが、日本語もいくつか載っていてその言葉を外国語に直すと何て言うんだろうと考えたら翻訳できない外国の言葉もとても素晴らしいものに思えた。どうしてそのような気持ちを名詞にしたんだろうとか、色んな文化の感受性を味わうことができた。

  • 2019.09.07


  • 面白く感じたことばは以下。

    PISAN ZAPRA ピサンザプラ/マレー語
    「バナナを食べるのに必要な時間」

    PORONKUSEMA (ポロンクセマ)/フィンランド語
    「トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離」

    DRACHENFUTTER ドラッヘンフッター/ドイツ語
    直訳すると「龍のえさ」。「夫が、悪いふるまいを妻に許してもらうために贈るプレゼント」

    日本語では「侘び寂び」や「ぼけっと」などが採用されています。

  • AIスピーカーからの推薦、タイトル、絵本風な感じに興味を持って購入。
    ストレスなく短時間で読了できる、買ってみたいと思わせるエンタメ本だと思います。
    少数民族語、古代語含め52語をコメント付きのイラストで取り上げています。日本語からも4つ。
    20代の著者が協力を得ながらベストセラー作品を世に送り出す様には、取り残された感からくる恐怖心が湧きます。
    イラストレーターや翻訳家の方のアプローチとは別の、その言葉が生まれた文化的背景、伝統的な言葉なのか、新語なのか、掛け言葉だったりするのか等をもう少しジャンルを絞っても良いので詳しく解説した本が出れば読みたいとも思いました。

  • ひとつの単語なのに深い意味を持つ言葉って世界中に溢れているんですね。お国柄が表れているものもあり面白かった。フィンランドの言葉「ポロンクセマ」=「トナカイが休憩なしで疲れず移動できる距離」とか。個人的に気に入ったのはサンスクリット語の「カルパ」。宇宙的なスケールで時が過ぎていくことだそうです。

  • 一語→一語に翻訳できない世界中の言葉を紹介した絵本。
    日本語からも数語紹介されてるけど、これが翻訳できないんだってびっくり。
    その国の文化により、存在する言葉も違うんだなって色々知れて面白い。

    マレー語のpisang zapra(ピサンザプラ)は、バナナを食べる時の所要時間。
    一般には2分程度だそう。
    その単位で測ることがあるんだなーと思っていたら、
    アラビア語のグルファは、片方の手のひらに乗せられるだけの水の量。
    フィンランド語のporonkusema(ポロンクセマ)はトナカイが休憩なしで疲れず移動できる距離だそう。
    計測の仕方はその国や文化によりけりね。
    面白い。

  • 言葉の持つ真意を感じることは難しい

  • 共感があって初めて名詞や動詞などのことばが成立するかと思うが、それぞれの文化圏で独特の表現が使われてるのは興味深く、いきさつを想像すると面白い

  • 2018/10/30読了


    日本語の「ボケっと」「積ん読」「木漏れ日」「わびさび」
    も含まれていた。
    たしかに、ニュアンスはなんとなく理解できても
    外の国の人にしっかりと伝える というのほあ
    難しいかもしれないことばって色々あるなぁと改めて思う。


    イラストも含め読みやすくかわいい本でした。

  • 「積読」なんてのが翻訳できないんだねえ。面白い。

  • タイトルとコンセプトに魅せられて。

    タイトルとコンセプトで期待が膨らみ過ぎたか、
    チョイスされた言葉とその説明文には、
    ちょっと物足りなさが残った。

    以下、印象に残った言葉。

    キリグ(@タガログ語):
    おなかの中に蝶が舞っている気分

    ジュガール(@ヒンディー語):
    最低限の道具や材料で、どうにかして問題解決する

    フィーカ(@スウェーデン語):
    仕事の手を休め休憩するために集うこと

    ヴァシランド(@スペイン語):
    どこへ行くかよりも、どんな経験をするかを重視する旅

  • can't it? what a translate be! saudage is in Portuguese, isn't it

  • 「ぼけっと」は一言では訳せないのね。

  • あーこの感情はこうやって言えるんだとか、サウダージってそういう意味だったんだとか、新たな発見があった。日本語の素晴らしさも再認識して、素敵でお茶目な言葉たちに触れた。
    ただ、翻訳本であるし、言い回しや文章がもっと綺麗だったら分かりやすいのにと思った。なんというか、簡潔な文ではない詩のような?感じ。
    でもこれから使ってみたい言葉たちに出会えてよかった。
    2018.02.05

  • タイトル通り。
    人間の感性って世界共通なんだな…って思った。
    日本のことはで「木漏れ日」や「わびさび」といったいかにもなことばに「積ん読」を紛れ込ませた著者のセンスに脱帽。

  • 言葉にはその国の文化や人間性が顕著に反映されるんだと思った。例えばマレー語のpisanzapra(バナナを食べるときの所要時間)。こんなことに名前がついているなんて!面白い。
    個人的に好きなのは、タガログ語のkilig(お腹の中に蝶が舞っているような気分。ロマンチックなことや素敵なことが起きたときに感じる)。
    素敵です。
    fica(仕事の手を止め、お喋りしたり休憩したりするために集うこと。コーヒーを飲んだり、お菓子を食べたりして数時間。)スウェーデン語だそうですが、スウェーデンではこのficaが制度化されているそうです。これまた素敵。

  • 17/10/21 (72)
    『翻訳できない世界のことわざ』の方を先に読んでてこっちも気になって借りて読んだ。すてきなイラストとどきっとすることばの数々。“バナナを食べるときの所要時間”(ピサンザプラ)や“シャツの裾を絶対ズボンの中に入れようとしない男の人”(コティスエルト)とかこんな言葉必要??て思えるのがあってたのしい。

  • 侘寂のページを見て不意に思った。
    タイトルの通り翻訳は仕切れていないんだろうな、と。

    その国の、その言葉でなければ表現できないってやっぱり人間ってステキですね。

  • 2017.6.11 読了
    国立科学博物館「大英自然史博物館展」の帰りに ROUTE BOOKS で立ち読み。
    移転後も素敵だった…!!

    前々から気になっていた。
    イラストが素敵で、読むというより見る本。
    ただ、強く心に残るような言葉はなかった…
    日本語で「積ん読」があるのが面白かった。

  • おとなむけ絵本かな。
    書名どおり、一語では翻訳できないことばを世界中からあつめ、まとめている一冊。
    イラストが素朴でお洒落でとても素敵な雰囲気をつくりだしています。
    これまで情緒としてぼんやりととらえていたものが、どこかの国ではきちんとした言葉、単語になっているって不思議な感じがするな。
    私はけっこう北欧の言葉が好きかもと思いました。

    p26 FIKA
    みんなでコーヒーをのんでまったりする休憩時間に名前がついてるなんて。
    p52 TREPVERTER
    あとから思い浮かんだ当意即妙な言葉の返し方。
    あるある。響きも可愛らしい。
    p60 RESFEBER
    不安と期待がいりまじってドキドキする気持ち。
    p62 TIAM
    はじめてその人に出会ったときの自分の目の輝き。
    自分の目の輝き、ってところがすごい。感情とはちがう。あえて客観的なところが素敵。
    p68 PORONKUSEMA
    トナカイが休憩なしで移動できる距離、の名称。国特有だなぁ。ちょっとほっこり。
    p86 FORELSKET
    語れないほど幸福な恋におちている状態なのに、その状態に名前がついてるのがおもしろい。
    でもこの一語でぜんぶ察してください!って感じで逆にいいかも。

  • レビューの高さに惹かれて買って読んではみた。
    絵本としては、ありで、悪くはない。

    もう少し何か欲しい気がしたが、求めすぎだろうか?

  • 言葉にならない気持ちを一言で言い表す言葉が海外にはあるのだと知れて嬉しかったです。感情には国境は無いのだなあと改めて思った。

  • ちょっと前、外国人記者もいる会見で出た「忖度」という言葉に同時通訳者が戸惑い、すぐに訳せなかったということがあった。日本語もそうだけど、世界中の「あ、それ一言で言っちゃうんだ」が詰まった本。

    「トナカイが休憩なしで、疲れずに移動できる距離」を一語で表すフィンランド語て、ホントかよ!とか思うけど、そうして読んでいくとこの本、言葉と語釈を書いているのかな、と思えてきた。もちろん、辞書好きとしてはそれも楽しい。

    絵本のようなすてきなイラストが、また本の味を増している。

  • 言葉って面白い。
    ことわざの時も思ったけど、本当たくさんの言語を自由に操れる人になりたい。

    日本語からは「木漏れ日」「積読」がエントリーしていて、
    前者については、確かに的確に翻訳できる単語が英語・韓国語・フランス語・スペイン語のいずれでも思い浮かばなかった!
    後者に関しては、身近な言葉すぎたけど、こちらも前者と同様で端的にそれを表す言葉がないということに初めて気付いた。

  • 日本の 言葉も チョイチョイ 挟みながらの 雑貨屋さんのような オシャレな 絵本♪

  • 選ばれている言葉が美しい
    人生が豊かになるといった大げさなものはないけれど
    イラストと言葉に癒される一冊

    誰かが来ているのかも?というイヌイットの言葉が好きかな

  • 他言語に一語では翻訳できない、その国だけの言葉。日本語も4つ載っている。ボケっと、木漏れ日、わびさび、積ん読。イラストが素敵。私もよく′AKIHIになる。

著者プロフィール

エラ・フランシス・サンダース(Ella Frances Sanders)

必然としてライターになり、偶然イラストレーターになった。現在はイギリスのバースに住んでいる。彼女の最初の本"Lost in Translation: An Illustrated Compendium of Untranslatable Words from Around the World"(邦題:翻訳できない世界のことば)はニューヨークタイムズのベストセラーになり、二作目の"The Illustrated Book of Sayings: Curious Expressions from Around the World"(邦題:誰も知らない世界のことわざ)とともに、8カ国語に翻訳されている。ホームページ:ellafrancessanders.com そのほかのソーシャルメディアにも出没。

「2019年 『ことばにできない宇宙のふしぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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